巻号一覧
前身誌
68 巻, 10 号
選択された号の論文の7件中1～7を表示しています
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3.物性におよぼす付加密度の影響須原 常夫, 福井 寛, 鈴木 福二1995 年 68 巻 10 号 p. 597-605
発行日: 1995/10/20
公開日: 2012/11/20
ジャーナル フリーアルコール性ヒドロキシル基の密度を変化させた処理二酸化チタンを調製し, その物性評価を行った。
シリコーン被覆量が増加するにつれて, アルコール性ヒドロキシル基の付加密度が増加する傾向を示した。接触角, 疎水性評価では, 217μmolg-1シリコーン被覆二酸化チタンにアルコール性ヒドロキシル基を修飾したものが, 最も疎水的な性質が強く, 逆に267μmolg-1シリコーン被覆したものにアルコール性ヒドロキシル基を修飾したものが, 最も親水的な性質が強いことがわかった。またこの処理二酸化チタンを各種油に分散した粘度挙動は, アルコール性ヒドロキシル基が増加するにつれて, 粘度が増加する傾向を示した。
このことから, シリコーン膜上にある疎水性のメチル基および修飾された部分の親水性のアルコール性ヒドロキシル基の比率によって, 非分散系または分散系で物性が異なることがわかった。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (891K) -
原田 明, 北森 武彦, 澤田 嗣郎1995 年 68 巻 10 号 p. 606-612
発行日: 1995/10/20
公開日: 2012/11/20
ジャーナル フリー細胞や毛髪断面など微小試料の中にある極わずかに着色した部位を観察するために, 光熱変換現象を利用した新しいタイプの顕微鏡 (熱レンズ顕微鏡) が提案されている。この顕微鏡では熱レンズ信号を測定する。熱レンズ信号は試料での発熱量 (一光の吸収された量) に比例する。したがって, 熱レンズ顕微鏡では真の吸光量を高感度かっ定量的に測定可能だと期待される。顕微鏡下の吸光量測定は光散乱の影響を強く受けるので, 熱レンズ信号と透過光量を同時に測定する顕微鏡を開発して空間分解能と散乱光の影響を調べた。面内および光軸方向の空間分解能は, それぞれ0.3μm, 9.6μmであった。この顕微鏡が, 空間分解能においても通常の光学顕微鏡を上回ることを確認された。また, 毛髪への染料や界面活性剤の浸透度合いを調べる目的で, 断面切片の観察を試みた。熱レンズ顕微鏡が, 光散乱の影響を受けにくいことを実験的に示した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (981K) -
Hiroyuki KANAI, Yoshie NAKATA, Takeshi AMARI1995 年 68 巻 10 号 p. 613-621
発行日: 1995/10/20
公開日: 2012/11/20
ジャーナル フリーThe relations between magnetic properties of coating films and dispersion state of magnetic particles in the suspension are investigated with the aid of a rheological method. Suspensions of maghemite particles were prepared in two dispersing systems VAGH/RE610 system and MR110 system. VAGH is an ordinary binderpolymer based on a polyvinyl chloride derivative and RE610 is a dispersing agent consisting of an alkyl ether phosphate, while MR110 is a binder with polar groups, which adhere to the surface of the magnetic particles, in the molecular chains. Usually, dispersing agents are not necessary in the MR110 system.
Dried film of a suspension of MR110 system show better surface smoothness in comparison with that of VAGH/RE610 system. Therefore, it is thought that dispersibility of particles in MR110 system is better than that in the VAGH/RE610 system. However, the viscosity of the MR110 system appeared to be higher than the VAGH system under relatively high shear rate, in contrast to ordinary suspensions, which show lower viscosity when particles are better dispersed.
The mechanism of the peculiar rheological behaviors in the suspensions of magnetic particles was explained by a percolation model, in which elastic networks are constructed with elastic units, flocs, the mechanical property of which depends on the shear history of the system.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1112K) -
今津 勝宏, 佐藤 一弘1995 年 68 巻 10 号 p. 622-628
発行日: 1995/10/20
公開日: 2012/11/20
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (1084K) -
E-PrintTM1000について (湿式電子写真方式によるオンデマンド印刷)薩垂 恵介1995 年 68 巻 10 号 p. 629-637
発行日: 1995/10/20
公開日: 2012/11/20
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洪 博哲1995 年 68 巻 10 号 p. 638-645
発行日: 1995/10/20
公開日: 2012/11/20
ジャーナル フリーカラープリンタの色に関する性能は, 色域の大きさと測色的な調整精度で決定される。色域表示には, xy色度図で2次元表示する方法と均等色空間で3次元表示する方法があるが後者の方が適当である。再現色は色域内であれば信号処理により測色的に調整可能である。色調整は, カラーマネージメント技術などにより, 多次元のLUTを用いて正確に行えるようになってきた。この結果, 色域の大きさがプリンタを差別化する主要因となってきており, 色材の選択はますます重要になっている。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (986K) -
入山 裕1995 年 68 巻 10 号 p. 647-652
発行日: 1995/10/20
公開日: 2012/11/20
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (1050K)
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