本研究においては紺青製造の際における酸化剤ならびに紺青生成の際における反応条件の製品に及ぼす影響についての実験を行なった。
すなわち酸化剤としては通常工業的に最も多く使用される塩素酸ソーダの外に5種類の酸化剤を用い, かつその量的変化による影響を調べた。
この結果については, 色相にはあまり変化が得られなかったが吸油量ならびにこれらをビヒクルと練合した場合の流動性についてはかなりの変化が見られた。
次に反応条件すなわち反応温度, 反応液濃度, 沈殿生成の時間などの変化による紺青製品の適性について調べた結果, これらの諸条件もまた製品の適性に大なる影響を及ぼすことがわかった。
抄録全体を表示