耳鼻咽喉科展望
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48 巻 , 5 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 肉芽腫, 沈着症 (III)
    西山 茂夫
    2005 年 48 巻 5 号 p. 272-273
    発行日: 2005/10/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • 廣瀬 肇, 望月 高行
    2005 年 48 巻 5 号 p. 274-282
    発行日: 2005/10/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    最近経験したWallenberg症候群の1例を中心に耳鼻咽喉科医としての立場から嚥下障害とその対策について考察した。今後, 脳血管障害の頻度の増加が予想されWallenberg症候群に直面する機会も稀ではないと考える。本症の病態をよく理解し, 適応があれば積極的な手術的治療に踏み切る必要があり, その手技についての知識と経験を備えていくことが耳鼻咽喉科専門医に求められるところである。嚥下障害の病態は複雑であり, その対策にあたっては, 学際的アプローチに加え患者の家族の理解と協力が不可欠である。各医療施設においても, 耳鼻咽喉科医をはじめ, 各科の医師およびコメディカル専門職員の協力に基づくチームアプローチによって嚥下障害診療の実をあげていくことが肝要である。
    嚥下機能の改善は患者のQOLの向上に直結するもので, 耳鼻咽喉科医として今後ますますこの問題に積極的に取り組んでいくべきである。
  • 歌橋 弘哉
    2005 年 48 巻 5 号 p. 283-291
    発行日: 2005/10/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    中耳粘膜におけるガス交換は, 中耳腔と粘膜組織内の細胞問液との間で生じる気体分圧較差の平衡状態維持のために起きる現象であり, その結果中耳腔全圧が変化する。滲出性中耳炎などの中耳炎疾患において, 中耳粘膜の炎症に伴う組織学的な変化は中耳病態の治癒過程に影響を与えており, その中耳粘膜の炎症病態を推察する一つの手段として以前より中耳腔全圧値測定の有効性を報告してきた。本研究では, 中耳粘膜の炎症性変化をきたした病態で, 中耳腔全圧の変化, 粘膜内血流動態と粘膜の組織学的な変化に密接な関係を有していると推察し, それらの関係について検討した。ウサギ中耳炎モデルを対象として, 中耳腔全圧の最大値と, レーザー血流計を用いて中耳粘膜内血流量を測定した。またウサギ側頭骨の組織標本を作製し, 粘膜の炎症性変化度を分類し比較検討した結果, 中耳粘膜の炎症性変化度に応じて, 粘膜内血流量も低下した。血流量測定は粘膜内毛細血管網の状態を観察しており, さらに組織所見とある程度関連することから, 血流量測定も粘膜の炎症病態を反映する検査法として有用であると考えた。
  • 大石 直樹, 武井 聡
    2005 年 48 巻 5 号 p. 292-297
    発行日: 2005/10/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    めまいや難聴を主訴に救急外来を受診する患者の中には, 内耳性疾患だけではなく中枢性疾患が原因となる患者も含まれることがよく知られている。しかしその両者を的確に鑑別することは時に容易ではない。今回, 急性のめまい・難聴を主訴に救急外来を受診した患者で, 当初は内耳性疾患を疑って治療したが, 後に脳梗塞が原因であることが判明した1例を経験した。本症例に出現した特徴的な臨床症状について振り返り, 診療上の注意点につき考察した。
  • 佐藤 公則
    2005 年 48 巻 5 号 p. 298-304
    発行日: 2005/10/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    閉塞型睡眠時無呼吸症候群 (OSAS) に対する集学的治療の一環として行った口腔装置治療例を報告する。
