アレルギー
Online ISSN : 1347-7935
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13 巻, 11 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 原稿種別: 目次
    1964 年 13 巻 11 号 p. 799-803
    発行日: 1964/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1964 年 13 巻 11 号 p. Misc3-
    発行日: 1964/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 松田 健一郎
    原稿種別: 本文
    1964 年 13 巻 11 号 p. 705-714,735
    発行日: 1964/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    九大小児科受診の気管支喘息児について室内塵(H.D.)皮内反応, 眼反応, P-K反応, 気管支Acetylcholine(A.ch.)感受性試験, H.D.吸入試験を行い, 皮内反応と誘発症状との関係及び気管支喘息の発症機構について若干の検討を加えた.気管支喘息児の皮内反応陽性率は, 正常児のそれとくらべ有意の差があり, 皮内反応の結果とP-K反応はほゞ平行した.又皮内反応陽性児は70例中43例, 非陽性児は10例中1例がH.D.吸入試験陽性であり有意の差を示し, 皮内反応はスクリーニングテストとして有用なものと思われる.しかし一方皮内反応陽性者にも吸入試験陰性者も多く, 皮内反応陽性者について見れば, 皮内反応の強さと誘発症状の強さには関連は見られず, むしろ気管支A.ch.感受性と誘発症状の強さがよく平行した.P-K反応陽性で気管支A.ch.感受性が高いにかかわらず, H.D.吸入試験陰性のものにP-K反応陽性血清の吸入により気管支の受働感作をすることが出来た.これらの事実から抗原抗体反応が主役と考えられるH.D.吸入試験でも, ショック臓器の感作が症状発現に必須の条件であるが, 抗原抗体反応以外の生体側の条件も大きく関与していると考えられる.H.D.吸入試験から得た結果は, 自然の気管支喘息についてもある程度適用出来るものと考える.
  • 松田 健一郎
    原稿種別: 本文
    1964 年 13 巻 11 号 p. 715-722,735-73
    発行日: 1964/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    九大小児科入院の気管支喘息児について, 室内塵エキス(H.D.)による減感作療法を行い, 治療前後の皮内反応の変化, 気管支Acetylcholine(A.ch)感受性の変化, H.D.吸入試験の変化, blocking antibodyの生成, 治療成績について検討を行った.皮内反応の変化は局所的なものにすぎないが, blocking antibodyは30例中26例にその生成を認めた.しかしblocking antibodyの生成とH.D.吸入試験の減弱治療成績との関連ははっきりしなかった.減感作前後のH.D.吸入試験誘発症状の減弱は, 減感作療法精神作業療法併用群は16例中12例に見られたのに, 精神作業療法単独群は6例中1例にしか見られず, また気管支A.ch.感受性の変化に必ずしも関係ないことから, その減弱は明らかに減感作療法の特異効果によるものと思われる.しかし減感作療法により強力な誘発試験にほとんど反応しなくなったものが, 試験的外泊でたゞちに発作をおこしたり, 退院後必ずしも臨床経過良好でないものがあり, 気管支喘息の治療には多元的考察が必要であろう.現在までの私の経験では, 減感作療法精神作業療法併用群, 精神作業療法単独群の治療成績はそれぞれ78.9%(38例中), 80.2%(116例中)であり有意の差はない.
  • 石崎 達, 伊藤 幸治, 梶野 宗幹
    原稿種別: 本文
    1964 年 13 巻 11 号 p. 723-726,736
    発行日: 1964/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    多数アレルゲンの皮内反応を能率的に処理するため混合エキスが実際に利用されている.しかしその信頼性は検討されなければならない.44名の気管支喘息患者に市販のHouse dust, ブタクサ花粉, スギ花粉, アカマツ花粉エキスとこれら4種混合エキスを同時に注射して検討した.各エキスは1000倍液, 混合エキスは上記250倍液の等量混合液で各構成エキスについては1000倍液となっている.混合エキス陰性者(20)は構成各エキスで陰性で, 混合エキス陽性者(24)は構成各エキスのどれか1種以上で陽性であり, その内訳は主としてHouse dust及びブタクサ花粉エキスであった.混合エキスによる皮内反応の大きさは構成エキスの1つであるHouse dust反応と相関があった.又混合エキス陽性反応と構成エキス陽性反応中の最大値との関係をみると前者は後者よりやや縮小する傾向がみられた.混合エキス反応の解釈は皮内反応が無規律的に反応することで説明できる.
  • 奥村 浩, 伊藤 幸治, 村中 正治
    原稿種別: 本文
    1964 年 13 巻 11 号 p. 727-731,736-73
    発行日: 1964/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ショック症状を主徴とする薬物過敏症の2例を報告した.1例は67才の男性でPyrazolone系鎮痛剤下熱(但しPhenylbutazoneのP-K反応は陰性)に過敏であり他の1例は25才の女性で, 合成Estrogen, Hexestrolに過敏な症例である.これらの薬物でショック症状を惹起することは, かなり稀である.両者共反応にP-Kより過敏薬物を確認出来たが, 前者ではP-R反応の際, 抗原のchallengeの方法について多少向顕があるようなのでややくわしく記述した.即ち, 経口的challengeではAntipyrine, Aminopyrine(Pyrabitalも含めて)sulpyrineのいずれも反応陽性であるが, 被動感作局所に皮内注射でchallengeした場合, Antipyrine, sulpyrineで陽性, Aminopyrineでは陰性であった.この理由については明らかにし得なかった.これらの薬物過敏症者について, 村中等の血小板減少試験を試みたが, 共に陽性と判定された.又Shelleyのindirect basophil degranulation testを本症例の他若干の過敏症者について試みたが, 対照群に非特異的変化が多く, 満足すべき成績を収め得なかった.
  • 岡林 篤
    原稿種別: 本文
    1964 年 13 巻 11 号 p. 732-734
    発行日: 1964/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1964 年 13 巻 11 号 p. 735-737
    発行日: 1964/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1964 年 13 巻 11 号 p. App3-
    発行日: 1964/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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