コーティングは, まず, 平均粒子径が約15μmの球形ポリスチレン微粉体をマイクロ波低温酸素プラズマ処理して表面を活性化させたのち, これをテトラエトキシシランを含むエタノール溶液中に分散させ, 濃NH
3水でpH-12.0に調整したのち, 3時間かくはんし, ろ過, エタノール洗浄する方法で行った。
その結果, マイクロ波低温酸素プラズマ処理により, ポリスチレン粒子表面に水酸基, カルボキシル基など含酸素官能基が導入され, 粒子表面が活性化されることがわかった。
また, 表面分析や顕微鏡観察の結果から, シリカゲルはポリスチレン表面にほぼ均一に析出し, その厚さは120nm程度であることがわかった。
抄録全体を表示