昭和医学会雑誌
Online ISSN : 2185-0976
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61 巻 , 1 号
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  • 森 義明
    2001 年 61 巻 1 号 p. 1
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 田島 里佳
    2001 年 61 巻 1 号 p. 2-7
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 山本 晴美
    2001 年 61 巻 1 号 p. 8-11
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 真野 英寿
    2001 年 61 巻 1 号 p. 12-18
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 依田 光正
    2001 年 61 巻 1 号 p. 19-23
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 水間 正澄
    2001 年 61 巻 1 号 p. 24-28
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 北川 寛直
    2001 年 61 巻 1 号 p. 29-33
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 波多野 文, 田島 里佳, 森 義明, 水間 正澄, 川手 信行, 北川 寛直
    2001 年 61 巻 1 号 p. 34-41
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    当科における下肢切断治療依頼に関する症例46例51肢 (男性35例, 女性11例, 平均年齢61.3歳) について, 依頼内容, 原疾患, 年齢, 性別, 切断部位, 合併症, 転帰, 移動能力について調査した.依頼内容は, 術前からの, 切断術そのものも含めた依頼が増加していた.原疾患では閉塞性動脈硬化症 (以下ASO) , 糖尿病 (以下DM) , バージャー病 (以下TAO) などの血管障害性疾患が93.5%と多かった.年齢は外傷で低く, 血管障害性疾患では高かった.ASO単独, またはDM合併例では, 男性に多く, DM単独例では性差は消失傾向にあった.また, 原疾患がDM単独, またはASO合併例では保存的加療により切断を免れる例が8例存在した.切断部位はASO単独, あるいはDM合併例では大腿切断が多く, DM単独例では全例下腿以下の切断であった.合併症はASO単独, またはDM合併例に循環器・脳血管疾患合併が多く, TAOでは主要な合併症は認めなかった.死亡例は切断術前後で6例存在し, 術前の2例は敗血症で, 術後の4例は合併症の悪化で死亡している.移動能力は78.3%で義足装着を含めて歩行自立し, 71.1%が自宅退院を果たした.退院後追跡しえた25例では90.9%で退院時の歩行能力維持し, 非切断例でも全例患肢の悪化は認められなかった.当科での調査結果は他施設と比較し, 血行障害性切断が高齢者に多いこと, 男女比 (約3.2: 1) , DMでの性差の消失 (約1.2: 1) , ASOに比しDMでの末梢血行障害が多いことなどの点が共通していた.しかし, 非切断例が存在しその予後がよいこと, また高齢者の切断例が多いのにも関わらず, 義足装着例, 歩行自立例が多いことは, 術前からのアプローチを各科との連携のもと, 十分に行えているためと考えられた.
  • 大川 信彦, 遠藤 豊, 藤田 力也
    2001 年 61 巻 1 号 p. 42-49
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    最近5年間に昭和大学藤が丘病院で経験した大腸早期癌は422病変であった.このうちsm癌は114病変であり, その病態の検討を行った.さらにリンパ節転移の有無の検索が行われていた80病変を対象として転移危険因子の検討を行い, sm癌の治療方針を考察した.対象症例全体のリンパ節転移率は10.0%であった.リンパ節転移陽性群で深達度sm-massive例とリンパ管侵襲陽性例が有意差をもって多かった.組織型が中分化型腺癌の場合や高分化型腺癌でも先進部に異型度低下のある場合にリンパ節転移は高頻度にみられる傾向があった.深達度sm-massive, リンパ管侵襲陽性, 癌の全体または先進部の組織型が中・低分化型腺癌の3因子をリンパ節転移の危険因子とすると, 3つ全て陰性ならリンパ節転移はなく, 内視鏡治療後の追加腸切除やリンパ節郭清は不要と考えられた.2因子以上陽性の場合にはリンパ節転移率は18.9%と高く, 追加手術の絶対適応と考えられた.深達度sm-massiveで他の2因子陰性の場合には, リンパ節転移が1例のみ認められたが (転移率5.9%) , sm層垂直方向への浸潤距離は3, 000μmと深かった.垂直浸潤距離が1, 750μm未満の場合リンパ節転移陽性例はなく, 他の危険因子がなければ少なくとも1, 000μmまでの病変は内視鏡治療後に追加腸切除をせずに経過観察可能と考えられた.
