色材協会誌
Online ISSN : 1883-2199
Print ISSN : 0010-180X
ISSN-L : 0010-180X
35 巻, 7 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 錦織 望
    1962 年 35 巻 7 号 p. 214-218
    発行日: 1962/07/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 永田 暢良, 谷口 秀, 太田 良夫
    1962 年 35 巻 7 号 p. 279-284
    発行日: 1962/07/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    水溶性アクリル樹脂の一つの試みとして, 本研究においては, 特に, 無水マレイン酸を変性成分として使用したものをつくり, 樹脂の生成反応, 特に, 共重合反応の条件の検討と, 簡単な分析による, 水溶性樹脂生成反応の研究を主要な目的とした。
    結果を総括すると,
    (1) 共重合反応の収率は, 無水マレイン酸の全成分中にしめる割合が少ないほど, また, 反応を高温還流状態で行なったものの方が良好であった。
    (2) 15モル%以上の無水マレイン酸を含む共重合樹脂を水酸化アンモニウムと反応させると, 水溶性となったが, これは, 酸無水基が, 酸アミド基, および, カルボン酸アンモニウム塩に変化したことによるものと推定される。
    (3) この水溶性樹脂に, 少量の水溶性メラミン樹脂を混合したものから焼付ケ塗膜をつくり, 性能を調べたところ, 無水マレイン酸量の少ないものほど, 耐水性が良好であった。
  • 可知 博
    1962 年 35 巻 7 号 p. 285-289
    発行日: 1962/07/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    ポリビニルポルマール (PVF) の加熱による橋かけ反応はホルマールエナメル線の焼付ケ工程で起っている化学反応を知るために重要である。さきにPVFの不溶化の反応について熱分解の観点から考察を加えた(SUP)1)(/SUP) がこの報文ではPVFの橋かけ反応の機構を単なる加熱の場合と, H2SO4を添加した場合とのそれぞれで明らかにした。
    すなわち, まずPVFのゲル化の反応機構は加熱温度によって異なることを確かめ, それゆえ熱分解等の副反応の比較的少ない低い温度において加熱による橋かけを遊離酸の少ないPVFおよびこれにH2SO4を添加したPVFについて研究し,
    a. 遊離酸の少ないPVFについては, まず酸素の共存下における加熱によってhydroperoxideが生成し, これの分解の過程において生成した2重結合がラジカル反応により分子間を架橋化すること,
    b. H2SO4を添加したPVFにおいては (a) とは異なり脱アセチル化によって, 分子間の橋かけが行なわれることを示した。
  • 2, 3の有機溶剤中におけるベンガラの分散性について
    蓮 精, 岡本 淑子
    1962 年 35 巻 7 号 p. 290-294
    発行日: 1962/07/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    種々の有機液体中におけるベンガラの分散をソヂュームヂオクチルスルポサクシネート (エヤロゾルOT) †の存在の下に調べ, ニヤロゾルOTのベンガラへの吸着との関係を吟味した。吸着等温線は三つの形に分類され, 第1形はヘキサン, 二塩化メタソ等の中で起こり, 平衡濃度10-5mol/l程度で飽和するラングミューア形で, 第2は酢酸ブチル, アセトン中の場合で平衡濃度10-4mol/1程度で飽和し, 吸着量も第1形よりも少なかった。第3はアルコールの場合で吸着は全然起こらなかった。
    分散は第1形の液中でのみ起こり, 他の場合は起こらなかった。分散した粒子は電気泳動を示し正に荷電していた。このことから粒子表面への界面活性剤の吸着の強さと分散の安定化との間にはなんらかの関係があることがわかる。
  • 不可逆性示温塗料の変色温度に及ぼす加熱条件の影響 (その3)
    舟山 勉, 堀口 義一
    1962 年 35 巻 7 号 p. 295-297
    発行日: 1962/07/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    不可逆性示温塗料21種について, 1°, 2.5°, 5°および10℃/minの各定速度で温度を上昇させ, それぞれの加熱速度における変色温度を測定した結果, 温度上昇時においては, 不可逆性示温塗料の変色温度θ℃と加熱速度ν℃/minの間に, 次式で表わされる関係があることが明らかとなった。
    0=A+Blogν (A, B : 定数)
  • 武田 円実, 外山 修之
    1962 年 35 巻 7 号 p. 298-307
    発行日: 1962/07/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 田口 〓三郎
    1962 年 35 巻 7 号 p. 308-313
    発行日: 1962/07/30
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
feedback
Top