心臓
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10 巻, 3 号
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  • 河村 剛史, 小柳 仁, 橋本 明政
    1978 年 10 巻 3 号 p. 245-254
    発行日: 1978/03/01
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    大動脈弁置換6例を対象にペーシング数120minにて心房心室連続ペーシソグを行い,同ペーシソグ数での心室ペーシングおよび心房ペーシソグとの血行動態の比較を行った.心室ペーシングは大動脈弁置換例においてはその血行動態上の影響が強いのに反して,
    心房ペーシソグは良好な結果を示した.心房・心室連続ペーシソグは心室ペーシングと心房ペーシングとの中間的な存在であり,A-V刺激間隔0.00秒時には心室ペーシングと,0.10秒時には心房ペーシングと有意差がなかった.心房心室連続ペーシングは房室伝導障害の有無に関係なく至適A-V刺激間隔にて有効な心房収縮による補助ポンプ作用を得ることができ,したがって,大動脈弁置換例において房室伝導に問題がある場合には心房心室連続ペーシングが適応となる.
  • 阿部 圭志, 保嶋 実, 色川 伸夫, 千葉 知, 桜井 豊, 伊藤 徹, 吉永 馨, 斉藤 鉄男
    1978 年 10 巻 3 号 p. 255-261
    発行日: 1978/03/01
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    腎で産生されるprostagladin Eは利尿ならびにNa利尿に関与していると考えられる.最近の研究ではfurosemideの利尿作用がprostaglandinの産生阻害剤であるindomethacinで減少することから,furosemideの利尿作用に腎prostaglandin Eが関与するのではないかと考えられている.そこで腎prostaglandiaE産生能を反映する尿中prostaglandin E排泄量に及ぼすfurosemideの効果を検索し,併せて尿kallikrein排泄量やrenin-angiotensin-aldosterone系との関係を追究した.
    その結果:furosemide投与後にrenin-angiotensin-aldosterone系の作動とともに尿中prostaglandinE排泄量は増加したが,尿中prostaglandinF 代謝物の排泄量は減少した.この成績はfurosemideがprostagladinの代謝酵素を阻害することにより腎prostagladin E分泌量を増加させたと考えられる.尿中kallikrein排泄量はfurosemide投与後に増加した.尿中prostagladin E排泄量とkallikrein排泄量との間にはfurosemide投与前後で明らかな相関がみられ,両物質問の密接な関係が示唆された.またfurosemide投与前後の尿中Na排泄量と尿中prostagladin Eならびにkallikrein排泄量の間に相関々係があり,腎の内因性prostagladin Eとkallikrein-kinin系がfurosemideの利尿作用の一部に関与していると考えられた.
  • 佐田 英明, 伴 隆志
    1978 年 10 巻 3 号 p. 262-269
    発行日: 1978/03/01
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    1)phentokaminoのモルモット心室筋活動電位に対する効果を調べた.
    2)phentolamine 13.3,26.5,53.0μM投与30分ないし60分後に活動電位の変化は一定になった.すなわち,活動電位の高さ(TA)および最大立ち上がり速度(Vmax)は用董依存的に著明に減少した.静止電位(RMP)は大量投与例で多少減少傾向を示した.90%再分極時間APD90は標本ごとに不定な変化を示した.しかし,(APD90-APD50)/APD90直は全例で有意に増大した.有効不応期(ERP)は全用量で延長した.上記変化は正常T貰ode液で再灌流の後,1-2時間でほぼ投与前の値に復帰した.
    3)phentolamine投与標本で,1Hz駆動刺激を1secから300sec間中断した時,刺激再開後初発目の活動電位のVmaxは投与前の値に近く回復した.回復の程度は刺激休止期間に対し指数関数的に変化した.回復の時定数は8-15secであり,用昂:とは無関係に一定であった.
    4)駆動刺激の頻度を0.25Hzから5Hzまで段階的に変化させると,VmaxはControlではほとんど変化しなかったが,phentolamine投与例では刺激頻度に依存して変化した.
    上記実験結果から作用機序を考察し,併せて,臨床的意義について考察した.
  • 流体力学的モデルによる考察
    福嶋 孝義
    1978 年 10 巻 3 号 p. 270-281
    発行日: 1978/03/01
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    アテロームの生成,Poststenotic dilatatio臓および心血管雑音の発生に対する血行力学因子の役割を,狭窄血管モデルを用いた定常流と拍動流の水流可視化実流により調べ,次の結果を得た.
    1.従来,病変の成立機序に対する血流の力学的作用は,定常流に対する流体力学的知見に基づいて考察されてきたが,主要動脈系では血流の拍動性を無視した考察はまったく不適当であることを示した.