  • 崎岡 節子, 若杉 聡, 大栗 茂芳, 山上 達也, 与芝 真, 藤田 力也, 大渕 真男, 杉本 英治
    2001 年 61 巻 1 号 p. 50-59
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    門脈圧亢進症が疑われた31例について, 門脈側副血行路の描出と門脈血行動態の評価を造影3D-MR angiography (3D-MRA) とカラードプラ検査を用いて試みた.造影3D-MRAをgolden standardにした場合, 左胃静脈と傍臍静脈のカラードプラ検査での描出能は比較的良好であった.カラードプラ検査による食道静脈瘤の描出については感度は低いが特異性は高く, カラードプラ検査で食道静脈瘤陽性の場合のみ確定診断として有用と考えられた.脾腎シャント, 門脈閉塞 (門脈血流の欠如) の描出能については, 必ずしも十分な結果ではなかった.これは消化管のガスがカラードプラ検査による血流の追跡を困難にしていたこと, 血流速度がおそい場合の血流検出能が造影3D-MRAより劣っていることなどが原因と思われた.しかし, カラードプラ検査は門脈血流異常を検出することが可能であり, カラードプラ検査による血流評価の併用が造影3D-MRAのみの評価にくらべて有用と思われた症例が31例中5例存在した.門脈圧亢進症の診断には, 側副血行路の描出だけでなく, 血行動態の異常の拾い上げも必要であるため, 今後もカラードプラ検査は有用な検査である.
  • 浦上 尚之, 神長 憲宏, 船津 康裕, 加藤 健史, 唐沢 隆文, 千野 晶子, 岩重 元栄, 樋口 良太, 長濱 正亞, 遠藤 豊, 高 ...
    2001 年 61 巻 1 号 p. 60-69
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    Peyer板は経口トレランスの誘導に重要であることが従来の動物実験から明らかにされているが, ヒトPeyer板については検討されていないのが現状である.一方, クローン病の治療に抗原性のない成分栄養剤が有効であること, 病初期にPeyer板が破壊されることが多いことなどより, クローン病の発症や再燃にはこの経口トレランスの破綻の関与が示唆されている.筆者は, 活動期クローン病患者と食餌蛋白全般に対して経口トレランスをすでに獲得している健常者のPeyer板のリンパ球を免疫学的に解析し, 末梢血液中のリンパ球と比較することにより, 活動期クローン病患者のPeyer板リンパ球における経口抗原に対する免疫応答の異常を検討した.対象は, 健常成人6例および活動期クローン病患者6例である.これらの対象から内視鏡的生検法にて回腸末端部のPeyer板を採取し, リンパ球を分離した.これを同一患者の末梢血液リンパ球と共に, 抗CCR4, CCR5 (それぞれTh2, Th1型T細胞表面に選択的に発現されるCCケモカイン・レセプター) , CD4およびCD8モノクローナル抗体で染色し, フローサイトメトリーで解析した.結果, 健常者において, Peyer板リンパ球と末梢血液リンパ球に有意差を認めなかった.しかし, Peyer板リンパ球と末梢血液リンパ球のCD8陽性細胞ではCCR5陽性細胞がCCR4陽性細胞に比し, 有意に多く認められた (p<0.05, p<0.05) .一方, クローン病患者において, Peyer板リンパ球のTh1 (CCR5陽性CD4陽性) およびTc1 (CCR5陽性CD8陽性) はともに末梢血液リンパ球と比較して有意に増加していた (p<0.01, p<0.01) .以上より, クローン病の病態とは, Peyer板において正常な経口トレランスのバランスが損なわれ, ある食餌抗原に対しTh1優位に過剰な免疫応答が惹起され, 活性化されたリンパ球がホーミングを経て局所の腸管粘膜に集積し, 腸管病変を発症することと考えられた.
  • 長嶋 厚樹, 藤田 力也, 佐竹 儀治, 光谷 俊幸
    2001 年 61 巻 1 号 p. 70-77
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    大腸癌の組織発生と進展を研究するために, 早期大腸癌に合併する腺腫成分を病理組織学的に観察し, 腺腫成分を合併した早期癌の形態, 大きさ, 癌の深達度について検討した.腺腫成分を合併した早期癌は, 今回検討の対象とした早期大腸癌全体の84.5%であった.その大部分がIp, Isp, Isの隆起型で早期癌全体の74.4%を占めた.sm癌では腺腫成分を合併した隆起型早期癌がsm癌全体の52.2%を占め, そのうち61.9%が大腸癌取り扱い規約の“より深い深達度”を有するsm癌 (以下smII癌と略する) であった.また, 腺腫成分を合併する隆起型早期癌の81.4%が大きさ20mm以下であり, しかもその2/3がsmII癌であった.さらにsmII癌のうち, 腺腫成分を合併した病変と腺腫成分を含まない有茎性の病変とを加えた明らかに“腺腫由来”と考えられるsmII癌は60.9%を占めた.腺腫成分の合併のないsmII癌のうち, 10mm以下の表面型を示し, de novo発生したと考えてもよい病変は8.6%であった.以上の結果より大腸癌は腺腫を経由してsm浸潤する症例が多く, しかも20mm以下でsm深部に浸潤する病変が最も多いことが分かった.
