耳鼻咽喉科展望
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44 巻 , 4 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 舌の炎症 (1)
    西山 茂夫
    2001 年 44 巻 4 号 p. 250-251
    発行日: 2001/08/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • 小児例を中心に
    石塚 洋一
    2001 年 44 巻 4 号 p. 252-268
    発行日: 2001/08/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    小児の睡眠呼吸障害はいびきが主症状で, 上気道狭窄の治療がその基本となる。小児の気道は喉頭の位置が高く, 舌が完全に口腔内にあり, 舌後半部が上方に位置している。このため鼻呼吸障害が起こり, 口呼吸をしたとき十分に気道が確保されないため, 口呼吸では有効な換気が得られない。従って小児の睡眠呼吸障害は短期間に合併症を起こしやすく, 早期に手術を含めた対応が必要になる。中でもアデノイド増殖症, 口蓋扁桃肥大が原因として多く, 低年齢ほどSaO2の低下が顕著になるため, 問診, 視診, X線検査を参考にし, 保存的治療を行いながら手術的治療の判断を早期に行うことが肝要である。SaO2の測定は小児の睡眠呼吸障害の重症度を判定するのに有用である。この他, 鼻アレルギー, 副鼻腔炎による睡眠呼吸障害に対しても手術的治療を念頭においた対応が必要である。上気道を扱う耳鼻咽喉科医としては, 睡眠呼吸障害の診断や治療に積極的に参加していくべきと考える。
  • 八木 美歌, 山本 裕, 橋本 茂久, 高橋 姿
    2001 年 44 巻 4 号 p. 269-273
    発行日: 2001/08/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    当科ではSilverstein顔面神経モニター・刺激装置を耳手術中に用い, 顔面神経の損傷防止に役立てている。今回この装置を用い術中の顔面神経の状態と反応電流閾値との関係を検討し本装置の有用性を考察した。
    対象は当科で耳手術を行った31例とした。術中顔面神経水平部の状態を把握し, 骨欠損のないもの, 骨欠損があるが軟部組織による被覆のあるもの, 骨欠損があり神経が露出しているものの3群に分け, それぞれの反応電流閾値を計測した。
    各群問の反応電流閾値に高い有意差を認めた。本装置を耳手術中に用いることにより, 顔面神経管の骨欠損有無の推定, 骨上からの神経走行の同定, 軟部組織に被われた神経の同定が容易になるものと考えられた。
  • 木村 百合香, 矢野 一彦, 奥野 秀次
    2001 年 44 巻 4 号 p. 274-277
    発行日: 2001/08/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    耳後切開を行う鼓室形成術症例に対し, オクチル-2-シアノアクリレート (2-OCA) を閉創時に使用することによる術後処置の簡略化, QOLの向上の試みを報告した。2-OCA使用に際し, 1) 包交, 抜糸といった処置が不要となり医療者, 患者双方の負担が軽減されること, 2) 洗髪が早期に可能となることからQOLの向上が得られること, 3) 術後在院期間の短縮化が利点として挙げられ, 欠点としては, 1) 血腫形成のリスクがあること, 2) コスト面が考えられた。
  • Fenestration法によるShaver systemの使用
    柳 清, 今井 透, 飯村 慈朗, 宇田川 友克
    2001 年 44 巻 4 号 p. 278-283
    発行日: 2001/08/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    上顎洞内に発生する粘膜嚢胞 (Mucosalcyst) とは上顎洞粘膜の粘液腺などの腺管が閉鎖して生ずる貯留嚢胞 (Retentioncyst) である。
    本疾患はこれまでアレルギー患者に多いとされてきたが, 健常者, 慢性副鼻腔炎, アレルギー性鼻炎に関わりなくそれぞれの約1割に認めるため, 疾患とは関係なく発症するものと考えられる。通常は無症状で経過するがmucosalcystが大きくなると頬部痛や頬部違和感, 顔面中央の痛み, 眼の奥の痛みなどを訴える。当該疾患は症状の軽いこと, 通常のEndoscopic SinusSurgery (ESS) では除去が困難なこと, Caldwell-Luc法を行えばその侵襲が高度になることなどの理由で, これまで積極的な手術的治療の対象とはならなかった。しかし今回我々はこの疾患に対し上顎洞前壁と下鼻道側壁にコントロールホールを設け, 内視鏡とシェーバーを用いて処置するMinimum invasive surgeryを試みたのでその方法と結果につき報告する。
  • 山崎 ももこ, 石井 正則, 丹羽 洋二, 谷口 雄一郎, 森脇 宏人, 濱田 幸雄
    2001 年 44 巻 4 号 p. 284-288
    発行日: 2001/08/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    咽頭異物は耳鼻咽喉科の外来において日常よく遭遇する疾患であるが, 頸部腫脹後に来院し異物が発見される症例も稀ではない。今回我々はイカ摂食後に咽頭痛が出現し, その後顎下部腫脹も出現したため4週間後当科を受診して, 頸部単純X線写真と頸部CTにて左顎下部に針金状の異物を確認し, 内視鏡及び放射線透視下で異物摘出術を施行した症例を経験した。頸部腫脹後に咽頭異物が発見された症例は他にも報告例があり, 日常診療で異物があるという訴えで受診する患者の中には, 今回の症例のように喉頭鏡検査や喉頭ファイバースコープで観察しても異物が発見できない場合も多い。しかし, 異物摂取の可能性のある症例には頸部単純X線写真を撮影するか, さらにCTを撮影するなどの検討が必要であると考えられた。
  • 家庭用デジカメ・デジタルビデオの臨床応用
    湯浅 涼, 湯浅 有
    2001 年 44 巻 4 号 p. 289-294
    発行日: 2001/08/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    耳鼻咽喉科診療において, 顕微鏡下あるいは内視鏡下での観察・手術は欠かせない現状である。これらの記録写真は動画用の3板カラーCCDカメラにより記録された動画の一部を静止画像として用いているのが現状である。動画用CCDの画素数は30~40万画素が一般的で, 静止画としては現在の民生用デジカメの1/10程度と解像度の点で不満足である。また, デジタル出力でないためにコンピュータ処理上でもAD変換を要する。近年, プロ用デジタルー眼レフカメラが各社から発売され, 医用に試用してみたが, その重量, 大きさ, 価格などの点から, 手術用顕微鏡あるいは内視鏡に装着し, 撮影するには問題が少なくないことが判明した。そこで, 日進月歩が著しい民生用デジカメを無改造で顕微鏡または内視鏡に装着できるカメラアダプターを試作し, 安価な民生用デジカメにより, 手術用顕微鏡下, 内視鏡下での高画質デジタル静止画像を得ることに成功した。この試作品を更に改良し, 大多数の民生用デジカメが顕微鏡ならびに内視鏡に装着可能となる量産品を目下検討中である。
  • 江崎 史朗
    2001 年 44 巻 4 号 p. 295-302
    発行日: 2001/08/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • 内視鏡的検査・手術事故 (続報)
    畔柳 達雄
    2001 年 44 巻 4 号 p. 303-312
    発行日: 2001/08/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
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