    2.定常流の場合にみとめられる淀んだ剥離領域は,拍動流の場合もはや存在せず,その領域は拍動ごとに強い渦輪の形成・吐き出し・崩壊を繰り返す流れの撹乱部となる.
    3.心血管雑音の成因は,このような流れの撹乱による大きい壁圧変動の結果,心・血管壁に振動が誘起されることによると考えられる.
    4.同じく,高調波成分をもつ流れの撹乱は動脈壁の構造破壊ををもたらすと予測される.この際,動脈壁の構築特性に基づく共振構造が密接に関係していると思われる.
    5.渦の形成・吐き出し・崩壊という流れ撹乱の発生する場所では不安定なストレスパターンを内皮に及ぼし,内皮剥離,内膜の透過性高進が起こっていると考えられ,粥状硬化の好発部位となりうるものと推定される.
  • 渡部 良夫, 戸田 仁, 小澤 美知枝
    1978 年 10 巻 3 号 p. 282-290
    発行日: 1978/03/01
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    新β遮断剤carteolol hydrochloride(OPG-1085)の心臓電気生理学的作用を,ウサギ摘出灌流心および組織浴灌流のウサギまたはイヌの心房・心室筋やP撚k蛎e標本で,細胞内微小電極法,His束電位記録等により検討した.OPC-1085の0.1mg/Lは洞自動能回復時間を短縮同濃度のpropranololはこれを延長させた.Isoproterenolで充進させたPurkinle自動能の抑制効果は,propranololよりOPG-1O85の方が強かった.本剤の2mg/L以下の濃度では心房・心室筋の活動電位はほとんど不変で,興奮伝導時間のみやや短縮した,20mg/Lでは最大脱分極速度は減少,活動電位持続時間と伝導時間は延長,最大駆動頻度は低下した.
    房室伝導に関しては本剤0.1-5mg/LでSt-AおよびH-V時間は有意に延長,A-H時間は短縮傾向を示したが,20mg/Lではすべての伝導時間が延長した.Purkinje細胞の活動電位持続時間は短縮したが有効不応期は延長,高頻度刺激でPurkinje-心室間ブロックが生じた.臨床投与量にかんがみ,本剤の抗不整脈効果は大部分β遮断作用に依存するが,高濃度では幾分β刺激作用を現し,さらに大量では直接膜作用による伝導抑制も起こりうるものと思われる.
  • 奥森 雅直, 川野 誠子, 露木 寛, 紺野 進, 小林 弘, 室 隆雄
    1978 年 10 巻 3 号 p. 291-297
    発行日: 1978/03/01
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    特異な遺伝性ミオパチーに伴った恒久性心房停止の34歳の女性に対して,ペースメーカー植込みを経験した.
    恒久性心房停止の症例の心房には,高度の心房の器質的病変が予想されるので,経静脈性心内膜電極は,ときに右心房の損傷の危険もあり,また,右心腔の拡大があると,心内膜電極の固定が因難となる.本疾患に対するペースメーカーの植込みには,心筋電極が励められる.
    心房の器質的病変とともに,血行力学的に静止状態の恒久性心房停止の心房内には,血栓形成の素地が充分ある.われわれの症例も,術後,脳血栓塞栓症の合併をみた,文献上,45例の恒久性心房停止症例の20%にもおよぶ血栓塞栓症の記載があった.本症には,血栓塞糧症の予防のために抗凝固療法が欠かせないと考える.
  • 高木 誠, 鶴羽 義明, 塩津 宏晃, 上床 博久, 一瀬 進
    1978 年 10 巻 3 号 p. 298-302
    発行日: 1978/03/01
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    塩酸ジルチアゼム(DILT)の房室伝導系に及ぼす効果をヒス束心電図的検索を行い,臨床的立場から検討を加えた.DILT投与により心房ペーシング時にAH時問が対照に比し著明に延長し,より遅いレートでWenckebach周期の2度房室プロヅクの出現をみた.房室結節の有効不応期(ERP)と機能的不応期(FRP)はともに延長を示し,ことにERPはDILT投与前後で危険率1%で有意の変化をみた.40例中3例でDILT投与後一過性の右脚プ獄ヅクの出現がみられ,問漱的左脚ブ鐸ックを示す例では右脚ブロックの合併により一過性の3枝ブロックを現した.
    以上DILTは明らかに房室伝導障害のある例ではその投与は若干の注意が必要と考えられる.一方房室回帰性頻拍に対して治療剤として用いうる可能性を示した.