  • 中沢 雅美, 郭 試瑜, 佐藤 孝雄, 久光 正
    2001 年 61 巻 1 号 p. 78-83
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル フリー
    α2-アドレナリン作動薬であるクロニジンを用いてラット脳内における中枢性眼圧調節部位を検討した.雄性ウイスターラット (体重200-250g) の内側前庭神経核に0.1%クロニジン2μlを注入し, 眼圧に及ぼす影響を調べたところ, 有意な眼圧降下が認められた.しかし, 同部位に0.1%ヨヒンビン5μlを前投与するとクロニジンによる眼圧降下作用は認められなかった.また内側前庭神経核近傍に0.1%クロニジン2μlを注入しても, 眼圧降下作用は認められなかった.以上のことから, 内側前庭神経核はクロニジンによる眼圧降下作用の中枢性調節部位の一つであることが示唆された.
  • 船津 康裕, 神長 憲宏, 浦上 尚之, 千野 晶子, 岩重 元栄, 遠藤 豊, 藤田 力也
    2001 年 61 巻 1 号 p. 84-93
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    クローン病の治療方針を決める指標として大腸内視鏡所見が応用可能かどうかについて臨床検討を行った.対象は成分栄養療法を行った, 大腸及び終末回腸に病変を有する23例のクローン病症例 (大腸型9例, 小腸大腸型10例, 小腸型4例) である.目的はクローン病の活動性の指標であるIOIBD, CDAI, 血沈 (ESR) , CRPと, 胃潰瘍病期分類に準じた内視鏡的潰瘍stage分類の比較を行い, 内視鏡検査の有用性を検討した.IOIBD, CDAIおよびCRP, ESRの緩解までの期間と, 内視鏡所見で潰瘍が治癒するまでの期間とを比較すると, 緩解が得られた時点での内視鏡像は治癒過程期16例 (H1stage1例, H1H2stage1例, H2stage2例, H2S1stage12例) , 瘢痕期7例 (S1stage4例, SIS2stage2例, S2stage1例) であり, 全ての潰瘍が瘢痕化 (S2stage) するには, さらに数ヶ月の期間を要した.次に緩解持続期間と緩解時の内視鏡stageの関連を検討した.S2stage (23.6±31.0月: 11例) まで改善した症例の方が, S1S2stage (7.6±6.3ヶ月: 7例) , S1stage (3.6±1.7ヶ月: 5例) までの症例に比べ有意に緩解持続期間が長かった (p<0.05) .また臨床的に緩解期と診断されていても, 内視鏡的にはすでに潰瘍が出現している症例が多かった.以上のことから, クローン病では長期間の緩解を持続させるためにはS2 stageまで治療を継続させることが重要であり, それにはより長い治療期間が必要である.また再燃に先行して内視鏡的増悪が確認できた症例が多く, 他の指標に比べ内視鏡検査は再燃の早期発見に有用であった.大腸内視鏡検査でクローン病の腸管病変を評価することは, 治療方針を決定するうえで非常に有用であった.
  • 吉澤 利之, 宮岡 英世, 中村 正則, 助崎 文雄
    2001 年 61 巻 1 号 p. 94-101
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    我々は当科での術後10年以上経過した京セラバイオセラム型人工股関節の臨床評価およびX線学的検討を行った.対象は26例31関節であり, それらの手術時年齢は平均56.8歳, 術後経過観察期間は平均12年1ヵ月であった.最終観察時のJOA scoreは平均70.2点であった.それらのX線所見はclear zoneを長屋のstage分類にて評価し, stage3, 4を呈した場合をloosening例とした.loosening例は12関節 (38.7%) に認められ, その内5関節 (16.1%) に再置換術が行われた.looseningまでと再置換術までの累積生存率はそれぞれ, 52.1%, 55.3%であった.この結果は当科でのCharnley M霍ller型人工股関節の累積生存率57.3%と差を認めていない.磨耗, 磨耗特性に優れたアルミナセラミック製ヘッドを有するバイオセラム型人工股関節に高い耐久性を期待したが, 長期成績は期待されたほど良好ではなかった.我々は, 一概に人工関節の機種のみが長期成績に影響を及ぼすのではなく, 患者背景, 手術手技, インプラントの選択や骨移植併用といった術前のプランニングなども重要な因子であると考えた.
