アレルギー
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39 巻, 8 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1990 年 39 巻 8 号 p. Cover33-
    発行日: 1990/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1990 年 39 巻 8 号 p. Cover34-
    発行日: 1990/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 可部 順三郎
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 8 号 p. 647-653
    発行日: 1990/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 清水 俊男, 堀 俊彦
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 8 号 p. 654-661
    発行日: 1990/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    営林署職員323名に対して蜂刺症に関する聞取り調査を行い, 血中総IgEおよびスズメバチとアシナガバチの蜂毒特異抗体を測定し, 以下の結果を得た.1)職員の98.1%が蜂刺の既往を有し, ほとんどがスズメバチもしくはアシナガバチに刺されており, 69名(21.8%)の蜂過敏症者が存在した.2)蜂過敏症者は非過敏症者と比較して有意にRAST値(P<0.05), RASTスコア陽性率(P<0.01)とも高かった.3)スズメバチとアシナガバチRAST値の間には相関性(R_S=0.818)が認められた.4)蜂毒特異抗体は過去の蜂刺回数が多い者ほど高値を示し, 時間経過とともに低下した.5)蜂毒特異抗体のRASTスコアが高い者は血中総IgEも高値を示した.6)RAST値, 血中総IgE値およびアトピー素因は, 臨床症状の重症度の目安とはならなかった.
  • 丸尾 はるみ, 橋本 景子, 下田 恵子, 島貫 金男, 中山 徹, 山口 博明, 椎貝 典子, 内村 公昭, 三ツ林 隆志, 赤坂 徹, ...
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 8 号 p. 662-669
    発行日: 1990/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    1988年に小児気管支喘息の長期予後についてのアンケート調査を行った.1, 592名(男1, 038名, 女554名)を対象として検査成績, 合併症, 治療法の影響について検討した.好酸球数が1000/mm^3以上, 血清総IgE値が500(乳児は100)IU/ml以上のものの緩解率が不良であった.皮膚テストやRASTにおける陽性抗原の種類および数と緩解率に一定の関連はなかった.合併する他のアレルギー疾患の数が多いほど緩解率は不良であった.これはアトピー素因や環境整備による原因除去の程度を反映していると考えられ, その不徹底や不適当な対症療法がallergic marchの進展と気管支喘息の難治化に関与していると考えられた.合併症の種類と緩解率に一定の関連はなかった.減感作療法を受けた者と対症療法のみを受けた者の緩解率は, 抗アレルギー剤を使用したもの, 減感作療法と抗アレルギー剤を併用したものより良好であった.減感作療法の期間が1〜5年の症例は, 1年以下の症例と5年以上の症例より緩解率が良好であった.
  • 足立 陽子, 村上 巧啓, 足立 雄一, 松野 正知, 萱原 昌子, 岡田 敏夫, 五十嵐 隆夫, 吉住 昭
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 8 号 p. 670-677
    発行日: 1990/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ユスリカ抗原は吸入性抗原として重要と考えられ, 富山市近郊の小児気管支喘息患児を対象とした調査では, オオユスリカ抗原に対するRAST陽性率は44%の高率を示した.ユスリカ喘息の臨床的特徴を更に検討するため同一の抗原を用いて全国調査を行った。全国の11施設でも6〜15歳の気管支喘息患児718名に対し, 10, 000倍のオオユスリカ抗原を用いて皮内テストが行われ, 年齢, 性別, IgE値, HD, ダニ, キヌの皮膚テスト, HD, ダニのRAST値, 重症度, 発作の好発季節, 更に居住環境についても検討した.陽性率は市立札幌病院(北海道)17.1%, 由利組合病院(秋田)12.6%, 厚生中央病院(東京)23.2%, 滋賀医大病院(滋賀)31.0%, 市立堺病院(大阪)43.5%, 高槻病院(大阪)33.3%, 香川小児病院(香川)42.9, 南福岡病院(福岡)20.0%, 県立南部病院(沖縄)45.5%, 県立吉田病院(新潟)30.9%, 富山医薬大病院(富山)35.4%となり, 全体での陽性率は27.9%で, 加齢とともに陽性率は上昇する傾向がみられた.ダニ, HD, キヌの皮膚テスト, RASTではキヌのブリックテストでのみ関連を認めた.居住環境では水田地帯居住群で陽性率が高い傾向がみられたが, 都市部でも高い陽性率を示しており, 吸入性抗原としてのユスリカの普遍性が窺われた.
  • 川崎 聡, 星野 清, 水島 豊, 矢野 三郎
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 8 号 p. 678-683
    発行日: 1990/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気道過敏性改善因子を探ることを目的に, 複数回ヒスタミン吸入試験を施行し得た42例の気管支喘息患者を対象に臨床的検討を行い, 下記の成績を得た.1)気道過敏性改善例16例, 非改善例26例で両群間には, 年齢, 性別, 喘息型, 初診時重症度, および治療内容に有意差を認めなかった.しかし, 改善群におけるFEV_<1.0>%値は, 非改善群に比し有意に高値であった.2)改善群では全例(16/16)無症状になっていたが, 非改善群では38%(10/16)のみであった.3)無症状となった26例では, 無症状期間が長くなるほどヒスタミン閾値の改善程度および改善した者の率が高くなる傾向が認められた.以上より, FEV_<1.0>%の高い症例の方が気道過敏性が改善しやすく, また気道過敏性の改善には無症状状態に導入し, それを一定期間維持することが重要であると示唆された.
