エポキシ樹脂はクルクミンとエピクロロヒドリンによって合成した。得られたエポキシ樹脂は
Mn=1680,
Mw=2380,
Mw/
Mn=1.5 であった。さらに,エポキシ樹脂の硬化反応はエチレンジアミンを用いて室温で行い,得られた硬化エポキシからは蛍光性や優れた物性が示された。エポキシ樹脂の構造解析はFT-IR,
1Hおよび
13C NMRによって測定した。エポキシ樹脂硬化体の紫外-可視吸収スペクトルからは460 nmの吸収ピークが確認できた。また,エポキシ樹脂硬化体の蛍光スペクトルにおいては500 nmに確認できた。エポキシ樹脂硬化体のガラス転移温度および熱重量損失温度はそれぞれ90℃と375℃をそれぞれ示した。応力-ひずみ曲線は硬化エポキシが硬くて脆い性質であることを示した。
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