色材協会誌
Online ISSN : 1883-2199
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41 巻, 10 号
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  • 堀田 久志, 佐竹 孝, 間庭 勝
    1968 年41 巻10 号 p. 483-490
    発行日: 1968/10/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    塗装作業は高セン断速度下に行なわれることが多い。ローラー塗装では試算によると6×104sec-1以上のセン断速度と考えられる。そこでバレルセーバーズ形粘度計を試作し104sec-1近傍におけるクリヤ塗料の粘度を調べて, 実用上多く用いられる# 4フォードカップ粘度計と比較した。その結果, 固形分30%のとき10℃以上ではほとんどニュートン流動となるが, 0℃では非ニュートソ流動となりセソ断速度依存性が生じてくる。
    濃度と粘度の対数の関係は, 固形分30%まで直線関係となり, 簡単な式で表わされる。流動活性化エネルギーは溶剤でほぼ3 kcaL/moL塗料で7 kcaL/moLとなった。塗料の流動活性化エネルギーは, 溶剤・濃度が変化してもあまり変わらない。
    一方, フォードカップ粘度とセーバーズ粘度とは, 粘度がセン断速度依存性がないところではほぼ一致するが非ニュートン流動とるに従い次第に差を生じる。
  • 宮沢 嘉一郎, 松尾 昭二, 斎藤 衛
    1968 年41 巻10 号 p. 491-497
    発行日: 1968/10/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    NaOH-Na2Cr2O7溶液とHNO3-Pb (NO33) 2溶液とを水中に同時滴下してクロム酸鉛を作りそれらの諸特性を調べた。
    反応比N2O5/Na2O=1 (pH≒3.2) を中心にして, 酸性側とアルカリ性側とで色相の変化・NaOHおよびH2SO4に対する挙動が異なることを知った。反応温度による色相の移行傾向は反応pHによって相異した。
    化学分析・AcOH処理・X-線回折測定などから, これらの相異が反応pHに基づく化学組成の相異によることを推定した。
    酸またはアルカリ処理したもののX一線回折図から, それぞれ硫酸鉛あるいは塩基性クロム酸鉛の生成のほかにクロム酸塩のヒズミが認められた。
  • 永田 工
    1968 年41 巻10 号 p. 498-506
    発行日: 1968/10/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    クレターを形態により分類すると, 中心に核が認められる有核形, 単に凹みだけの無核形, 下地が見えている有核性および無核性ハジキの4種類に大別される。これらのクレターが粉じんの大きさ, 粉じんのヨゴレ, 塗料の表面張力, 粘性抵抗, 塗膜の厚さなどの各因子により, どのような影響を受けるか, 簡単なモデル実験により検討してみた。その結果, (1) 完全に洗浄された粉じんにはクレターを発生する能力がない, (2) クレターばシリコーンなどの表面張力の低い物質により汚染された粉じんにより生じ, 粉じんの大きさが膜厚より十分大きい場合ハジキ形となり, 小さい場合には有核形クレターとなる, (3) 有核形クレターの径はエナメルの粘度が700~800 Poiseのとき最大となる, (4) シリコーンの添加はクレターの防止策として有効である, (5) 一般に焼付け後, 有核形クレターの径は増大するが, シリコーンを添加した系ではこの傾向はほんど認められない-などの知見が得られた。
  • 釣谷 泰一
    1968 年41 巻10 号 p. 507-518
    発行日: 1968/10/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 高分子化合物
    垣内 弘
    1968 年41 巻10 号 p. 519-523
    発行日: 1968/10/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
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