  • 岸川 禮子
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 8 号 p. 684-695
    発行日: 1990/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    福岡市の花粉症の実態と空中花粉を経年的に調査して地域性を見い出し, 花粉症患者の発症と空中花粉飛散との関係を検討した.市内6施設の耳鼻科医院で, 問診表により花粉飛散期間に一致してアレルギー性鼻炎をもつ症例を1983年から7年間にわたり, 調査・集計した.同時に7ヵ所で空中花粉を重力法により調査し、1月から6月まで半年間のスギ花粉, ヒノキ科花粉およびイネ科花粉について集計した.集計された花粉症患者(4193名)は男女比が4:6で30代(41.9%), 20代(19.8%), 40代(18.4%)の順に多くみられた.スギ花粉症はイネ科花粉症との重複例(23.0%)を含め92.6%, イネ科単独花粉症は7.3%である.関東地方の症例に比較して症状が軽度で, 花粉症の重症度は地域性のあることがわかった.空中花粉捕集数の経年変化は毎年著しい変動を示した.福岡市のスギ花粉症患者はスギ・ヒノキ科空中花粉捕集数の多い年は患者が多く, 少ない年は患者数が減少する傾向にある.
  • 松村 行雄, 志賀 万里子, 瀬戸山 恵子, 巴 裕子, 大塚 廣美, 天野 久美, 杉山 温人
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 8 号 p. 696-700
    発行日: 1990/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    市販の抗生物質注射薬にはテスト用アンプルがついていて, すべて300μg/mlで皮内注射することになっているが, これでは薄すぎてアレルギー予防の役に立たないことがある.皮内注射テストの感度を高めて, かつ, 非特異反応の出ない濃度を検討した.通常のテストでは陰性と判定されながら, セファロチン(CET)点滴静注でアナフィラキシーショックを起こした症例での4年後および7年後の皮内注射テストは, 300μg/ml陰性, 1000μg/ml陽性であった.ブリックテストはCETの溶解可能限界の200mg/mlでも常に陰性だった.この患者の血清を用いたP-K反応もPCA反応も陰性であった.現在市販され頻用されているセフェム系およびペニシリン系の注射薬20種について, 1000μg/mlでの皮内注射の非特異反応を正常人で調べた.セフォチアムでの小数例を除いて, ほとんどが陰性であった.抗生物質アレルギー予防のための皮内注射テストは, 300μg/mlでなく1000μg/mlで陰性の確認を行うべきである.
  • 大野 修嗣, 鈴木 輝彦, 原 清, 今井 史彦, 田中 政彦, 北川 秀樹, 片桐 敏郎, 小林 厚生, 秋山 雄次, 土肥 豊
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 8 号 p. 701-707
    発行日: 1990/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    症例は68歳の男性, 昭和61年10月気管支喘息と診断され, 昭和63年7月よりプレドニソロン10mg/dayの内服を開始.同年9月5日より5mg/dayに減量された.同年9月26日下肢の脱力感出現, 2日後には対麻痺にて歩行不能となった.症状発現後6日目に入院.入院時, 記銘力低下.見当識障害・項部硬直・対麻痺(いずれの筋もMMT2以下).軽度の線維束攣縮・感覚障害・直腸膀胱障害を認めた.白血球数24580/mm^3・好酸球数13760/mm^3・ESR31mm/hr・IgE1200IU/ml・骨髄像にて好酸球19.9%・脳脊髄液中好酸球10%.心電図でV_1V_2のr消失, ミエログラヒフィー, 同部のMRIにて脊髄前部に索状の腫瘤陰影が認められた.腹部単純X線では陽管の麻痺が認められた.プレドニソロン60mg/dayより投与開始, 臨床症状・好酸球の速やかな改善とMRI上の腫瘤陰影の消失が認められた.すなわち, 本症例のごとき重篤な症例に対しても, 早期のステロイド剤大量投与の有効性が示唆された.また, 好酸球性肉芽腫と考え得る本症例の髄腔内の肉芽腫様病変がアレルギー性肉芽腫性血管炎(AGA)のある種の神経症状の原因として示唆に富むものと考えられた.
  • 秋山 雄次
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 8 号 p. 708-713
    発行日: 1990/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ヒト末梢血単核球中の付着細胞よりマクロファージと樹状細胞(DC)を分離し, 両者のT細胞Con A応答における補助細胞(AC)活性に及ぼすMonokines(IL-1, GM-CSF)の影響について検討した.DCはマクロファージに比して強いAC活性を有していた.IL-1, GM-CSFは濃度依存的にD cellのAC活性を増強した(p<0.01).しかし, マクロファージに対しては増強作用はなく, T細胞単独にも無効であった.
  • 手嶋 秀毅, 木原 廣美, 中川 哲也, 堀 嘉昭
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 8 号 p. 714-717
    発行日: 1990/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    全身性脱毛症は難治性であるが, サイクロスポリンA(2.5mg/kg)とプレドニソロン(5mg/日)を併用で経口投与で難治性の全身性脱毛症の2例に治療を行ったところ著効を奏した.サイクロスポリンは比較的少量のため副作用は全くみられなかった.投薬終了後6ヵ月の現時点で再発はみられていない.本症へのサイクロスポリンとプレドニソロンの少量経口投与の報告はなく, 有効な治療法であるので報告する.また末梢血の免疫学的検討を行ったところ治療により免疫能の改善がみられた.特に低下していたサプレッサーT細胞, NK細胞の増加, 上昇していたIL-2陽性細胞が低下して正常化する現象が両症例にみられた.これらの免疫能の改善は臨床症状と平行してみられ, 本症の病因に免疫異常が関連していることが示唆され, 病態研究の上でも興味ある所見であった.
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年 39 巻 8 号 p. 719-729
    発行日: 1990/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年 39 巻 8 号 p. 730-732
    発行日: 1990/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1990 年 39 巻 8 号 p. Cover35-
    発行日: 1990/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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