昭和医学会雑誌
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67 巻 , 6 号
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  • 塩沢 英輔, 矢持 淑子, 瀧本 雅文, 太田 秀一
    2007 年 67 巻 6 号 p. 451-453
    発行日: 2007/12/28
    公開日: 2010/09/09
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  • 櫻田 春水
    2007 年 67 巻 6 号 p. 454-459
    発行日: 2007/12/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 政本 多美子, 西村 有希, 岩瀬 万里子, 安原 一, 倉田 知光
    2007 年 67 巻 6 号 p. 460-468
    発行日: 2007/12/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    我々はこれまでに, 肝硬変・肝癌患者における肝薬物代謝酵素の活性変動に関して検討し, 肝臓癌, 肝硬変の合併などにより肝薬物代謝酵素のうち特にチトクロームP450 2C19 (CYP2C19) 活性が著しく低下していることを明らかにしてきた.CYP2C19は日本人を含む東洋人では約20%が遺伝的に欠損していることが明らかにされており, 癌患者より提供された試料での低活性が遺伝的な酵素欠損によるものかあるいは癌病態に起因するものであるのかに関しては不明であった.本研究は, 肝臓癌患者におけるCYP2C19の活性変動が遺伝的な要因によるものかあるいは病態に起因するものであるのかを明らかにすることを目的として行った.本研究で使用した肝臓試料は, 本学第二外科において肝部分切除術を受けた患者37名より提供を受けた.肝臓試料の提供は, 自由意思に基づく提供であること, 提供に同意した後でもいつでも同意を撤回できること, 撤回しても以後の診療に一切の不利益を被らないこと, プライバシーが守られることなどを明記した説明文書および口頭による説明を行った後。文書による同意が得られた試料のみを使用した.本研究の実施に関しては, 昭和大学医学部医の倫理委員会の審査承認を得た後実施した.CYP2C19遺伝子変異の検討: 遺伝的酵素欠損の評価は, PCR-RFLP法により行った.酵素タンパクの発現についてはウエスタンプロット法にて行った.CYP2C19活性の評価は, 代表的な基質であるS-メフェニトインを使用し, HPLC法にて行った.その結果, 肝臓癌患者におけるCYP2C19活性の低下は, 37例中26例で認められ, その頻度はこれまでに報告されている約20%に比較して極めて高い事が示された.肝臓癌患者におけるCYP2C19活性変動は, 概ね遺伝子変異に相関した低下が示された.CYP2Cl9遺伝子変異の頻度は癌患者においては健常者と比較して高頻度で起こっている事が明らかとなり, その頻度は原発性肝癌に比較して転移性肝癌で高頻度に起きていることが明らかとなった.今回の検討により, CYP2C19遺伝子変異が転移性肝癌に顕著に認められた事より, この遺伝子変異と癌の転移に何らかの関連性がある事が推察された.
