アレルギー
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19 巻, 10 号
選択された号の論文の13件中1~13を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1970 年 19 巻 10 号 p. Cover5-
    発行日: 1970/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1970 年 19 巻 10 号 p. Cover6-
    発行日: 1970/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1970 年 19 巻 10 号 p. Misc2-
    発行日: 1970/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 塩田 浩政, 三島 健, 中島 克, 富田 有祐, 稲藤 良子, 飯倉 洋治, 荒井 康男, 城 宏輔
    原稿種別: 本文
    1970 年 19 巻 10 号 p. 731-738,800
    発行日: 1970/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    小児アレルギーの研究会に属するわが国の主要施設の協力をえて, ブタクサもアレルゲンの1つとして有害的に働いていると考えられる喘息児131名を集計しえた.これら患児は関東南部より九州に至る間に分布していた.男女比は4:1, 学童に多く, 全喘息患児の2〜3%を占めていた.減感作療法の方式は継続的が76%, 季節前11%, 季節中13%であった.ブタクサの抗原の最高濃度は1:100〜1:1000(W/V)を使用したものが大部分であった.著者らは有効な季節前療法の探究と, 季節中療法の有効機序の解明についてレアジン, 遮断抗体, 及び患児白血球が抗原に接した際のヒスタミン遊離等の3つを示標として研究した.その結果, 病歴, 皮膚試験, 経過及び誘発試験よりブタクサ喘息であることが明らかでかつ詳しく追及しえた6名(過去にグタクサ抗原の減感作をうけたことがない)を4カ月間にわたり季節前療法を行い, 内2名は生食水を注射して対照とした.上記3示標と臨床症状の変動との間に相関がなく, 実験群と対照群との間にも有意の差がなかった.すなわち今回投与した抗原量(630〜2,300平均1,460PNU)では不充分で, 更に多量の抗原を与える必要があることが示唆された.季節中療法はPhillop, Levinの方法に準じてブタクサ喘息児10名について行った.この場合はレアジン及び遮断抗体と臨床症状の変動との間に相関はみられなかったが, 白血球からのヒスタミン遊離率の消長と, 臨床症状の変動(軽快, 増悪)との間に相関を示したものが6名みられた.
  • 信太 隆夫, 降矢 和夫, 水野 勝之, 我妻 義則, 松山 隆治, 宮田 亮
    原稿種別: 本文
    1970 年 19 巻 10 号 p. 739-751,800-80
    発行日: 1970/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    現代日本で最も普遍的な花粉症の原因花粉はスギ花粉で, 次いでヨモギ, イネ科, ブタクサなどが重要である.スギの抗原としての独立性は高く, イネ科, ヨモギ, ブタクサあるいはシロザなどが時に相互に類似性を示すことと対照的である.いわゆる花粉症と花粉喘息を比較観察し次の結果を得た.1)花粉喘息の発症年令は花粉症より若く, かつ2峰性の分布を示す.2)花粉喘息は花粉症を繰返して生ずるより初めから喘息として発症することが多い.3)花粉喘息のAch感受性は明らかに高い.4)花粉症の発作季節は原因花粉飛散季節と一致するが, 喘息ではしばしば春秋型をとり, 必ずしも花粉季節と一致しない.5)花粉症も花粉喘息も主因外花粉に対する皮内反応はほゞ同様の傾向を示すが, 花粉以外のHDや真菌類に対しては花粉喘息は明らかに高い陽性率を示す.6)花粉喘息のPK価は皮内反応の閾値との関係において花粉症のそれより低い.
  • 遠藤 忠雄, 西浦 弘, 川井 博, 木村 義民, 大国 寿士, 井上 喜恵
    原稿種別: 本文
    1970 年 19 巻 10 号 p. 752-761,801
    発行日: 1970/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    1)イヌ前立腺生食抽出物とイヌ前立腺液には抗原性があって, 種特異性, 上記2者間に共通抗原性があるが量的な差違が認められる.この抗原物質にはtrypsinizationで影響を受けない.2)上記抗体はイヌへの被傷性転入で前立腺に組織学的な変化を生ぜしめる.3)上記組織学的変化を生じた前立腺から採取した, 前立腺液の殺菌作用の変動は実験対照犬が少なかったために結論を引き出せなかった.
