アレルギー
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39 巻, 6 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1990 年 39 巻 6 号 p. Cover27-
    発行日: 1990/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1990 年 39 巻 6 号 p. Cover28-
    発行日: 1990/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年 39 巻 6 号 p. App5-
    発行日: 1990/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年 39 巻 6 号 p. App6-
    発行日: 1990/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 多田 周右, 宇井 理生
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 6 号 p. 495-501
    発行日: 1990/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 石井 彰, 伊藤 幸治, 山下 直美, 宮本 昭正, 志賀 淳治, 渡辺 直煕
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 6 号 p. 502-508
    発行日: 1990/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    我々は, IgE依存性の喘息モデルとして正常モルモットにウサギ抗モルモットIgEを静注する事によって惹起される実験喘息を確立した.その喘息の程度は, 非麻酔下のモルモットを使用できるMeadの装置を用いて定量的に測定した.抗IgEの静注によって, 即時型反応のみが認められた.抗IgEの吸入によって喘息反応は認められなかった.抗IgEの注射後ただちに得られた肺の病理学的変化はヒトの喘息に類似していた.この系は, IgE依存性即時型喘息反応の病理学的, 薬理学的研究の良好な手段となり得ると思われる.
  • 橋爪 誠, 黒川 伝太郎, 西井 聡, 吉岡 二三, 波田 重英, 安永 幸二郎
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 6 号 p. 509-519
    発行日: 1990/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気管支喘息患者12例(男性6例, 女性6例, 平均年齢43.6歳)を対象として, TXA_2を含むプロスタノイド受容体拮抗剤AA-2414錠(20mg/日および40mg/日)を2週間経口投与し, その前後で血小板凝集能, 血漿中TXB_2濃度, 血中薬剤濃度の測定, 一般血液検査, 尿検査を施行した.U-46619, STA_2, AAによる血小板凝集反応はAA-2414投与により有意に抑制され, ことに高濃度のU-46619, STA_2による血小板凝集反応の抑制率は, 血中AA-2414濃度に相関した.血漿中TXB_2濃度はAA-2414投与により低下する傾向がみられたが, 有意な変動ではなかった.12例中8例(75.0%)に臨床症状の改善がみられ, 無効例ではAA-2414投与後の血小板凝集抑制が有効例に比べて弱かった.AA-2414はTXA_2受容体に対する拮抗作用を介して, 血小板凝集抑制作用および抗喘息作用を発現することが考えられ, その臨床効果の推定に血小板のAA-2414に対する反応性の検討が有用である可能性が示唆された.
  • 増田 進, 宇理須 厚雄, 近藤 康人, 市川 陽子, 堀場 史也, 鶴田 光敏, 矢崎 雄彦, 石原 正健, 岩田 重信, 末次 勸
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 6 号 p. 520-525
    発行日: 1990/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ダニおよびスギRASTのいずれか一方, または両方陽性であった126人のアレルギー疾患患者を対象として, ダニとスギRASTの組合せでそれぞれ3群に分け, 各グループ間での性差, 血清IgE, アレルギー疾患の家族歴, 気管支喘息, 鼻アレルギーの有無, および鼻アレルギーの発症年齢につき調査した.次に, 54人のアレルギー疾患患者を対象として, ダニとカモガヤRASTの組合せで同様な検討を行った.ダニRAST陽性, スギRAST陽性の群とダニRAST陽性, スギRAST陰性の群との間では, 血清IgE, 気管支喘息の有病率をのぞいて他の項目に有意差はなかった.ダニRAST, スギRASTの陽性の群は, ダニRAST陰性, スギRAST陽性の群より, 検査時年齢が低く, 血清IgEが高く, アレルギー疾患の家族歴の陽性率が高く, 気管支喘息の有病率が高く, 鼻アレルギーの発症年齢が低かった.スギRAST陽性でも, ダニRAST陽性群は陰性群と異なるグループであることが示唆された.これはスギとはアレルゲン性が異なるカモガヤでも同様であった.
