色材協会誌
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42 巻, 11 号
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  • フェノール・エポキシ系塗膜の動的粘弾性
    平田 貞夫, 岸本 昭
    1969 年 42 巻 11 号 p. 489-493
    発行日: 1969/11/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    比較的高温で長時間焼付けたフェノール・エポキシ系塗膜の動的粘弾性挙動を, 強制伸縮振動法によって検討した。動的ヤング率および損失正接について, 温度-時間の重ね合わせ法が同塗膜についても適用できることを知った。塗膜のガラス転移温度は, 焼付け温度が高温になると上昇する。これは焼付け条件によって橋カケ密度が異なるためと考えられる。
  • 久下 靖征, 中道 敏彦, 藤井 二十六, 植木 憲二
    1969 年 42 巻 11 号 p. 494-500
    発行日: 1969/11/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    顔料容積濃度 (以下PVCと略す) の一連に異なるビニル樹脂系・アルキド樹脂系・ニトロセルロース/DBP系の試料を用いて, その応力-ヒズミ特性を測定した。
    (1) PVCの増大に伴ない, 塗膜の弾性率は増大・破壊伸びは低下する。しかし抗張力, したがって破壊強さは塗膜形成要素の物性に著しく左右され, これらの物性-PVC関係曲線は一般に極大点を示す。
    (2) 塗膜の物性-PVCに関するNielsenの理論は硬ぜい (脆) な塗膜形成要素にのみ適用できる。
    (3) 実験の範囲内では, ビヒクル/顔料相互作用はγ-酸化鉄 (以下γ-Fe2O3と略す) の方がルチル形チタン白 (以下R-TiO2と略す) より定性的に大きかった。
  • 園 順次
    1969 年 42 巻 11 号 p. 501-505
    発行日: 1969/11/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    テレフタル酸系と二官能性アルコールのエチレングリコールを主としたアルコール成分から製造された線状飽和ポリエステル樹脂の工業用溶剤に対する溶解性を検討するために, この樹脂を真溶剤に溶解して単独溶剤による溶解性パラメー・・一一・・ター範囲を求め, さらに5種類の樹脂溶液に芳香族炭化水素系希釈剤を添加して, 希釈率と混合溶液の溶解性パラメーター範囲を同時に求めた。次に塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体とポリエステル樹脂との相溶性, およびポリエステル樹脂単独や他の樹脂を併用して塗布した場合の塗膜の性状を調べた。
    その結果次のことが判明した。
    1) 溶解性パラメーターは8.7~11.1の範囲にある。
    2) この樹脂に対する真溶剤は, ミクロヘキサノン, メチルエチルケトンなどのケトン系溶剤が溶解力が大きく, トルエン, キシレンは希釈剤として良好であり, アルコール類は溶解性カミ小さい。
    3) 相溶性はニトロセルロースと相溶し, 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体ではVAGH>VMCH・VYHHの順で相溶した。
    4) ポリエステル樹脂単独の場合の塗膜の性状は耐摩耗性, 耐衝撃性, 促進耐候試験後の二次物性などがすぐれていた。
    5) メラミン樹脂を併用した場合, 耐沸騰水性, 耐洗剤性, 耐溶剤性, 不粘着性が良くなった。
  • 光井 武夫
    1969 年 42 巻 11 号 p. 506-515
    発行日: 1969/11/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • ポリマーの分解反応と耐熱性樹脂
    垣内 弘
    1969 年 42 巻 11 号 p. 520-528
    発行日: 1969/11/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
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