  • 穂坂 雅之, 川手 信行, 水間 正澄, 森 義明
    2001 年 61 巻 1 号 p. 102-106
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    併存疾患および合併症のために到達目標達成に難渋した急性脊髄硬膜外血腫による対麻痺患者のリハビリテーションを経験した.症例は, 63歳男性, 体幹の屈伸運動時に背部痛とともに両下肢脱力を認められ, 当院に搬送され, 胸椎MRI施行にて急性脊髄硬膜外血腫と診断された.除圧目的にて椎弓切除術を施行されたが, 対麻痺の改善は認められず当科依頼となった.依頼時の到達目標として, 車椅子で屋内日常生活動作を自立させ, 独居生活が可能となることを目指して, 機能, 能力訓練を開始したが, 狭心症, 腹部大動脈瘤, 虚血性腸炎, 胃癌などの併存疾患および下肢異常感覚, 手関節腱鞘炎などの合併症によって, 移乗動作が自立できず到達目標達成に困難を来した.しかし, 他科との協力のもと併存疾患および合併症を安定化し, 社会資源の活用を増やし独居生活可能となった.
  • 矢吹 尚彦, 小原 周, 立野 慶, 草場 敦, 刑部 義美, 佐々木 純
    2001 年 61 巻 1 号 p. 107-110
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    壊死性筋膜炎を5例経験した.全例, コントロール不良の糖尿病を合併していた.5例中3例は多臓器不全などで死亡し, 2例は救命された.壊死性筋膜炎は早期診断が重要であり, コントロール不良の糖尿病が基礎疾患として存在し, 感染を伴う局所の炎症所見を認めた場合は, 壊死性筋膜炎を鑑別診断に加えるべきである.壊死性筋膜炎において, 基礎疾患の治療に加えて, 早期からの広域抗生剤の使用と可能な限りの広範囲デブリドマンが転帰を決定する重要な因子と考えられた.
  • 妻鳥 毅史, 瀧川 宗一郎, 稲垣 克記, 福島 一雄, 上野 幸夫, 池田 純, 八木 貴史, 宮岡 英世
    2001 年 61 巻 1 号 p. 111-114
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    症例は49歳男性, 25年前より右手関節掌側の腫瘤に気付くが疼痛なく放置.腫瘤増大傾向を認めた為, 平成10年8月当院初診となる.右手関節掌側に7×4cm大, 表面平滑, 弾性硬の腫瘤を認めた.単純X線像で内部にびまん性の石灰化像を認めた.同年9月末に摘出術施行.病理組織より血管平滑筋腫と診断した.術後1年4ケ月で再発は認めず疼痛も全く無かった.森本らの報告によると手関節に発生した血管平滑筋腫は0.8%で, また腫瘤の大きさも2.0cm径以上のものは9.1%に過ぎず, 我々の渉猟し得た限りでは, 自験例のように5cmの最大径を持つ腫瘍はなかった.
  • 立岩 正雪, 内田 均, 宮岡 英世
    2001 年 61 巻 1 号 p. 115-117
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    急性脊髄硬膜外血腫は急激に麻痺が進行することが多く, 早期に外科的治療が必要とされる事が多い.今回, 胸腰椎移行部に発生し自然治癒した1例を経験したので, 若干の文献的考察を加えて報告する.
  • 岡田 恒作, 阪川 肇, 石川 和延, 諸岡 学, 南部 宗男, 原 徹也, 藤巻 悦夫, 宮岡 英世
    2001 年 61 巻 1 号 p. 118-121
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    症例は54歳男性, 左鼠径部違和感及び腫瘤を主訴として当院外科受診後に紹介となった.神経学的脱落症状は認めず, 弾性硬・辺縁平滑な鶏卵大腫瘤を触知した.CT, MRIにて鼠径部に閉鎖神経由来の神経鞘腫を疑われ, 摘出により知覚・運動障害の生じる可能性があることを十分に説明し手術を施行した.術中迅速病理にて良性神経鞘腫であり, 我々の検索し得た範囲では, 鼠径部に発生した神経鞘腫としての報告例を認めないため, 巨大と判断し, これを報告する.
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