昭和医学会雑誌
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60 巻 , 5 号
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  • 小峰 光博
    2000 年 60 巻 5 号 p. 553
    発行日: 2000/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 友安 茂
    2000 年 60 巻 5 号 p. 554-559
    発行日: 2000/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 新倉 春男
    2000 年 60 巻 5 号 p. 560-565
    発行日: 2000/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 磯山 恵一, 池田 裕一, 三森 謙一, 山田 耕一郎, 西平 浩一
    2000 年 60 巻 5 号 p. 566-570
    発行日: 2000/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    臍帯血には造血幹細胞が豊富に存在しており, 造血幹細胞移植の供給源のひとつとして使用されるようになった.最近の血縁者間, 非血縁者間臍帯血移植の成績から, 臍帯血中には骨髄造血を回復させるために十分な造血幹細胞が含まれていることが明らかになった.また, 移植後の重篤な移植片対宿主病 (graftversus-host disease, GVHD) の発症率も極めて少なく軽症であることも示されるようになった.我が国では, 1995年に神奈川臍帯血バンクが設立されこれまでに臍帯血を供給し, 臍帯血移植が行われた.その後, 国内外で1000例以上の非血縁者間臍帯血移植が行われておりその内我が国では2000年3月末時点で200例である.現在, 国内9ケ所の臍帯血バンクが公的補助を受け血液の供給を行っているが, これを日本さい帯血バンクネットワークとして連係する取り組みが行われている.この動きは, 臍帯血を利用する側にとって一層便利になるばかりでなく, 臍帯血移植の発展のために有用であると考えられる.
  • 高橋 孝喜
    2000 年 60 巻 5 号 p. 571-575
    発行日: 2000/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 鈴木 俊一, 丸本 佳子, 直江 道夫, 小川 良雄, 石崎 良太郎, 吉田 英機
    2000 年 60 巻 5 号 p. 576-585
    発行日: 2000/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    今回我々は前立腺癌患者末梢血からreverse transcription and polymerase chain reaction (RT-PCR) 法による前立腺特異抗原 (PSA) mRNAの検出を行い, 前立腺癌患者の転移の検索に有用であるかについての検討を行った.前立腺癌患者40例を対象とし, コントロールとして前立腺肥大症22例, 女性7例を用いた.前立腺癌Stage A1例からPSAmRNAは検出されず, 前立腺癌Satge B14例中1例 (7.1%) のみ, PSAmRNAが検出された.前立腺癌stage C10例すべてにPSAmRNAは検出されず, 前立腺癌stage D症例15例中13例 (86.7%) からPSAmRNAが検出された.前立腺肥大症22例中1例 (4.5%) からPSAmRNAが検出され, 女性7例は, 1例も検出されなかった.骨転移を認める15例中13例 (sensitivity86.7%) から血中PSAmRNAが検出され, 転移の存在しない25例中24例 (specificity96.0%) で陰性となり今後, 臨床的有用性が期待される結果を得た.
  • 千葉 正志, 高木 康, 五味 邦英
    2000 年 60 巻 5 号 p. 586-595
    発行日: 2000/10/28
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル フリー
    臨床検査における精度保証と無駄な再検査解消を目的として, 単項目チェック, 項目間チェック, 前回値チェックを組み合わせ, 臨床検体の特徴を加味した新しいチェックシステムを構築した.単項目チェック基準は, 各項目別に平均20, 000例の実測結果のヒストグラムを作成し, 過去に測定し得た測定値の分布からX±3SDで許容範囲を設定した.これによれば各項目のヒット率が1%を越えるものはなく, 平均0.28%であった.また, 項目間相関チェック基準の設定は, 各項目間の相関係数を1, 000例以上の実測結果から求め, 相関係数0.500以上の関係にある項目を相関チェック対象にした.そして, 許容範囲の設定には出現実績ゾーンの周辺を1%除外する方法で設定した.この方法でのチェック・ヒット率は平均0.65%であった.前回値チェック法は, 前回測定日からの経過日数を考慮する方法とし, 経過日数別の等高分布から40段階の断面ヒストグラムを作成し, つぎに各々の断面ヒストグラムの中央値から99%を範囲とした上限・下限値を求め, その値を連続的に結ぶ方式で範囲を設定した.本法でのチェック・ヒット率は, 平均2.68%であった.今回, 構築した方法での最終チェック率は3.1%であり, 従来から報告されている方法での20%以上のチェック・ヒット率に比べ, 大幅に改善効果があった.このため, 労力やコストが削減され, 効率的な検査が可能となった.