    症例はOSASに対する集学的治療の選択肢の一つとして口腔装置治療を単独に行った例と口腔装置治療と他治療との併用療法を行った3症例である。症例1は他院でCPAP療法を行っていたが, 口腔装置治療の適応があったため口腔装置治療に変更した例, 症例2は口腔装置治療例に鼻腔通気度の改善目的で内視鏡下鼻内手術を併用した例, 症例3はCPAP療法の治療圧を低くする目的でCPAP療法に口腔装置治療を併用した例である。
    OSASの閉塞部位が軟口蓋~舌根レベルであり, 口腔装置治療単独で同部の気道断面積が増大する症例は口腔装置治療の良い適応である。一方, 口腔装置治療単独ではOSASを改善できなくても, 口腔装置治療がOSASに対する集学的治療の一治療法として有効な症例も口腔装置の適応と考えられた。OSASに対しては, CPAP療法, 手術, 口腔装置治療, 減量などを組み合わせた集学的治療を行うことが望ましく, 口腔装置治療も集学的治療の一環として行う必要があると考えられた。
  • 波多野 篤, 満山 智恵子, 高野 哲, 飯村 慈朗, 中村 将裕, 飯田 実
    2005 年 48 巻 5 号 p. 305-311
    発行日: 2005/10/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    甲状腺分化癌の気管浸潤例に対して, 気管部分切除を行った後, 欠損腔に対して鼻中隔軟骨複合弁を用いて喉頭気管形成を行った2症例を経験した。気管切除時には, 下方に作製した気管切開孔から内視鏡を挿入し内腔を観察することで適度の安全域を持って明視下に切除することが可能であり, 術中内視鏡使用は有効と思われた。欠損腔は, 輪状軟骨から第三, 四気管輪までで, 気管軟骨の約二分の一周に及び, これに対して一側粘膜付き鼻中隔軟骨複合弁を用いて喉頭気管再建を行った。この際採取した軟骨に縦方向の切れ目を入れることで気管の彎曲を持たせて内腔を広く保つことが可能であり, 1例では舌骨付き胸骨舌骨筋弁を併用することで気管の側壁を補強した。鼻中隔軟骨複合弁は, 再建腔が粘膜で覆われ, 長さが約5cmまでの比較的大きなものも採取可能であり, 術後の管理や安静が容易であるといった利点をもつため, 甲状腺気管浸潤癌切除後の気管欠損に対して, 鼻中隔軟骨複合弁による再建方法は有用であると思われる。
  • 内水 浩貴, 歌橋 弘哉, 森山 寛
    2005 年 48 巻 5 号 p. 312-319
    発行日: 2005/10/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    当院における小児急性中耳炎の起炎菌を細菌培養検査と薬剤感受性試験の結果をもとに検討し, さらにセフジトレン・ピボキシル (CDTR-PI, メイアクト®) の小児急性中耳炎臨床症状に対する治療効果について検討した。2000年7月から2005年3月までに急性中耳炎にて東京慈恵会医科大学附属病院耳鼻咽喉科を受診した小児41例を対象とした。検出菌81株中, 肺炎球菌が20株 (24.7%), インフルエンザ菌が20株 (24.7%), モラキセラ・カタラーリスが10株 (12.3%) であった。また41例中35例 (854%) で3大起炎菌である肺炎球菌, インフルエンザ菌, モラキセラ・カタラーリスのいずれかの関与が認められた。3大起炎菌における耐性菌の検出率は従来の報告とほぼ一致する結果であった。肺炎球菌とインフルエンザ菌に対する薬剤感受性試験においてはセフジトレン (CDTR) の感受性が良好であった。さらに臨床においてもセフジトレン・ピボキシル内服により小児急性中耳炎の臨床症状の改善を認めた。したがって小児急性中耳炎に対してセフジトレン・ピボキシルは非常に有効な経口抗菌薬であると思われた。しかしセフェム系抗菌薬の多用は今後薬剤耐性菌を増加させる可能性があるため, 小児急性中耳炎に対する抗菌薬の使用に注意する必要がある。
  • 尾尻 博也
    2005 年 48 巻 5 号 p. 320-322
    発行日: 2005/10/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • ペグインターフェロンa-2bを中心に
    北村 正樹
    2005 年 48 巻 5 号 p. 323-326
    発行日: 2005/10/15
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
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