  • 小田嶋 博, 馬場 実
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 6 号 p. 526-531
    発行日: 1990/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    49名の小児気管支喘息患者において標準法によるアセチルコリン閾値(RT-Ach)と臨床経過について検討し, 以下の結論を得た.1)RT-Ach測定前1年間の発作日数が60日以下のものでは, RT-AchとRT-Ach測定後の6および12カ月の発作日数との間に相関が認められた.2)5〜11歳の児童においては, RT-AchはRT-Ach測定後の6および12カ月の発作日数との間に相関が認められた.3)12〜15歳の群ではRT-AchはRT-Ach測定後の発作日数との間に関連がみられなかった.4)12〜15歳の群ではRT-Ach測定前のobstructive indexの値はRT-Ach測定後の6および12カ月の発作日数との間に相関が認められた.この関係は5〜11歳の群では認められなかった.以上から, RT-Ach測定前1年間の発作日数が60日以下の者または5〜11歳の年少群では, RT-AchによりRT-Ach測定後の臨床経過をある程度予測することが可能と考えられた.12〜15歳の年長群ではRT-AchによりRT-Ach測定後の臨床経過を予測することは難しくobstructive indexなどを参考として検討することが必要であると考えられた.
  • 斎藤 賢弘
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 6 号 p. 532-541
    発行日: 1990/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    膠原病による間質性肺炎(CVD-IP^+)患者16例から得た肺胞マクロファージ(AM)にプレドニゾロン(PSL), プロスタグランディン(PGE_2), コルヒチン(Colch), D-ペニシラミン(D-P)あるいは変性IgGを添加培養し, 上清中の線維芽細胞増殖因子およびフィブロネクチン(Fn)とインターロイキン1(IL-1)産生に及ぼす影響を検討した.AM上清の線維芽細胞増殖はPGE_2により有意に抑制され, Fnの産生はPGE_2とColchにより有意に抑制された.IL-1の産生はこれらの薬剤により抑制されず, Colchにより有意に増加した.変性IgGを添加したAMの培養上清は, CVD-IP^+患者中5例で線維芽細胞の増殖を亢進させ, またFnとIL-1の産生も亢進させる傾向を示した.このことから, 変性IgGによるAMの活性化が示唆された.気管支肺胞洗浄液中と血清中の免疫複合体量の比はCVD-IP^+群で有意に高値であり, 肺局所での産生が考えられた.
  • 秋山 雄次, 鈴木 輝彦, 田中 政彦, 小林 厚生, 片桐 敏郎, 石橋 俊子, 北川 秀樹, 今井 史彦, 原 清, 土肥 豊
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 6 号 p. 542-547
    発行日: 1990/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    混合性結合組織病(MCTD)として経過観察中に強皮症(PSS), 全身性エリテマトーデス(SLE), 多発性節炎(PM), シェーグレン症候群(SjS)の重複症候群に進展した1例を経験したので報告する.症例は42歳の女性で18歳より日光過敏症があった.昭和61年レノイー現象, swollen hands, 関節痛が出現し, 抗RNP抗体81920倍, 抗Sm抗体陰性, 血清CPK値上昇を認めたため, MCTDとして経過観察を開始, 昭和63年多関節痛, 節痛の増強を主訴に入院.理学所見では開口制限, 皮膚硬化, 筋力低下, ラ音を認め, 検査所見では節原性酵素の上昇, LE細胞, 抗核抗体, 抗DNA抗体, 抗ENA抗体, 抗SS-A抗体を認めた.又, 皮膚生検でPSSに一致した組織所見, 節電図で節原性変化, 口唇生検で慢性唾液腺炎像, 腎生検にてメサンギウムの増殖性変化を認めた.MCTDの概念, 殊に重複症候群との差異は明確でなく, さらなる症例の蓄積・検討が必要である.MCTDの経過中にPSS, SLE, PM, SjSへ移行した報告は見当たらず, MCTDの研究上, 貴重な症例であると思われた.
