アレルギー
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40 巻, 1 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1991 年 40 巻 1 号 p. Cover1-
    発行日: 1991/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1991 年 40 巻 1 号 p. Cover2-
    発行日: 1991/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 1 号 p. App1-
    発行日: 1991/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 長沢 俊彦
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 1 号 p. 1-7
    発行日: 1991/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 中里 恵美子
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 1 号 p. 8-20
    発行日: 1991/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    0歳アレルギー患児94名を対象にして, 食物抗原特異IgE, IgG_4抗体出現とアレルギー諸因子との関連を, 多変量解析法にて検討した. また, その結果を以前報告した2歳以上のアレルギー患児の結果と比較検討した. 食物抗原特異IgE抗体陽性患児, 卵白 RAST 陽性患児において, 0歳児群ではIgE RIST 値との関連が最も強かった. 2歳以上群においても順位は共に第1位であったが, レンジ率相対比による関連性の密接度をみると, 0歳時群は約4倍も強い結果を示し, 乳児期におけるIgE抗体の polyclonal な産生が誘導されている可能性を示唆した. 一方, 食物抗原特異IgG_4抗体陽性患児において, 0歳時群では好酸球数値との関連が最も強く, 2歳以上群と比べ約2倍の密接度を認めた. この結果は, 食物抗原特異IgG_4抗体と好酸球数の関連検討の必要性を示唆していると考えられた.
  • 清水 俊男, 望月 博之, 加藤 政彦, 重田 誠, 森川 昭廣, 堀 俊彦
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 1 号 p. 21-27
    発行日: 1991/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    Mycoplasma pneumoniae 肺炎に罹患した5歳から14歳までの小児19名(男子8名, 女子11名, 平均年齢9.3歳, うち8名の喘息児を含む)を対象に, 経過中の血中総IgG, IgA, IgM, IgE値や末梢血好酸球数の変動について検討し, 一部の症例についてはアストグラフ法にて気道過敏性の変化も検討した. その結果, 1) 血中総 IgA, IgM 値は Mycoplasma pneumoniae 肺炎罹患に伴って回復期に有意に上昇した. 2) 血中総 IgE 値は病初期から高値を示し, その後徐々に低下した. 3) 末梢血好酸球数は急性期から回復期にかけて高値を示した. 4) 気道過敏性を測定した8名(5名の喘息児を含む)全例に肺炎罹患後の気道過敏性亢進を認め, 喘息児のなかで気道過敏性亢進の著しかった2名に喘息発作を認めた. 5) 気道過敏性を測定した非喘息児3名のうち2名に肺炎罹患後1ヵ月を経過してもなお気道過敏性の亢進が認められた.
  • 今井 俊道, 足立 満, 伊平 慶三, 菅沼 孝夫, 高橋 昭三, 山口 裕, 斎藤 千里, 前田 昌子, 辻 章夫
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 1 号 p. 28-36
    発行日: 1991/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    イヌにおいて, ozone 暴露後に惹起される気道反応性亢進における TxA_2の関与を検討する目的で, TxA_2受容体桔抗剤 AA-2414を用い実験を行った. メサコリンに対する気道反応性は7Hz oscillation 法によるアストグラフを用いて測定し, 同時に末梢血好中球数, BALF 中のTxB_2, 6-keto-PGF_<1α>及び細胞分画の変化について検討した. ozone 暴露は3.06±0.06ppm(mcan±SE), 2時間行った. ozone 暴露後, 気道反応性は有意に亢進(p < 0.01)したが, AA-2414前投与により ozone 暴露後の気道反応性亢進は有意に抑制された(p < 0.01). 末梢血好中球及び BALF 中の好中球は, ozone 暴露により明らかな増加を示し, AA-2414前投与によっても抑制されなかった. BALF 中のTxB_2は, ozone 暴露後明らかな変化はなく, AA-2414前投与後の ozone 暴露においても変化は認められなかった. BALF 中の6-keto-PGF_<1α>は, ozone 暴露により減少傾向を示し(p < 0.1), AA-2414前投与による ozone 暴露後も同様に減少した(p < 0.1). 以上より, イヌにおける ozone 暴露後の気道反応性亢進には, TxA_2が関与していることが示唆されたが, TxA_2の産生亢進ではなく, PGI_2の減少によるTxA_2の相対的増加による可能性もあると考えられた.
