耳鼻咽喉科展望
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43 巻 , 1 号
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  • 悪性腫瘍 (II)
    西山 茂夫
    2000 年 43 巻 1 号 p. 8-9
    発行日: 2000/02/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • 川内 秀之
    2000 年 43 巻 1 号 p. 10-22
    発行日: 2000/02/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    ヒト上気道粘膜には, 異物排除のメカニズムとして, 繊毛運動輸送機能などの非特異的防御機構と抗原特異的な免疫応答を行う粘膜免疫などの特異的防御機構が備わっている。上気道における感染性炎症やアレルギ-性炎症の病態を的確に把握し各種炎症性疾患の的確な治療を行うには, こうした防御機構の理解が前提となる。本稿では, 前半で鼻咽腔粘膜における局所免疫機構について我-が検討してきた内容を紹介しながら上気道の防御機構に触れ, 後半では炎症性疾患の病態と治療について述べる。
  • 佐藤 春城
    2000 年 43 巻 1 号 p. 23-30
    発行日: 2000/02/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    鼻粘膜血管の特徴として, 容量血管と呼ばれる海綿静脈叢の存在が挙げられ, この海綿静脈叢にうっ滞する血液により, 鼻粘膜の腫脹が左右されると言われている。
    今回私は, 被験者に比較的侵襲が少なく, 非観血的かつ連続的に, 組織における毛細血管血流速度を測定できるレーザードップラー表層血流計を使用し, 鼻粘膜血管における血流速度を測定した。
    正常群と比較した場合にアレルギー群でレーザードップラー値が有意な低下を示し, 自覚症状を有するものと有しないものを比較した場合, 自覚症状を有するものでのレーザードップラー値に有意な低下を認めた。また鼻アレルギーの3大症状のうち, くしゃみや鼻汁を有するものと有しないものでのレーザードップラー値はそれぞれ有意な差が認められず, 鼻閉を有するものでのレーザードップラー値は鼻閉を有しないものでのレーザードップラー値と比し, 有意な低下を認めたなどの結果を得た。
    したがってレーザードップラー表層血流計は鼻アレルギーの中でも, 特に鼻閉に対して客観的な評価ができると思われた。
  • 石塚 洋一, 小泉 達朗, 寺島 邦男, 白居 芳幸
    2000 年 43 巻 1 号 p. 31-36
    発行日: 2000/02/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    対象はいびきや睡眠時無呼吸が原因でUPPPを行った103例である。対象症例は3群に分類した。第3群の55例に対し, 術前・術後に中咽頭計測を行った。軟口蓋は平均27.2mmから平均19.5mmと短くなった。左右の後口蓋弓間の距離, 口蓋垂基部から舌根までの距離は有意に長くなった.軟口蓋を1とした時の硬口蓋の長さの比は, 術前2.1±0.5から術後2.8±0.6となった。この結果, 硬口蓋の1/3の長さか, 軟口蓋の長さになるように切除範囲を決めることが, 一つの目安と考えられた。いびきや睡眠時無呼吸のない慢性扁桃炎症例に比較し, UPPP症例は中咽頭の狭小化が著明であった。従って中咽頭計測は咽頭腔の狭小化を客観的に知りうる簡便な検査法と思われる。
  • ネクタイによる絞頸症例について
    熊埜御堂 浩, 塩谷 彰浩
    2000 年 43 巻 1 号 p. 37-42
    発行日: 2000/02/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    ネクタイによる絞頸での閉鎖性喉頭外傷2例を経験した。
    絞頸による喉頭外傷は, 交通事故によるハンドルでの頸部損傷や, スポーツ事故などの瞬時の強い圧力を受ける場合と同じ様に, 損傷程度として「内腔粘膜」「周囲組織」「枠組み」の状態により, 挫傷から軟骨骨折, 急性呼吸困難など様々な病態をとり得る。
    閉鎖性喉頭外傷には, 治療方針として一定されるものがないことから, 初期治療においての確実な病態把握と対処が極めて重要であり, 急激な呼吸障害への対応のみならず, 一見軽症と考えられるような外傷においても, 十分に慎重な経過観察と治療が行われるべきと考えられた。
  • 赤上 由美子, 小山 悟, 石塚 洋一, 飯野 ゆき子
    2000 年 43 巻 1 号 p. 43-48
    発行日: 2000/02/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    小児の急性乳様突起炎は, 耐性菌の出現により抗生剤の内服では治癒せず遷延し, 重篤な合併症を伴う救急症例も出現しつつあり, 未だ臨床現場では軽視できない疾患である。今回我々は, 1989年8月から1998年8月までの10年間に帝京大学病院耳鼻咽喉科で入院加療を行った小児急性乳様突起炎11症例を経験したので, 若干の文献的考察を加え検討し以下の結果を得た。小児の急性乳様突起炎は乳幼児における急性中耳炎の初感染に合併することが多い。近年は起因菌としてPRSPが増加している。骨膜下膿瘍を生じた場合は膿瘍切開, さらに側頭骨に腐骨の存在が疑われた場合は乳様突起削開術の外科的療法を考慮すべきである。
  • 小川 恭生, 藤田 博之, 萩原 晃, 阿美 貴久, 山口 太郎, 鈴木 衞