  • 性差,年齢差を中心として
    石部 義孝, 稲垣 春夫, 横田 充弘, 奥村 満麿, 岡島 智志, 志野 友義, 山内 一信, 谷村 英彦, 渡辺 佳彦, 外畑 巌, 安 ...
    1978 年 10 巻 3 号 p. 303-309
    発行日: 1978/03/01
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    日本人正常中学生男性47名と女性47名を対象として,小型電子計算機を用いた8心拍加算法によりFrank法スカラー心電図P波とベクトル心電図P環を記録し,性別正常値を求めた.さらに中学生の性差および既報の20歳代との年齢差について検討し,次の成績を得た.
    (1)性差男性のPの時間幅,水雫面最大Pベクトル,最大左方成分および前方成分の大きさは女性より有意に大きかった.また男性の最大Pベクトルの方向は女性より前方を向いていた.(2)年齢差中学生男性の空間,前額面,水李画および左矢状面の最大Pベクトルの大きさは20歳代男性より有意に大きかった。中学生女性のPの時間幅は20歳代女性より短かった.また空間,前額面および左矢状面最大Pベクトルの大きさは有意に大きかった.以上の成績よりFrank誘導法P波およびP環の詳細な解析を行うには,性差,年齢差の存在に留意する必要があると考えられた.
  • 福田 圭介, 中田 八洲郎, 岡田 了三, 北村 和夫, 横地 正之
    1978 年 10 巻 3 号 p. 310-316
    発行日: 1978/03/01
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    30歳男性の良性X連鎖劣性筋ジストロフィー症の1剖検例.20歳ごろより歩行障害,29歳で心不全,30歳で突然繰り返す心室性頻拍・細動を認めた。心電図上V1にtallR,I・aVL・V4-7に異常Qを認めた.筋電図・筋生検で筋原性Patten,creatine・CPKの上昇も見た.剖険では心重蹴500gで心外膜側に強い全周性の脂肪化・腺維化を認め,ことに左心室後側壁に著明であった.本列の叔父にも57歳男性の発症例があり,心電図ではV1のtall Rを示していた.
  • 磯村 正, 荒川 正博, 伊藤 正, 戸嶋 裕徳
    1978 年 10 巻 3 号 p. 317-322
    発行日: 1978/03/01
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    29歳の女性で生前PDA+PHの診断がなさていたが剖検により高位VSDと合併した先天性パルサルバ洞動脈瘤の右心室内破裂を確認し得た1例を報告した.組織学的に,動脈瘤破裂部では大動脈中膜弾1生板と大動脈弁輪部の不連続性を認めた.肺には高度のうっ血,水腫,出血がみられ直接死因と思われた.さらに肺の200μ 前後の小動脈にplexifom lesionが認められ,fibrin血栓を伴うものもあり,細動脈には偏心性内膜の肥厚を認めたが,血栓の器質化像はなかった.これらの組織像はP.P.H.の際みられる肺の特徴的な血管変化に類似しているが,本症例では先天性心疾患が存在しているためP.P.H.とは断定しにくいと思われた.また本症例では動脈瘤発生のため,VSDはほとんど閉鎖された状態になっていたが,動脈瘤先端に小さな穿孔を認め,本症例のような小さなシャントにおいても長期問存在すると,高度の肺血管病変をひきおこす可能性を全く否定することはできないと思われた.
  • その発生部位と機序について
    松井 忍, 村上 暎二, 竹越 襄, 平丸 義武, 原 重樹, 村上 英徳, 北野 英一, 升谷 一宏, 嵯峨 孝, 野村 正幸, 藤田 静 ...
    1978 年 10 巻 3 号 p. 323-331
    発行日: 1978/03/01
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    chronic persistet atrial tachycardiaを呈した1症例の刺激発生部位ならびに発生機序について検討した.症例は53歳の男子.主訴は動悸,息切れである.4年前よりatrial tachycardiaあり.途中1年間心房レートが60-90/分の時期あり.当科入院1年前より心房レートは110-250/分であった.胸部X線上心陰影の拡大あり.入院時標準12誘導心電図ではV1-V3までP波は陰性,V4で陰性陽性波を示した.ベクトル心電図では最大Pベクトルは後下方へ向かっていた.これらの所見より刺激発生部位は右房前上方にあると考えられ,いわゆる異所性右房調律と診断した.atrialtachycardiaの多き生機序については(1)頻脈でない時のP波と頻脈時のP波の波型が同じであること(2)異所性中枢が心房にextrastimulusを与えたときresttingを示すこと(3)頻脈に移行する際ウォーミングアップ現象が認められること(4)早期心房脱分極にて頻脈を中断し得ないことより異所性中枢の自動能充進に基づくatriaitachycardiaと診断した.