  • 橋本 加代子, 小川 勝利, 松岡 治, 関野 久邦, 乃村 昌臣, 小口 勝司
    2000 年 60 巻 5 号 p. 596-600
    発行日: 2000/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    成人におけるアレルギー性疾患の特異的IgE抗体保有状況の報告は少ないため, 成人男性における症状と特異的IgE抗体についての検討を行った.首都圏在住の20代成人男性121名を対象とし, スギ, ヒノキ, カモガヤ, ブタクサ, コナヒョウヒダニ, ハウスダスト2の6項目の吸入性抗原に対する特異的IgE抗体を, CAP-RAST法により測定した.季節性抗原では, スギが最も陽性率が高く36.4%を示し, ヒノキ18.2%, カモガヤ14.9%, ブタクサ5.8%であった.通年性抗原では, ハウスダスト2とコナヒョウヒダニで陽性率は大きな差はなく, 各々35.5%, 33.1%であった.アレルギー性疾患と特異的IgE抗体との関連では, ヒノキ, コナヒョウヒダニ, ハウスダスト2で何らかのアレルギー症状や既往歴を認める者が認めない者に対して有意に陽性率が高かった.一方, スギ, ヒノキ, コナヒョウヒダニでスギ花粉症の症状を認める者が認めない者に対して有意に陽性率が高かった.以上より, 首都圏在住の20代一般成人男性において, アレルギー疾患発現に対しては, ヒノキ, コナヒョウヒダニ, ハウスダスト2の影響があり, スギ花粉症発現に対しては, スギのみならず, ヒノキ, コナヒョウヒダニの影響がある可能性が示唆された.また, 特異的IgE抗体陽性で症状を認めない者や抗体陰性であっても症状を認める者の存在が確認された.
  • 木村 忠直, 永井 真由美, 白石 葉子, 白石 尚基, 猪口 清一郎
    2000 年 60 巻 5 号 p. 601-609
    発行日: 2000/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    声帯筋を含む甲状被裂筋における横断面の100ポイントから求めた単位面積1mm2あたりの筋線維数は, 男女25例 (♂14, ♀11) の平均値で639.8±48.6であった.収縮機能が異なる筋線維型の比率の平均値は, 緊張性収縮と持久力を有するタイプIの赤筋線維が43.7%で最も高かった.次いでタイプIとIIの両形質を示すタイプIIIの中間筋線維が28.8%, 速動性と瞬発力を発揮するタイプIIの白筋線維が27.6%となり, タイプIの赤筋線維の割合は有意に高かった.また筋線維型の性差を比較すると女性ではタイプIIIの中間筋線維が, わずかに高いのに対し, 男性ではタイプIの赤筋線維とタイプIIの白筋線維が高かったが, それぞれ有意差はみられなかった.また甲状被裂筋と前脛骨筋との比較では, 甲状被裂筋の赤筋線維が有意に高かった.以上の結果よりヒトの発声に関与している声帯筋を含む甲状被裂筋はタイプI型の赤筋線維の比率が多い筋であることが示された.
