色材協会誌
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36 巻, 4 号
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  • 不飽和脂肪酸変性ポリエステル樹脂
    野間 夬之, 四十宮 竜徳
    1963 年36 巻4 号 p. 157-163
    発行日: 1963/04/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    一般に不飽和ポリエステル樹脂は硬化に際し, 主として空気中の酸素の影響を受けて塗膜表面は粘着性を有する。
    本研究は不飽和ポリエステルを不飽和脂肪酸で変性し空気硬化性を有する変性ポリエステル樹脂を作製した。すなわち不飽和脂肪酸として, ソルビン酸, リノール酸, エレオステアリン酸を用い, これら不飽和脂肪酸を通常の不飽和ポリエステルのクッキングの終期, すなわちエステル化のストッパーとして使用し, ポリエステルの末端基に不飽和脂肪酸を導入した。これら変性ポリエステル樹脂の空気硬化の効果は, ソルビン酸>エレオステアリン酸>リノール酸の順であり, ベースレジンの不飽和度40~50モル%近辺で良好であった。また末端基数の影響については4.5モル%レジンで十分に空気硬化の目的を達する。また空気硬化性はベースレジンの融点およびポリエステル分子の屈曲性にも影響される。その他赤外線吸収スペクトルにより空気硬化機構について検討し, ついで各変性ポリエステル樹脂の物理的性質, 耐薬品性について検討した。
  • 高岡 京, 長倉 稔, 三原 一幸
    1963 年36 巻4 号 p. 164-169
    発行日: 1963/04/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    尿素と脂肪族飽和アルデヒド類 (アセトアルデヒド, プロピルアルデヒド, ブチルアルデヒド, イソブチルアルデヒド, エナントアルデヒド) を反応させ, その生成物の性状について検討した。
    尿素-アセトアルデヒド室温反応 (15~20℃) では分子量664 [I], 704 [II], 189 [III] の化合物およびエチリジンジ尿素 [IV] を得た。低温反応 (3~5℃) はPh1~2のとき [IV], 5~11ではジエチロール尿素 [V] および [III] を得た。 [V] は吸湿性で加熱および室温放置により高分子化して無色透明の溶剤不溶物となる。
    尿素-プロピルアルデヒド室温反応では分子量616 [IV], 315 [VII] の白色粉末を得た。低温反応ではpH1~2のときプロピリジンジ尿素 [X], 5~11でジプロピロール尿素 [VIII], モノプロピロール尿素 [X] を得た。 [VIII], [IX] は高分子化して不溶の無色透明膜となった。
    尿素-ブチルアルデヒド室温反応では分子量473 [XI] の白色粉末を得た。低温反応ではpH5~11のときジブチロール尿素 [XII] および [XI] を得た。 [XII] はアルコール, アセトンに溶, トルエンに微溶で高分子化し不溶の無色透明物となった。
    尿素-イソブチルアルデヒド室温反応pH1~2で分子量170 [XIII] の白色粉末を得た。
    尿素-エナントアルデヒド50%-メタノール水溶液中pH1~2で淡黄色粉末 [XIV] を得た。
  • 三原 一幸
    1963 年36 巻4 号 p. 170-183
    発行日: 1963/04/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 佐藤 弘三
    1963 年36 巻4 号 p. 184-192
    発行日: 1963/04/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 入貝 信一
    1963 年36 巻4 号 p. 193-198
    発行日: 1963/04/30
    公開日: 2012/11/20
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  • 山本 和子, 森川 正, 小日向 益次郎
    1963 年36 巻4 号 p. 199-204
    発行日: 1963/04/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
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