  • 佐藤 重夫, 川島 康生, 藤田 毅, 森 透, 橋本 聡一, 広瀬 一, 中埜 粛, 鬼頭 義次, 中田 精三, 小坂井 嘉夫, 小塚 隆 ...
    1978 年 10 巻 3 号 p. 332-338
    発行日: 1978/03/01
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    本邦においてはdlscrete型大動脈弁下狭窄症の報告例は少なく,まれな疾患とされている.最近われわれは,術前VSD+AIと診断され,術中discrete型大動脈弁下狭窄症を発見した症例を経験した.本例は術前右心カテーテル検査,右室造影および逆行性大動脈造影を施行し,VSD+AIと診断したが,大動脈弁下狭窄の存在は不明であった.術中圧測定にて30mmHgの左室大動脈間収縮期圧差を認めたため,大動脈弁を検索した所,大動脈弁直下にkellyのTypeIのdiscrete型大動脈弁下狭窄を発見した.これを切除することにより圧差10mmHgと軽快した.discrete型大動脈弁下狭窄症は心血管造影にて,大動脈弁下にslit状の透亮像を見ること,およびカテーテル引き按き検査で,大動脈弁下腔を証明することにより診断される.しかし本例はVSDを合併していたため,また左室大動脈問圧差が30mmHgと軽症であったため,術前診断ができなかったと考えられる.
  • 林 博史, 石川 宏靖, 長屋 照夫, 阪野 日出男, 安井 昭二
    1978 年 10 巻 3 号 p. 339-345
    発行日: 1978/03/01
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    肺癌の心房転移が,心電図上,Ta波(心房T波)の異常からいち早く判定され,剖検により確認された症例である.症例は62歳男子で,肺癌の初発症状が出現してから,3ヵ月後の手術時に,心のうへの転移が認められ,それから1年2ヵ月後に上大静脈症候群をきたした.この時の心電図II,III,aVFに巨大な陰性Ta波が認められ,その後,上室性期外収縮と結節性補充収縮が頻発した.これらの事実より,肺癌の右心房への転移が疑われた.電気生理学的にも,異常Taベクトルの方向から,右心房の上方に心房傷害あるいは,これと類似の病変が存在することが示唆された.剖検にて,癌の心のうへの転移による心外膜炎および血性心のう貯留液を認めた.また,右房の上大静脈移行部に癌浸潤がみられ,この部位は,心電図Ta波によって判定された癌転移の推定部位と一致した.なお,左室側壁にみられた癌浸潤は,心電図上からは,まったく推測し得なかった.
  • その電気生理学的およびベクトル心電図学的所見について
    坂本 保己, 大久保 俊平, 佐竹 修太郎, 比江嶋 一昌, 川野 誠子, 鈴木 文男, 佐野 豊美
    1978 年 10 巻 3 号 p. 346-352
    発行日: 1978/03/01
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    心電図および頻拍発作歴よりA型WPW症候群と診断された患者で,電気生理学的検査によって左Kent束が存在し,頻拍発作時には房室結節-His束系を正伝導し心室から左Kent束を経て心房に入るreentryであることが認められた.頻拍時またはajmaline投与後の正常房室伝導にて心電図とベクトル心電図は完全右脚ブロックを示したが,その際QRS環終末部がA型WPW時のそれとまったく同一であったこと,また,His東電位から心室電位終了までの時間(ただしHはVに先行)がA型WPW時と変わらなかったことから,この完全右脚ブ獄ックはA型WPW症候群に合併していたものと診断された.この合併した完全右脚ブロックの診断に関しては,その特徴所見がWPW型心電図の時すでに最も明瞭に認められる空間速度心電図が有用と考えられた.また,ベクトル心電図では心電図よりもQRS群終末における右脚ブロック時の特徴をA型WPW時,すでに認めることが容易だったが,診断的でなかった.
  • 清水 克男, 門間 和夫, 長井 靖夫, 森 克彦, 高尾 篤良, 今井 康晴
    1978 年 10 巻 3 号 p. 353-359
    発行日: 1978/03/01
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    心室中隔膜性部瘤(AMS)が,完全大血管転換症(d-TGA)に合併した場合は,肺動脈弁下部狭窄を起こす原因となる.
    Mustard手術を行ったAMSを伴ったd-TGA3例について,その臨床所見および,心音図,心工課一図,心臓カテーテル,心血管造影の各検査所見を検討した.
    その結果本病態においても,心エコー図は非侵襲的で,繰り返し検査が可能なことなどから,術前の診断のみならず術後の経過観察の上でも,有用なものであることを述べた.
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