  • 今井 俊道, 足立 満, 伊平 慶三, 檜山 貴子, 菅沼 孝夫, 高橋 昭三, 斎藤 千里, 前田 昌子, 辻 章夫
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 1 号 p. 37-45
    発行日: 1991/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    イヌにおいて, PAF 吸入による気道収縮及び気道反応性亢進に対する thromboxane (Tx) A_2の関与を検討するために, 特異的 TxA_2受容体桔抗剤 AA-2414を用い実験を行った. 呼吸抵抗及び気道反応性は7Hz oscillation 法によるアストグラフにより測定した. PAF 吸入 (1000μg/ml, 10分) により呼吸抵抗は, 5.4±0.2cmH_2O/l/sec より5.9±0.1cmH_2O/l/sec と有意に上昇し (p < 0.01), AA-2414前投与による PAF 吸入によっても, 5.1±0.2cmH_2O/l/sec より5.5±0.2cmH_2O/l/sec であり, 抑制は認められなかった. メサコリンに対する気道反応性 log Dmin は, PAF 吸入3時間後に0.401±0.119 log U より0.121±0.142 log U と有意に亢進したが (p < 0.01), AA-2414前投与後の PAF 吸入では0.290±0.124 log Uであり, PAF による気道反応性の亢進は有意に抑制された (p < 0.01). しかし, 抑制率は54.1±3.5%であり部分的な抑制であった. PAF 吸入後,気管支肺胞洗浄液中の総細胞数, 好中球及び好酸球は有意に増加し (p < 0.05), 更にTxB_2 も有意に増加したが (p < 0.05), いずれもAA-2414前投与の影響を受けなかった. 以上より, PAF 吸入による気道収縮には TxA_2は関与していないが, 気道反応性亢進には TxA_2が部分的ではあるが関与していることが示唆された.
  • 井上 和明, 坂井 泰, 本間 生夫
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 1 号 p. 46-50
    発行日: 1991/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    家兎を出生直後よりアルテルナリア, 又はブタクサで感作することにより, 実験的喘息モデルの作成を行った. 感作を施行した2群の家兎と対照群(C群)の家兎より気管平滑筋を摘出して, その収縮反応の特徴を比較検討した. acetylcholine (ACh) に対する反応は, アルテルナリア感作群 (A群) では, 閾値が左ヘシフトし, EC_<50>値は他の2群よりも有意に小さく, 最大反応も他の2群よりも有意に増大していた. プタクサ感作群 (R群) では閾値の左へのシフトのみが認められた. 電気刺激に対する収縮反応は両群ともに増強していたが, A群での増強はR群と比しても有意に大きかった. KCl の用量反応曲線よりA群では平滑筋の脱分極による収縮に, ACh の受容体を介した収縮の加重が全濃度で認められたが, R群では20mM以下で認められた. A群ではR群よりも平滑筋側の収縮が増強しているのみならず, 平滑筋壁内神経叢の反応の亢進も認められた. 以上より, アルテルナリアで感作を行う方が, 気道の平滑筋と神経系の変化を研究する上でより良いモデルを作成できる可能性が示唆された.
  • 松野 正知, 村上 巧啓, 足立 雄一, 足立 陽子, 萱原 昌子, 岡田 敏夫, 荒川 良, 河合 幸一郎, 五十嵐 隆夫
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 1 号 p. 51-59
    発行日: 1991/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ハイボリュームエアサンプラーを用いて屋外でエアサンプリングを行い, フィルター抽出物よりユスリカ抗原を RAST inhibition assay を用いて測定し, 以下の結果を得た. 1) 大気中からは0.3ng以下〜6.8ng/m^3のユスリカ抗原が測定された. 2) 大気中のユスリカ抗原量は春から秋にかけて増加しており, 特に夏季に大きなピークを形成していた. また, ユスリカ発生量も空中抗原量とほぽ同様の季節的変動パターンを示していた. 3) 大気中のユスリカ抗原量とユスリカ発生量との間には有意の正の相関が認められた. また, エアサンプリング中あるいは直前の気象は大気中のユスリカ抗原量には強い影響を及ぽさないと考えられた. 4) 富山においてはユスリカ RAST 陽性の喘息群で, 大気中のユスリカ抗原量が最も高値をとる7, 8月に発作回数が増加していた. 以上により大気中には浮遊した粒子としてユスリカ抗原が存在しており, 喘息発作に関与していると考えられた.
