色材協会誌
Online ISSN : 1883-2199
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39 巻, 9 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 橋爪 清
    1966 年 39 巻 9 号 p. 431-440
    発行日: 1966/09/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 長鎖α-オレフィンより誘導されるグリコール
    前田 博, 有賀 長郎, 長野 久司, 斎藤 伸之
    1966 年 39 巻 9 号 p. 441-447
    発行日: 1966/09/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    炭素数6-20にわたる5種の長鎖α-オレフィンを原料に用い, 過酢酸法によリヒドロキシル化を行なって長鎖1,2-グリコールを合成した。この長鎖1,2-グリコールと二塩基酸とを用いて塗料用のアルキド樹脂を合成し, ブチル化メラミン樹脂と焼付け形の塗料を調製して, 塗膜試験を行なった。その結果, とくに鎖員数6-7の1,2-グリコールを用いて得られたアルキド樹脂の場合に, 硬度・密着・耐水性において優秀な塗膜が得られた。また, アルキド樹脂のモデル物質を合成して, その加水分解性について実験を行ない, 塗膜の耐水性に対比して検討を行なった。
  • 高橋 誠一, 大村 孝昭
    1966 年 39 巻 9 号 p. 448-453
    発行日: 1966/09/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    高分子と液体との相互作用はμ**の値によりかなり正確に特性づけられる。μは普通高分子溶液の場合には浸透圧の測定から, 橋かけ高分子の場合には膨潤度の測定から求めることができる。橋かけ間分子量 (Mc) の異なる10種類のアルキド樹脂, 油長および分子量の異なる5種類のエポキシ樹脂エステル皮膜について, 二, 三の温度でμを求め, つぎの結果を得た。 (1) アルキルド樹脂皮膜の膨潤度は溶剤の種類によって, ケトン類>エステル類>芳香族炭化水素類>アルゴール類の順序に低下し, μは増大する。ケトン類・エステル類・芳香族炭化水素類・アルコール類のμはそれぞれ0.5-0.6, 0.6-0.7, 0.7-0.9, 1.0-1.3である。 (2) ベンゼンーアセトンニ成分系溶剤によるアルキド樹脂皮膜の膨潤については, 極大膨潤度および極小μを示す溶剤組成が存在する。この極大値および極小値から樹脂の溶解性パラメーター (δ2) を求めると1励が小さくなるほどδ2は小さくなる。 (3) アルキド樹脂・エポキシ樹脂エステルの膨潤度は1協が小さいほど小さい。しかしMoが等しくてもp一レブチル安息香酸を含むエポキシ樹脂エステルはそれを含まない樹脂に比べて膨潤度は小さい。 (4) μの温度依存性はμの大きいほど大きい。MEKの膨潤力が最も強く, そのμはベンゼンーアセトンニ成分系溶剤の極小μ値と等しく, その温度依存性はほとんど認められない。
  • 中辻 康城
    1966 年 39 巻 9 号 p. 454-464
    発行日: 1966/09/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    プラスチックスの塗装あるいは印刷などの実施に対しては溶剤の挙動を把握する事が必要である。ここではポリカーボネートに対する各種溶剤の限界応力を詳細に検討した結果を報告する。
    溶剤の限界応力は時間および温度に依存する。特に温度依存の挙動によって溶剤を四種類に類別する事ができる。二成分系混合溶剤においては組合せのいかんによって “温度依存性における相補効果” および “限界応力低減の効果” とでも称すべき現象が現われる。三成分系混合溶剤ではこれらの効果が錯綜し挙動はさらに複雑である。
    このような溶剤の現象は既知の溶剤特性とは簡単に関係づけられず従って個々の組合せについて十分検討する事が必要である。限界応力値の実用的意義についても言及した。
  • 北原 文雄
    1966 年 39 巻 9 号 p. 465-471
    発行日: 1966/09/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
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