色材協会誌
Online ISSN : 1883-2199
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92 巻 , 1 号
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技術論文
  • 林 英樹, 村上 恵次, 尾之内 千夫, 小田 三都郎, 中尾 秀信
    2019 年 92 巻 1 号 p. 2-6
    発行日: 2019/01/20
    公開日: 2019/01/26
    ジャーナル フリー

    エチレン架橋型ジフェニルアミンをモノマーユニットとするポリ(ジベンズアゼピン)(PAzep)の合成を行い,分光特性および電気化学特性の評価を行うとともに,蛍光性添加剤としての評価も行った。PAzepは,対応するジブロモ体(BrAzep)をモノマーとして脱ハロゲン化重縮合を行うことにより高い位置規則性にて得られた。架橋ユニットおよびN 上の置換基により,分光特性は変化した。重合方法によっても分光特性が変化することも確認できた。

    PAzepのキャストフィルムのサイクリックボルタモグラム(CV)を測定したところ,キャスト溶媒としてトリフルオロ酢酸を用いた場合とジクロロエタンを用いた場合でCVが違っていたポリフェナザシリン(PPhenaz)の場合と違い,キャ スト溶媒に対する依存性はなかった。この違いは,キャストフィルムのIRスペクトルのキャスト溶媒の依存性にもあらわれていた。また,本論文で合成したPAzepをプラスチックに添加した試験片は強い蛍光を示したことから,機能性添加剤としての有効性も示唆された。

解説
総説
環境対応車の技術講座(第3講)
  • 今西 大介
    2019 年 92 巻 1 号 p. 21-27
    発行日: 2019/01/20
    公開日: 2019/01/26
    ジャーナル 認証あり

    地球温暖化問題が深刻さを増す中,世界各国で温暖化ガスである二酸化炭素の排出の抑制に取り組んでいる。輸送機器から排出される二酸化炭素もその規制対象であり,とくに自動車に関しては各国で厳しい二酸化炭素の排出量規制値を決め,燃費の向上に取り組んでいる。燃費の向上にはパワートレーンの性能向上以外に,車体の軽量化が有効であり,車体の軽量化には超高張力鋼や炭素繊維強化プラスチック等の利用が効果的である。本論では,今後の二酸化炭素の排出量規制の予測から軽量自動車車体に必要になる軽量素材の見通しを述べる。

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