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御厨 美昭, 福井 純, 松本 保和, 坂井 明紀, 吉雄 幸治, 園田 康男, 岩永 敦, 今村 俊之, 古賀 秀隆, 原 耕平, 山崎 ...
1980 年12 巻11 号 p.
1249-1257
発行日: 1980/11/25
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
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心・肺疾患170例をI群(肺うっ血による肺高血圧をきたす疾患群)72例,II群(左→右短絡による肺高血圧をきたす疾患群)34例,III群(肺実質の障害による肺高血圧をきたす疾患群)64例の3群に分け,右心系心内圧曲線よりRVSTIを求めて,その臨床的意義について検討を加えた.その結果,次のような結論を得た.
1)RVETには心拍数依存性が認められたが,RVPEP,RVICTは心拍数とは無関係であった.
2)右室1回拍出量が100ml以下では,RVETと右室1回拍出量とは良い正の相関を示した.しかし,RVPEPやRVICTと右室1回拍出量との間には相関を認めなかった.
3)肺動脈平均圧とRVSTIとには一定の傾向がみられたが,とくに肺動脈平均圧とPEP/ETとはよい相関が認められた.
4)II群においては,RVETは他の群より有意の延長を示し,RVICTは有意の短縮を示した.しかし,I群とIII群との間には,有意の差異が認められなかった.
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急性期血行動態,臨床経過,冠動脈造影所見,左室および右室造影所見の検討
延吉 正清, 野坂 秀行, 伊藤 幸義, 加藤 達治, 高地 恭二, 服部 隆一, 西村 健司
1980 年12 巻11 号 p.
1258-1270
発行日: 1980/11/25
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
フリー
14例の右室梗塞を合併した急性心筋梗塞について,Swan-Ganzカテーテルから得た血行動態の経時的推移,心電図所見,冠動脈造影所見,左室および右室造影所見について検討し,治療法としての大量輸液につき考察を加えた.14例は全例心電図上少なくともII IIIa V
FにSTの上昇を示し,14例中11例は徐脈性不整脈を伴った.入院直後のPADPは平均12.4mmHg,RAPは平均10.9mmHg,CIは平均1.79l/min・m2であったが,CIは発症後第2,3日にRAPの上昇を伴い最も低下した.輸液療法の奏効した群では,低心拍出量の改善と尿量の病日ごとの漸増を認めたが,合併症を併発した群では心係数の漸増にもかかわらず尿量は漸減しこの群の3例中2例は死亡した.冠動脈造影を行った12例全例に右冠動脈近位部に75%以上の狭窄病変を認め,右室asynergyを12例中10例に認めた.左室造影では12例全例に下壁に著しいasynergyを認め,心尖部,後壁に及ぶasynergyをそれぞれ12例中6例に認めた.
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長嶋 正実, 大須賀 明子, 松島 正気, 広石 裕一, 矢崎 雄彦, 牧 貴子, 田内 宣生
1980 年12 巻11 号 p.
1271-1279
発行日: 1980/11/25
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
フリー
小児期完全房室ブロック23例(先天性18例,後天性5例)について検討した.
先天性完全房室ブロックは他の心奇形を合併しない限り,臨床的に自覚症状もなく,運動能力もほぼ普通であり,予後良好な症例が多いと考えられ,永久的ペースメーカー植込みをしたものは少なかった. しかしAdams-stokes発作を3例に,重篤な心不全を2例に認めた.心不全例は新生児で出生24時間以内に発症し,緊急に一時的ペースメーカーを挿入したが短時間でその危機から脱し得た.
心電図上QRSは変化し必ずしも固定していない症例もみられた.
後天性完全房室ブロック(非手術例)はそれぞれ異なる原因によるもので緊急にペーシングを必要とする症例が多かった.
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とくに人工代用血管による右房右室バイパス術の2手術治験例を中心に
冨永 誠一, 入沢 彰仁, 西山 清敬, 浅利 秀男, 伊藤 忠弘, 吉村 博邦, 風間 繁, 石原 昭, 平石 聡, 八代 公夫
1980 年12 巻11 号 p.
1280-1286
発行日: 1980/11/25
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
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われわれは三尖弁閉鎖症の生後1カ月から8歳まで,Edward-Burchell分類IIb1例,Ib5例の計6例に手術治療を行った.保存的手術はWaterston手術2例,Glenn手術3例に行い,機能的根治手術はGlenn術後3年目の8歳男児および7歳女児の2例に行った.手術成績は保存的手術の2 例を失ったが他の4 例を救命し得た.
