色材協会誌
Online ISSN : 1883-2199
Print ISSN : 0010-180X
ISSN-L : 0010-180X
50 巻, 5 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • モノマー全量仕込重合法における4成分系共重合体組成の検討
    福田 忠則, 高橋 正夫, 大西 征一郎
    1977 年 50 巻 5 号 p. 256-261
    発行日: 1977/05/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    スチレン (St), アクリル酸η-ブチル (BA), イタコン酸 (IA) およびメタクリル酸β-ヒドロキシエチル (HEMA) の4成分 (19.2 : 56.0 : 11.0 : 13.8モル%) を最初から重合系に仕込んでモノマー全量仕込重合を行ない, 各重合率における共重合体の組成変化をNMRスペクトルによって分析した。
    (1) 重合初期 (重合率33%) における累積共重合体組成は, St : BA : IA : HEMA=35 : 37 : 6 : 22モル%である。仕込組成に比べてSt含有量は2倍近く多く, 逆にBA含有量は少ない。
    (2) 重合率の上昇とともに累積共重合体中のSt含有量は徐々に減少し, 一方BA含有量は増加する。
    (3) 一方官能基を有するIAおよびHEMA含有量は全重合率中仕込組成に近く, 組成変化が比較的少ない。
    (4) 上記の結果はAlfrey-PriceのQ, е基礎式から求めた計算値とかなりよく一致した。
  • ポリオキシエチレン系非イオン界面活性剤の定性分析
    永見 浩一, 千葉 正博
    1977 年 50 巻 5 号 p. 262-266
    発行日: 1977/05/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    比較的大口径カラムを用いた分取高速液体クロマトグラフィーによる界面活性剤分析の第1歩として, ポリオキシエチレン系非イオン活性剤の定性分析を試みた。
    シリカゲル (Merckosorb SI 60, 平均粒径5μm) をつめた内径10mm, 長さ500mmのパイレックスガラス製のカラムを用い, アセトンを移動相とすることにより, 分離のよいクロマトグラムが得られた。
    各試料のクロマトグラムはいくつかのピークより成り, エチレンオキシド付加モル数に分布があった。ノニルフェニルエーテル系の各ピークは分取-赤外線吸収スペクトル法により同定された。
    本測定条件において, 試料の保持時間はそのHLBに依存し, 前者を測定することにより後者の推定ができる。さらに, 赤外線吸収スペクトル法により親油基の同定を行なえば, そのHLBとから界面活性剤の定性分析ある程度nの推定が可能である (図-5) 。
  • 山崎 信助
    1977 年 50 巻 5 号 p. 267-275
    発行日: 1977/05/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 中山 雍晴
    1977 年 50 巻 5 号 p. 276-284
    発行日: 1977/05/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
feedback
Top