  • 中溝 玲恵, 武田 昭平
    2000 年 60 巻 5 号 p. 610-617
    発行日: 2000/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    雑種成犬21頭を対象として0.87%ハロタン・酸素の麻酔下に3種類の配合比のニトロプルシド (SNP) -トリメタファン (TMP) 合剤による低血圧麻酔 (平均動脈圧60mmHg, 60分間) を施行し, 血行動態, 水素クリアランス法により臓器血流 (腎臓, 肝臓, 膵臓) と筋肉血流に及ぼす影響を比較検討した.SNPの平均投与量は1: 1, 1: 2.5, 1: 5の3種類の配合比で各々6.7±1.6, 2.8±0.3, 2.6±0.8μg・kg-1・min-1であった.平均動脈圧は3群とも低血圧中60mmHgに容易に維持できたが, 1: 2.5群, 1: 5群では低血圧薬投与終了後にも低下 (p<0.05) が持続した.体血管抵抗は3群とも低血圧中低下 (p<0.01) したが低血圧薬投与終了後は速やかに回復した.心拍数は1: 2.5群で低血圧60分と低血圧終了後10分で減少 (p<0.05) したが, 1: 1群と1: 5群では変化しなかった.心拍出量は1: 1群, 1: 2.5群で低血圧中低下 (p<0.05) した.心筋収縮力の指標である左室dP/dt maxは3群とも低血圧中低下 (P<0.05) し, 1: 2.5群と1: 5群では低血圧薬投与終了後にも有意な低下が持続した.内臓臓器血流量は3群とも低血圧中も保持されたが, 筋肉血流量は低血圧中有意に低下した.結論として, SNP-TMP合剤の降圧機序は体血管抵抗と左室dP/dt maxの低下で, 心拍出量の低下を伴い, 血圧の変化は心筋収縮力の変化と相関した.低血圧中の内臓臓器の血流量は保持され, 有益であることが示唆された.また, SNP-TMP合剤による低血圧麻酔は配合比が1: 1から1: 5では安定した血行動態が得られ, 血圧の調節性を考慮すると1: 1の配合比が最も適切であることが示唆された.
  • 植松 光俊
    2000 年 60 巻 5 号 p. 618-631
    発行日: 2000/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    各種片手操作用の車いすの操作特性を明確にするため, スタンダード型車いす (S型) と4種類の片手操作用車いす, ダブルハンドリム型1種 (W型) および操作機構の異なるレバー型3種 (L1, 2, 3型) を用いて, 実験1: 100m快適および最大速度駆動における速度・駆動ピッチ数・脱輪回数・エネルギー代謝率 (RMR) および心拍数比較 (健常者6名対象) , 実験2: (1) 7種の駆動操作性課題遂行における所要時間, 駆動ピッチ数, 直進性評価と主観的運動強度や疲労部位, 操作難易性についてのアンケート調査比較 (健常者10名対象) , (2) レバー型車いす間の介助操作性比較 (健常者12名対象) , 実験3: 1週間の駆動操作習熟効果のスラローム走行所要時間および院内移動自立度における比較 (高齢障害者19名対象) を行った.その結果, 1) 快適速度での走行速度ではほぼ全車とも片麻痺患者の歩行速度と同等程度であり, RMRは「弱い運動」以下であったが, 快適速度走行直後心拍数はWおよびL1型が他車に比較し有意に高かった.2) 駆動課題における操作性はS型, L2, L3, L1, W型の順に良かった.L1型は力の伝達効率が不良で速度は遅く駆動ピッチは多く, L3型は移乗動作課題での難度が高いが, 力の伝達が良くスロープでは他の車いすより速かった.介助操作性はL1型が比較的良かったが, L型全体に改良すべき点が多かった.3) 院内車いす自立移動の目安は5mスラローム1往復で1分前後であった.S型においてW型と同じ程度に駆動速度が遅い患者は, L型が他車より早く自立する場合が多かった.また, L型では心悸亢進, 上肢の痛みを訴えるものが多かった.以上の結果から, S型の適応は残存能力の高いものに, L型は残存能力の低いもの, なかでもL1型は上肢筋力や協調性が低下したもの, L3型は上肢筋力が強く, 屋外駆動の必要性があるものに, L2型はその中間的適応と考えた.W型の適応は非常に低く, L1型とともに心疾患患者への処方には慎重を期する必要性があることが分かった.片手操作用車いすではこれらの適応を把握した処方をすべきである.
  • 井上 克己, 青木 慶一郎, 菅原 草, 石鳥 直孝, 門脇 昭一, 冨士 幸蔵, 廣本 泰之, 島田 誠, 吉田 英機, 鈴木 康太, 益 ...
    2000 年 60 巻 5 号 p. 632-635
    発行日: 2000/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    国立病院東京災害医療センターで平成8年7月からの3年間に救急で泌尿器科を受診した患者を集計した.3年間の受診者総数は374例.受診時の主訴は腹背部痛が最も多く109例29%, 次いで排尿困難および尿閉が52例14%であった.疾患別では尿管結石が最も多く101例27%, 次いで膀胱炎44例13%, 前立腺肥大症32例9%の順であった.救急車での受診は69例18%で, 尿管結石の疼痛発作が22例 (救急車受診の32%) を占めもっとも多く, 次いで尿閉14例 (救急車受診の20%) が多かった.緊急手術は16例4.2%で, 半数の8例が精巣捻転を疑っての手術であった.