機能的根治手術の術式は2例ともダクロン代用血管による右心房・右心室バイパス術であり代用血管内および右心房内には代用弁は使用しなかった.心室中隔欠損および心房中隔欠損はともに直接縫合閉鎖した.
右房右室バイパス法は自己肺動脈弁を利用し,しかも代用弁を使わずにでぎる点,さらに肺動脈バイパスにくらべ右心室の大きさによりそれだけ充分大きなグラフトの使用が可能であり,手技もFontan法に比べ比較的容易であるという利点がある.
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竹中 克, 上田 慶二, 万木 信人, 鎌田 千鶴子, 桑島 巌, 三船 順一郎, 大川 真一郎, 杉浦 昌也, 村上 元孝, 松尾 博司
1980 年12 巻11 号 p.
1287-1294
発行日: 1980/11/25
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
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老年者対照群11例,老年者SSS群19例に対して電気生理学的検索をアトロピン(AT)投与前後で反復し,AT投与前後の洞周期長(SCL),最大補正洞結節回復時間(CSRTmax),洞房伝導時間(SACT)を測定,比較検討し以下の結論を得た.1)SCL,CSRTmaxはSSS群で対照群に比し延長.SACTは両群で有意差なし.2)AT投与後,CSRTmaxの延長をSSS群19例中4例に認め,対照群では認めなかった.3)AT投与後,対照群ではSCLとSACTにおいて,SSS群ではSCL,CSRTmax(ATのCSRTmaxに対する効果発現機序がその他の例と比べて異なると考えられたため,AT投与後CSRTmaxの延長した4例は除いて検討),およびSACTにおいて有意な短縮効果を認めた.4)AT投与によるSSS群におけるSCL,CSRTmaxおよびSACTの短縮の程度(4)は,AT投与前値と相関関係を示した.5)以上の結果により,老年者SSS群においては電気生理学的異常の発現に関して,自律神経系の関与が大であると推定された.
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桑島 巌, 蔵本 築, 三船 順一郎, 坂井 誠, 松下 哲, 村上 元孝
1980 年12 巻11 号 p.
1295-1301
発行日: 1980/11/25
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
フリー
年齢64-81歳の緊急な降圧を要する高血圧患者19例にdiazoxide 5mg/kgを静注し,その降圧効果,血行動態の変化,副作用などにつき検討した.
全例で著明な降圧がみられ,静注後6分で収縮期血圧31.8%,拡張期血圧28.1%の減少を見た.降圧効果の持続は個人差が大で,4-24時間であった.血行力学的には,投与10分後において心係数は32.9%,心拍数は18.2%とおのおの上昇を示し,末梢血管抵抗は49,7%と著しい減少を示した.心電図上,STの虚血性変化の出現や増悪をみた例が50%あった.投与120分まで血清尿素窒素,クレアチニン,血糖,血清電解質には有意な変化を認めなかった.1例で過度な降圧により,脱力感を訴えた.
diazoxideは高血圧緊急症に対し,速効かっ強力な降圧薬と考えられるが,虚血性心疾患を有する例や,心予備能の少ない高齢者では慎重な投与が必要と考えられる.
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第2報 心拍数の影響
亀井 清光, 相沢 義房, 荒井 裕, 田村 康二, 柴田 昭, 渋川 真, 貝津 徳男, 山本 恒男
1980 年12 巻11 号 p.
1302-1306
発行日: 1980/11/25
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
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201Tlの心筋イメージングは心筋虚血の診断に広く利用されているが, その定量的解釈には検討すべき点が多い.われわれは
201Tl(1.4mCli)の2回連続投与を行い,心筋への取り込みの定量的な検索を試みた.
安静状態では2回目のUptakeは1回目のUptakeと血中レベルを反映するbackground比からほぼ完全に予測された(r=0.987,P<0.001).
心拍数のUptakeへの影響をみるためPacemaker植込み患者において心拍数を変えて201TlUptakeを検討した.60から100拍/分と心狛数を変えることで,Uptakeは20-100%(平均36%)予測値を上まわっており,この増加は有意の変化といえた(P<0.001).この心拍数増加に伴うUptakeの増加は血流量の増大の他にBlood-tissuetransportの変化などが関与するものと推定された.
