チタネートカップリング剤およびセタノール, シランカップリング剤によるアルミナ, チタニアおよびタルクの表面処理条件, 表面性状が炭素含量, 表面積, 分散性並びに分散嗜好性, 赤外線吸収スペクトルおよび熱分解から検討された。これらの結果から, これらの処理剤はアルミナ, チタニアおよびタルクに対し程度の差はあるがそれぞれ有効に処理されること, 反応はこれら酸化物粉体の表面水酸基がこれら処理剤と脱水または脱アルコール縮合することで進行し, 表面官能基はアルコキシ, オクタデシルジヒドロキシシリル, イソステアロイルチタニル基からなることが認められることおよびタルクの反応に関与する水酸基はSi-O層, Mg-O層に直角な破断側面に形成される水酸甚であることが示唆された。
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