  • 伊藤 紘朗, 高橋 正一郎, 伊東 友弘, 倉林 幹雄
    2000 年 60 巻 5 号 p. 636-641
    発行日: 2000/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    症例は71歳男性.腹部膨満感, 食欲不振となり近医受診時, 超音波検査にて多量の腹水を認めたため当科紹介受診となった.当科外来にて精査するも診断のつかないまま, 本人の意志で受診せず約4年間無治療にて放置されていた.その後腹部全体の圧痛, 下痢, 発熱を来したため来院し, 緊急入院となった.入院後, 腹部超音波, 腹部CT検査, 腹部MRI検査, 腹水細胞検査, 注腸検査, 大腸内視鏡検査等施行し, 腹膜偽粘液腫と診断した.本例の治療に関しては腹水の洗浄, 抗生剤の全身投与, 抗癌剤の腹腔内投与を施行し, 症状の改善, 腹水の減少を認めた.本疾患の治療においては虫垂摘出手術, 腹腔内洗浄, 全身, 腹腔内化学療法, 抗生剤による腹腔内洗浄が基本となる.しかし無治療にて約4年間経過した症例の報告は稀であり, 本症の予後を考える上で貴重な症例と考えられ報告する.
  • 刑部 義美, 高橋 愛樹, 成原 健太郎, 兼坂 茂, 葛目 正央, 佐々木 純, 金子 有子
    2000 年 60 巻 5 号 p. 642-648
    発行日: 2000/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    二酸化窒素吸入による中毒は防火作業, 溶接業, メッキ業などに従事する人に発症しやすいが, 本邦では余り知られていない.今回, 我々はメッキ業を営む64歳の男で硝酸と硫酸の混合液にニッケルメッキを賦したアルミ棒を挿入し, メッキ抽出作業中に二酸化窒素を吸入し, その後, 激しい呼吸困難と胸部圧迫感が出現, 近医にて急性肺水腫と診断され集中治療目的で本院救命センターに搬送後, 二酸化窒素による急性呼吸窮迫症候群 (acute respiratory distress syndrome・ARDS) と診断した症例を経験した.治療は人工呼吸管理を中心に最高気道内圧 (peak inspiratory pressure・PIP) , 肺胞の虚脱や無気肺の改善を目的として人工肺サーフアクタント, 更に各種ケミカルメデイエーター遊出阻止の目的でメチルプレドニゾロンの使用にて, 14日目には一般病棟に転出できた.本疾患は治療に比し予防が重要で, 作業所の改善や防護体制の整備, 更に疾患の存在を一般に認識させることが大切であると思われた.
  • 柳瀬 賢次, 土手 邦夫, 中村 美加栄, 豊田 高彰, 竹内 鉄郎, 大島 伸一, 中野 秀樹, 佐々木 史子, 丸山 繁, 水野 哲雄, ...
    2000 年 60 巻 5 号 p. 649-654
    発行日: 2000/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    症例は41歳男性.2年間持続する喘鳴, 呼吸困難, 発熱を主訴に受診.胸部レントゲンで右上葉に菌球を伴う空洞性陰影あり, また, Rosenbergらのアレルギー性気管支肺アスペルギルス症 (以下ABPA) の診断基準のうち主要所見7項目すべてを満たし, 菌球を伴ったABPAと診断.プレドニゾロン, ファンギゾン吸入およびフルコナゾール, フルシトシンの投与にて軽快.2年間の抗真菌剤投与およびプレドニゾロン10~15mg隔日投与にて菌球は消失した.11年間で肺機能障害は徐々に進行したが, 社会生活の継続は可能であった.線維化期のABPAでの菌球合併は希なことではなく, こうした症例では抗真菌剤投与が有用と考えられた.
  • 石川 泰崇, 田中 陽介, 澤田 貴稔, 尾又 弘晃, 藤田 昌頼, 宮岡 英世, 坂垣 太郎, 門倉 光隆, 野中 誠, 山本 滋, 片岡 ...
    2000 年 60 巻 5 号 p. 655-656
    発行日: 2000/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
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