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待井 一男, 麻喜 恒雄, 池田 精宏, 大和田 憲司, 岩谷 恭子, 舟山 進, 蛯谷 勧, 小野 和男, 阿部 裕光, 津田 福視, 官 ...
1980 年12 巻11 号 p.
1307-1315
発行日: 1980/11/25
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
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特発性大動脈弁下狭窄症Idiopathic hypertrophic subaorticsteRosis(IHSS)の治療として一般にβ-blockerの投与が行われている.心電図上WPW症候群で頻脈性不整脈を合併しているような場合β-blockerがWPW症候群に対してどのような影響を与えているかを知ることはIHSSの治療効果を予測する上にきわめて大切なことである.そこでこのような症例で動悸,息切れ,意識消失発作などを初発症状としたIHSS+WPW症候群(Btype)例にβ-blockerであるpropranolol 60mg/日の投与を行い,投与前と自覚症状のまったく消失した投与3週後の2回に亘りヒス束心電図検査を施行し比較検討した.その結果,副伝導路はKent束タイプであり,propranololは正規の房室伝導系を抑制したが,副伝導路に対しては影響を与えなかった.
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星野 明彦, 金子 雅文, 金子 堅一郎, 久場川 哲男
1980 年12 巻11 号 p.
1316-1322
発行日: 1980/11/25
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
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先天性感音性難聴,くり返す失神発作および心電図上QT時間の延長を伴った姉13歳および妹10歳のJervelland Lange-Nielsen症候群の報告である.来院時姉妹はいずれも偏食のため著しい鉄欠乏性貧血があった.失神発作の初発年齢は姉で11歳および妹で4歳であった.発作は運動時および精神的興奮によって起きた.運動負荷によりQTの著明な延長を認めたが,心拍数の増加はわずかであった.治療はpropranololが有効であった.
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浜本 肇, 北村 和人, 福田 新一郎, 牧野 邦雄, 荻野 賢一, 山下 滋夫, 馬場 道夫, 竹田 晴彦, 高梨 忠寛, 粟津 貞子
1980 年12 巻11 号 p.
1323-1329
発行日: 1980/11/25
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
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特発性右房拡張症はきわめてまれな疾患であるがわれわれは剖検により確認した本症と思われる症例を経験した.症例,78歳女性.全身性浮腫を主訴として入院.入院時胸骨左縁下部に最強点を有する高調性汎収縮期雑音と拡張期ランプルを聴取したが翌旧には消失した.心電図は心房細動で,時計輻回転と虚血性変化を認めた.胸部X線では心陰影は右側へ大きく偏位し,右第2弓の著明な突出を認めた.心エコー図では胸骨右縁第4肋間より心房中隔とその前方に右房と思われる径5.5cmの大きな腔を容易に描出することができ,その前壁は三尖弁に移行した.剖検では心臓の半分以上を占め,500μ-2mmの不均一な厚さの壁を有する巨大な右房を認めた.また中等度の肺気腫を認めたが,生前慢性肺性心の臨床症状がなく,これ程の巨大な右房の原因となり得ないと考えられ,その他に右房拡張をきたす原因が認められないところから特発性右房拡張症と診断した.
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矢部 喜正, 真田 竹生, 長瀬 英義, 小山 信弥, 小松 寿, 亀谷 寿彦, 海老原 善郎, 海老原 淑子, 佐々木 惇
1980 年12 巻11 号 p.
1330-1337
発行日: 1980/11/25
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
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患者は49歳男性で25歳のころから口腔内,陰部の難治性再発性潰瘍,四肢の結節性紅斑様皮疹を呈していたが,昭和54年1月10日ごろより夜間呼吸困難が出現し,近医にてSteroid,Digitalisによる治療を受けた. 心不全の精査を目的に昭和54年5月28日,当科にて,Cineangiostudy,右室心筋生検を施行した.左室造影にてGradeIIの僧帽弁逆流を認め,左心機能はC.I.1.17L/Min/m
2,E.F.O.25と著明な低下を示した.大動脈造影ではGrade III の大動脈弁逆流,紡錘型上行大動脈瘤,弁輪部から大動脈弁,Valsava洞,左室流出路に至る変形,壁硬化を認めた.