  • 長屋 宏
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 1 号 p. 60-64
    発行日: 1991/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    日本国外に居住した経験のない21名のアレルギー性鼻炎または気管支喘息患者に, アメリカで通常使用されている75種類の吸入性抗原液を用いてプリックテストを行い, 個々の抗原に対する反応の程度と, その頻度から, それぞれの抗原の重要性を分析した. 吸入性抗原として最も重要性の高い抗原はダニで, ハウスダストが2位であった. しかし, 多くのイネ科の草やプタクサ類の雑草の花粉抗原も3位以下の上位を占め, スギ花粉抗原よりも重要性の高い花粉抗原が14種類あったが, そのいずれに対しても冶療用抗原液は市販されていない. この結果は, 日本でアレルギー患者の診療を行うには, 現在よりも多くの種類のイネ科の草やブタクサ類の雑草の花粉も含めて, 診断および冶療用抗原液の種類を増加する必要性を強く示唆している.
  • 顔 真賢
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 1 号 p. 65-71
    発行日: 1991/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気道ヘ優入する各種異物とはじめて接触する鼻粘膜上皮層の遊走細胞の分布, 機能を知ることは mucosal immunity の上から大変重要である. 我々がハウスダスト鼻アレルギー鼻粘膜上皮層内の遊走細胞を電顕的観察した結果はリンパ球が最も多く, ついで好酸球, 好塩基細胞, globule leucocyte(GL), 好中球の順であった. アレルギー群と慢性感染性鼻炎群のリンパ球の割合は差がなかったが, 正常者群のリンパ球の割合が両者のそれより有意に高いと認められた. 一方, アレルギー群と非アレルギーの好酸球割合も, 好塩基細胞の割合も有意差が認められた. 特異顆粒をもつ比較的大型特徴的な GL 細胞の形態を通年性アレルギー鼻粘膜上皮層に観察し, その存在意義を検討した. Leu2a, Leu3a+3b monoclonal antibody を用いて酵素抗体法で鼻粘膜上皮層内のリンパ球の subset を電顕レベルで観察し, CD8陽性細胞がCD4陽性細胞より優位であった. それぞれの陽性細胞を形態学的に観察し, 核 - 原形質比で type 1と type 2の二つの type に分けた. しかしサフェスマーカと細胞の形態とは関係なかった.
  • ショム ゴウタム パダ, 山根 一秀
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 1 号 p. 72-81
    発行日: 1991/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ラジオイムノアッセイを用いて, 全身性エリテマトーデス (SLE) 患者28例と正常コントロール9例における, 末梢血単球と多核白血球のロイコトリエンB_4 (LTB_4) 遊離能を測定した. SLE患者単球及び多核白血球のLTB_4遊離能 (7.3±3.3ng, 6.6±3.4ng) は, 正常コントロールのそれ (15.2±4.3ng, 20.7±4.5ng)に比し低下していた(それぞれ p < 0.001). 単球及び多核白血球のロイコトリエンB_4遊離能は, 活動性の高いSLE症例と活動性の低いSLE症例間で, 差はみられなかった. LTB_4はPHA-Pによるリンパ球芽球化反応を抑制し, 抑制性リンパ球を誘導した. SLE患者単球及び多核白血球のロイコトリエンB_4遊離能の低下の意義について考察した.
  • 斉藤 元泰, 藤村 政樹, 三宅 靖, 坂本 さゆり, 安井 正英, Kazuki Kurashima, 松田 保
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 1 号 p. 82-86
    発行日: 1991/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    これまで遅発型喘息の動物実験モデルの報告は数多いが, それらはほとんどが能動感作モデルであり, 一般に受動感作では遅発型気道反応は起こしえないと理解されている. また遅発型気道反応の発現のメカニズムは気道の過敏性, 気道の炎症, 種々のケミカルメディエーターとの関連で論じられることが多いが, 遅発相における気道収縮の直接の引き金は明らかではない. 今回我々は能動感作モデルにおいて本来抗体産生細胞により産生され, 流血中に存在するはずの抗体を外来性に静脈内投与することにより, 抗原吸入から4〜8時間後に起こる気道収縮を観察した. この際気管支肺胞洗浄液においては正常血清を静脈内投与した群に比しマクロファージが有意に低下し, 好中球が有意に増加していた. このことは本実験モデルにおける遅発型気道収縮には気道の炎症は必ずしも必要ではなくむしろ炎症は気道における抗原抗体反応の結果である可能性, また同種細胞親和性抗体の血中から気道局所への動員が遅発型の気道収縮の直接の引き金として重要な役割を果たしている可能性を示唆する.
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 1 号 p. 87-88
    発行日: 1991/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 1 号 p. 89-92
    発行日: 1991/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1991 年 40 巻 1 号 p. Cover3-
    発行日: 1991/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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