  • 坂野 良一
    原稿種別: 本文
    1970 年 19 巻 10 号 p. 762-768,801
    発行日: 1970/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    1)島谷により開発された血球凝集阻止反応に関し, 若干の検討が試みられ, 本反応に使用するmediumは必ずしもborate buffer (pH 8.2)によらずpH 7.2 PBSで充分であること, ヒスタミンの血球凝集濃度はlotにより差があり, その度毎に検討が必要と思われるが, 本実験においてはper ml 8mgの濃度のものが使用され, また本反応に関与するPexic actionは65℃, 30分の加熱により失活はみられなかった.2)腸管収縮抑制反応はdose response curveにより基礎的検討がなされ, 10^-7ヒスタミン溶液2.25mlに血清ないし血清分画0.25mlを10mlのorgan bathに0.5〜0.2ml添加すれば, 良好な結果が得られることが明らかにされた.3)上記2つの反応を比較すると, 等電点分画では両者に相関がみられなかったが, sephadex G-200, Starch electrophoresisでは両者にはほぼ相関がみられた.4)Histaminopexyに関与する物質は必ずしも1種類とは思われず, 1つはAl.よりも電気的易動度は遅く, 分子量も比較的小さなもの, 1つはα〜β-gl.の同程度の易動度であるが, 分子量は比較的大きく7S〜19Sの間に存在するものであることを実証し, 従来より盛んに議論されたγ-gl.の関与を否定し, 新たにhistaminopexyの存在個所を明らかにした.
  • 城 智彦, 菊地 博通, 浜口 美博, 折田 良造, 河本 寛次, 岡 智, 兼久 秀典, 勝谷 隆, 大塚 正, 佐藤 静一
    原稿種別: 本文
    1970 年 19 巻 10 号 p. 788-793,803
    発行日: 1970/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ホヤ喘息患者において, 皮内反応を指標として, ホヤの抗原活性成分を化学的に精製した.ホヤより加熱, 濾過, 硫安塩析, アセトン脱脂, 透析, クロロホルムによる除蛋白およびゲル濾過クロマトグラフィーなどの操作により, 従来つくられたいずれの抗原液よりも安定, 協力, 均質で, 精製された抗原活性成分を分離することができた.このものの収量は, シロボヤ3kgより約30mgで, 淡褐色, ゼラチン様の外観を呈し, 水によくとけ, 分子量は, 約10万と推定された.この成分の化学的実体にていては, ひきつづき検討中である.ホヤ喘息患者における本抗原成分による皮内反応閾値は, 症例によっては1600万倍以(0.06μg/ml以下の濃度)で, P-K反応は陽性, 結膜反応は陰性であった.
  • 林 南雄
    原稿種別: 本文
    1970 年 19 巻 10 号 p. 794-799,803-80
    発行日: 1970/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    リンパ球の混合培養による幼若化率を細胞の大きさで判定する従来の方法が時に再現性を欠く要因の一つは, 固定染色時における細胞の膨化にあると結論し細胞を乾燥することなく湿潤状態のまゝ固定染色に移行せしめる方法を案出した.本法によって著者はより正確な幼若化細胞の算定に成功した.更にこの方法は比較的大量のリンパ球をうることが困難な臨床面への応用にも適しているものと思う.若者は本方法を用いてC3H/Heston, C57BLマウスのリンパ節細胞や胸腺細胞の幼化若現象を検討し, 胸腺細胞は移植抗原を保有するが, それ自体には幼若化する能力がないことを明らかにしえた.更に胸腺細胞をリンパ節細胞の混合培養によるoneway reactionを算定し, その結果についても考察を加えた.
  • 原稿種別: 文献目録等
    1970 年 19 巻 10 号 p. 800-804
    発行日: 1970/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1970 年 19 巻 10 号 p. App3-
    発行日: 1970/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1970 年 19 巻 10 号 p. Cover7-
    発行日: 1970/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1970 年 19 巻 10 号 p. Cover8-
    発行日: 1970/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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