この地球上, 自然が息づくところ, 人間が生きうるところ, 新しい空間が生まれるところ, どこまでも色彩の世界は広がっていく。
悠久の時間の中で生き続ける自然, 次々と生まれ進歩し続けるもの, 快適さを追い求めるひとびと……。
宇宙空間への感性, 地球上の天然の美しさは, 人類の歴史上, いかなる時代でも認められてきたことであり, 自然の色が人間に何かを語りかけるように, 人間が創り出し, 与える色彩もある種の言葉となって私達自身に帰ってくるものである。
すなわち, 心の豊かな環境の創造に果たす色彩の役割を, 感性と色彩と理性との融合に問題解決のベクトルを求めてみる。
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