選択的冠状動脈造影では狭窄,閉塞所見を認めなかった.右室心内膜心筋生検では肥大所見を認めたが,リンパ球浸潤,肉芽腫性病変など特異的所見は認められなかった.以上より,不全型Behcet病に伴う大動脈炎の心内波及と診断した.Vascuio-Behcetは血管病変がほとんどで, 心症状を呈するものは1964年Lewisによるcarditisの報告以外きわめてまれとされている.
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岡本 好史, 山田 公弥, 野元 域弘, 野崎 昭彦, 渡辺 裕
1980 年12 巻11 号 p.
1338-1342
発行日: 1980/11/25
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
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修正大血管転位症で,左側房室弁閉鎖不全,徐脈性不整脈を合併した2症例に外科治療を加えた.
症例1. 56歳男性,心不全で来院した.徐脈による症状が強いと判断してペースメーカーを植込んだ.症状が軽快したのち左側房室弁閉鎖不全に対して弁輪縫縮術を行った.
症例2. 51歳男性,徐脈によるAdams-Stokes発作をくりかえしていたがペースメーカー植込みにより発作は消失した.
発作消失後左側房室弁閉鎖不全に対して人工弁置換手術を施行した.
年長者の修正大血管転位症にあっては,刺激伝導障害とともに,心機能の低下をきたしていることが予想され,積極的なペースメーカーの使用,および手術に際しては心筋保護に充分な注意を払わなければならない.
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橋本 良一, 松沢 秀郎, 吉野 武, 金沢 宏, 富樫 賢一, 江口 昭治
1980 年12 巻11 号 p.
1343-1349
発行日: 1980/11/25
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
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先天性冠状動脈瘻のうちで左室に開口するものの報告は少ない.教室では以前に右冠状動脈左室瘻の一例を報告したが最近2例目を経験したので報告し,左室に開口する冠状動脈瘻の報告例を加え26症例について検討を加えた.
左室に開口する冠状動脈瘻症26例のうち本邦が14例,欧米が12例であり,うち右冠状動脈瘻14例,左冠状動脈8例,両側冠状動脈瘻4例であった.右,左,両側瘻性はそれぞれ欧米では17%,50%,33%,本邦では86%,14%,0%と欧米では左,本邦では右冠状動脈左室瘻が多かった.心雑音の記載のある22症例のうち拡張期雑音のみのもの8例,収縮期雑音も認めるもの11例であった.術前の症状は狭心痛4例,呼吸困難2例,細菌性心内膜炎兼左片麻痺1例,易疲労1例がみられ,他の心合併奇形としては心房中隔欠損症1例があった.
本症例は収縮早期雑音を第4肋間胸骨右縁のみに限局して認め,左室造影にてその時期に一致して瘻孔を通して造影剤の右冠状動脈内への駆出があり,収縮期雑音の発生機序に関する江口らの推論を支持する可能性もあると考える.本症例は大動脈冠状動脈バイパス術を併用したがグラフトの開存が得られず重篤な経過をとった.しかし本法が適応となる症例もあると考え今後検討を重ねたい.
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高橋 昌規, 金子 兼喜, 桜田 徹, 阿部 忠昭
1980 年12 巻11 号 p.
1350-1354
発行日: 1980/11/25
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
フリー
肺動脈の異常拡張は種々の心疾患や肺疾患に伴って2次的に生ずるが,まったくの基礎疾患がなく良性の先天的血管奇形と考えられている特発性肺動脈拡張症(idiopathicdilatation of the pulmonary artety:IDPA)はまだ報告例が少ない.
今回51歳女子,59歳男子の2例で本症を経験した.
本症はこれまで予後良好な疾患と考えられていたが,肺動脈弁閉鎖不全を合併しやすく,その対策は外科的治療の可能性も含めて今後の課題であると思われる.現在のところ症例1は無症状,症例2はまだ症状は軽く肺動脈弁閉鎖不全の程度もきわめて軽微であるが,今後増悪傾向をとる可能性をつねに念頭において厳密に経過を観察してゆく予定である.
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富田 忠雄
1980 年12 巻11 号 p.
1357-1363
発行日: 1980/11/25
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
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大西 俊一
1980 年12 巻11 号 p.
1364-1369
発行日: 1980/11/25
公開日: 2013/05/24
ジャーナル
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