  • 永井 隆士
    2007 年 67 巻 6 号 p. 469-478
    発行日: 2007/12/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    カルシトニン製剤には, 鎮痛作用と破骨細胞活性抑制作用がある.鎮痛作用機序は, セロトニンによる下行性の疼痛抑制作用と考えられているが, 我々はそれ以外にも皮膚温増加作用による疼痛抑制作用の可能性を報告した.皮膚温増加作用に, 血流増加作用が関与している可能性が示唆されたため報告する.2004年4月から3年間において, 骨粗霧症による腰背部痛や圧迫骨折にて入院治療中で, カルシトニン製剤の投与予定の患者のうち, 下肢の血流測定に同意の得られた28例に対して検査を行った.カルシトニン製剤であるエルカトニンの投与前と, 投与6時間後の下腿の血流測定を行った.薬剤投与方法は, エルカトニンS20単位 (1cc) を週1回肩に筋肉注射した.馴化時間は15分間とし, 馴化時間終了後2分間の平均値を測定した.血流測定は, 下腿前面中央部の組織血流量 (flow) と血液量 (mass) をアドバンス社製ALF21で測定した.ボランティアの健常成人女性8例に, 生理的食塩水 (生食) 1ccを筋肉注射し検査を行った.エルカトニン投与群28例の内訳は男性6例, 女性22例.骨粗爆症の原因は, 原発性22例, 腎性 (透析性) 4例, ステロイド性2例, 年齢はエルカトニン群67.29±15.39歳生食群33.38±7.76歳であった.エルカトニン投与前後の組織血流量は, 投与前3.80±1.70ml/min100g (以下単位略) , 投与後6.01±4.10 (P<0.05) , 血液量は投与前342.70±159.30, 投与後436.61±214.30 (P<0.05) と, 組織血流量と血液量ともに有意差を認めた.エルカトニン投与前の組織血流量と血液量の数値をそれぞれ小さい順に並べ直し, 前半14例を低値群, 後半14例を高値群と2群に分けて検討したところ, 組織血流量の測定値は, 低値群投与前2.56±0.61, 投与後6.80±5.44 (P<0.01) , 高値群の投与前5.04±1.53, 投与後5.22±2.02 (P=0.75, NS) .血液量では低値群投与前224.18±51.55, 投与後421.14±268.35 (P<0.05) , 高値群投与前461.22±140.69, 投与後452.09±151.16 (P=0.82, NS) であった.エルカトニンを投与すると, 血流の流れの少ないところでは流れを多くし, 血流の流れの多いところでは現状を維持する, という結果になった.一部の症例で血流増加が期待できることを考えると, 血流低下による酸素不足の状態で発生するNO (一酸化窒素) やセロトニンの複合作用によって血管が拡張している可能性などが考えられる.エルカトニンを投与すると, 局所の血流が増加することより, 血流障害から生じる動脈硬化症, 脊柱管狭窄症, レイノー症状などの治療に臨床効果が期待できる.
  • 白石 祐司, 勝呂 俊明, 森田 亮, 長嶋 理晴, 平野 勉, 足立 満, 渡部 琢也, 本郷 茂樹, 宮崎 章
    2007 年 67 巻 6 号 p. 479-488
    発行日: 2007/12/28
    公開日: 2010/09/09
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    血管収縮物質であるウロテンシンII (UII) は, ヒト培養マクロファージの泡沫化を促進し, 培養血管平滑筋細胞の増殖を促進させる.また本態性高血圧患者における血中UII濃度の増加は頚動脈粥状硬化の進展に対する危険因子である.しかし, UIIの動脈硬化促進作用を直接示した動物実験のエビデンスは未だない.今回我々はアポE欠損マウスを用い, UIIの動脈硬化促進作用を検討すると同時に, UII受容体選択的拮抗剤である4-aminoquinolineの抗動脈硬化作用を検討した.高脂肪食摂取下で, 9週齢の雄性アポE欠損マウスにUII, UII+4-aminoquinoline, vehicleをオスモミニポンプにて4週間持続投与し, 動脈硬化病変や腹腔マクロファージの泡沫化を検討した.更に9週齢の同マウスに4-aminoquinolineを8週間持続投与して抗動脈硬化作用を検討した.UII投与群において動脈硬化病変の進展活性酸素と酸化LDLの血中濃度の増加, 腹腔マクロファージの酸化LDLによる泡沫化促進を認めた.酸化LDLを認識するスカベンジャー受容体であるCD36とSR-A, 細胞内コレステロールエステル化酵素であるACAT1の発現亢進を認めた.これらUIIの効果は4-aminoquinoline投与により有意に抑制された.またUII投与無しに4-aminoquinolineを8週間単独投与すると動脈硬化病変は有意に抑制された.以上より, UIIは活性酸素と酸化LDLの血中濃度の増加, マクロファージでのCD36, SR-A, ACAT1の発現促進に起因する泡沫化促進によって動脈硬化進展を促したと考えられる.また4-aminoquinolineは動脈硬化の治療戦略に有益である可能性が示唆された.
  • 2007 年 67 巻 6 号 p. xi
    発行日: 2007/12/28
    公開日: 2010/09/09
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