    2000 年 43 巻 1 号 p. 49-53
    発行日: 2000/02/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    難聴およびめまいが先行し, 当初突発性難聴と診断し治療を開始したが, 数日後より他の神経症状が出現し前下小脳動脈症候群と診断された1症例を報告した。症例は66歳男性で右難聴, めまいを主訴に, 当院救急外来を受診したが, 頭部CTで異常がなく, 発症4日目に当科を受診した。突発性難聴と診断し加療を開始後顔面知覚, 運動障害が出現した。頭部CTおよびMRIを施行し, 右前下小脳動脈領域に梗塞が認められ, 前下小脳動脈症候群と診断した。本症例には高血圧, 高血糖が認められ, 今後動脈硬化の危険因子をもつ症例が難聴やめまいを訴え, 耳鼻咽喉科を受診した場合には脳血管障害の可能性を念頭におく必要があると考えた。
  • 岩井 久幸, 江崎 史朗, 飯塚 雄志, 島田 士郎, 大西 俊郎
    2000 年 43 巻 1 号 p. 54-58
    発行日: 2000/02/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    両側の顔面神経麻痺を発症した1症例を経験した。本症例は, 最初に右側の顔面神経麻痺を発症しステロイド漸減療法にて改善したが, その後左側の顔面神経麻痺を生じた。再度ステロイド漸減療法を行い, 麻痺は一時改善傾向を示したものの再び悪化した後, 再度改善傾向を示すという特異的な経過をたどった。我々は, 本症例を異時性の両側交代性顔面神経麻痺と診断した。発症原因は, HSV抗体価が高値であったことからウィルス感染の再活性化による発症の可能性も示唆されたが, 麻痺改善後に視力障害を訴え検査を行ったところサルコイドーシスと診断されたが, 今回は確定診断するには至らなかった。両側顔面神経麻痺の症例ではBell麻痺が最も多いとされているが, ウィルス感染や全身性および中枢性疾患による発症も常に念頭におく必要がある。
  • 高柳 博久, 富谷 義徳, 松脇 由典, 佐藤 英明, 添田 一弘, 今井 透
    2000 年 43 巻 1 号 p. 59-63
    発行日: 2000/02/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    深頸部膿瘍は, 抗生剤治療が進歩している現在においても依然として, 適切で迅速な治療を行わなければ重篤な状態に陥り, 致死の可能性のある疾患である。今回われわれは1996年4月から1999年3月までの3年間に深頸部膿瘍15例を経験した。その中の1症例は縦隔膿瘍に至った。膿瘍形成が認められた場合, 外科的処置が早期治癒につながると考えられる。また基礎疾患に糖尿病を持つ症例や, 高齢者の場合は症状が重篤化したり治癒が遷延化する可能性を念頭に置き治療にあたる必要があることを再認識した。
  • 樋口 彰宏, 新井 基洋, 伊藤 能成
    2000 年 43 巻 1 号 p. 64-72
    発行日: 2000/02/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    副鼻腔嚢胞に対する鼻内法の適応は, 内視鏡下鼻内手術の発展に伴って拡大してきたが, 依然として鼻外法を適応しなければならない症例もあるし, 骨性の隔壁の開放に苦労したり, 十分な開放が行えない症例もある。今回我々は副鼻腔嚢胞7例に対して, 光学式センサー型ナビゲーションシステム, EVANS IIIとXPSドリルシステムを使用して内視鏡下鼻内副鼻腔嚢胞開放術を行い, 両システム併用の有用性の検討を行った。7例は術後性上顎嚢胞4例, 術後性筋骨洞嚢胞1例, 原発性前頭洞嚢胞1例, 術後性前頭洞・節骨洞嚢胞1例であった。
    EVANS IIIは術中のリアルタイムに嚢胞の位置, 穿破部位と方向, 危険部位の的確な解剖学的情報を提供し, これにより術者は安全で確実な嚢胞の開放を行うことが可能であった。XPSドリルシステムはドリルバー使用時も削開と吸引除去が同時に行える。このため術者は常に良好な視野のもとで, 内視鏡を保持しながらの片手操作でも厚い骨性の隔壁の穿破が容易で, また十分な開放を行うことが可能であった。今回使用した弩曲タイプのカッターやドリルバーは, 直ブレードでは処理しにくい前頭洞や上顎洞の嚢胞壁の処理に適しており, 膜性および骨性の隔壁の開放が円滑であった。ナビゲーションシステムによって示された嚢胞壁の穿破部位と方向, 範囲をパワーインストルメントによって処理することで, より低侵襲で効率の良い手術が可能となると同時に, 鼻内法のいっそうの適応拡大にっながると思われた。
  • 中澤 靖, 柴 孝也
    2000 年 43 巻 1 号 p. 73-78
    発行日: 2000/02/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • 戸崎 光宏
    2000 年 43 巻 1 号 p. 79-81
    発行日: 2000/02/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • 部坂 弘彦
    2000 年 43 巻 1 号 p. 82-84
    発行日: 2000/02/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • 北村 正樹, 景山 茂
    2000 年 43 巻 1 号 p. 85-88
    発行日: 2000/02/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
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