  • 福田 健, 阿久津 郁夫, 天下井 正弘, 沼尾 利郎, 本島 新司, 牧野 荘平
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 6 号 p. 548-552
    発行日: 1990/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    好酸球が気道粘膜に集積するメカニズムを明らかにするため, 腹腔能動感作および受身感作モルモットにおける, 抗原吸入後の気道粘膜内好酸球浸潤の時間経過について比較検討した.好酸球浸潤の観察は気管組織で行い, 好酸球数と組織の面積を測定し, 単位面積に浸潤した好酸級数を求めた.腹腔能動感作モルモットの好酸球浸潤は2相性で, 抗原吸入後6時間をピークとする著明な浸潤と24時間をピークとし数日間持続する浸潤が認められた.著者らは便宜上, 前者をearly-phase, 後者をdelayed-phaseの好酸球浸潤とした.受身感作モルモットの好酸球浸潤は1相性でdelayed-phaseにあたる浸潤はみられなかった.これら2相性の浸潤に対する薬剤の影響を検討してみると, PAF拮抗薬のCV-6209はearly-phaseの好酸球浸潤のみを, T細胞に選択的な免疫抑制剤であるCyclosporin Aはdelayed-phaseの好酸球浸潤のみを有意に抑制した.以上の結果より, early-phaseの浸潤にはPAFが, delayed-phaseの浸潤にはT細胞由来の因子が関与している可能性が示唆された.
  • 仲村 恒敬, 松村 行雄, 石原 桂子, 栗山 基朗, 宮本 昭正
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 6 号 p. 553-556
    発行日: 1990/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    代表的なアレルギー性疾患のひとつであるスギ花粉症は, 近年患者数の増加がみられ, 大きな社会問題となりつつある.一方, 血小板活性化因子(PAF)は, アレルギー反応および炎症性反応のメディエイターとして注目を集めている燐脂質である.そこで著者らは, PAFのスギ花粉症における役割を血清中PAF代謝物(lyso-PAF)の濃度を測定することにより検討した.スギ花粉症患者30例の血清中lyso-PAF値(87.8±8.7unit)は健常人血清中(54.9±7.7unit)に比べ有意に増加していた.さらに, 本症における抗アレルギー剤, ketotifen, 投与による血清中lyso-PAFへの影響についても検討した.ketotifen(2mg/日)の投与によりスギ花粉症患者16例の血清中lyso-PAF値(82.6unit)は2週後には, 41.3unitと有意に低下した.これらの成績は, PAFがスギ花粉症の病態発現に重要な役割を果たしているであろうことを示唆するとともに, 抗アレルギー剤の薬理作用の一端は抗PAF作用による可能性を示すものと思われた.
  • 結城 敏文, 奥村 康, 安藤 徹, 山川 浩志, 須甲 松伸, 灰田 美知子, 奥平 博一
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 6 号 p. 557-561
    発行日: 1990/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ダニ(Dermatophagoides farinae)の主要アレルゲンDer f IIをコードする遺伝子を単離することを目的として, ダニ虫体よりmRNAを分離精製し, 対応するcDNAライブラリーを作製した.そのライブラリーから抗Der f II抗体と反応するクローンをコロニーイムノアッセイで検索し, 1600株より2株を分離した.得られたクローンよりcDNA配列部分を切り出しその塩基配列を決定したところ, 二つのcDNAはどちらも128個のアミノ酸をコードしており三つのアミノ酸残基を除いて両者は一致していた.またDer f II蛋白を精製しそのアミノ酸配列をN末端より45残基まで決定した.その配列をcDNAから想定されるアミノ酸配列と比較したところ完全に一致しており, cDNAのコードする蛋白はダニ主要アレルゲンDer f IIであると結論した.
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年 39 巻 6 号 p. 562-565
    発行日: 1990/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1990 年 39 巻 6 号 p. Cover29-
    発行日: 1990/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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