昭和医学会雑誌
Online ISSN : 2185-0976
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61 巻, 4 号
選択された号の論文の17件中1~17を表示しています
  • 吉田 英機
    2001 年 61 巻 4 号 p. 379
    発行日: 2001/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 小川 良雄, 奥村 太輔, 麻生 太行, 冨士 幸蔵
    2001 年 61 巻 4 号 p. 380-383
    発行日: 2001/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 深貝 隆志, 五十嵐 敦, 石川 公庸
    2001 年 61 巻 4 号 p. 384-389
    発行日: 2001/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 星野 眞希夫, 石鳥 直孝, 吉田 英機
    2001 年 61 巻 4 号 p. 390-396
    発行日: 2001/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • ―動脈性勃起障害の血行再建術および静脈性勃起障害の静脈手術―
    佐々木 春明, 池内 隆夫, 後藤 隆太, 北村 朋之, 佐藤 雅道
    2001 年 61 巻 4 号 p. 397-400
    発行日: 2001/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 島田 誠, 森田 將, 鈴木 俊一, 佐々木 春明
    2001 年 61 巻 4 号 p. 401-404
    発行日: 2001/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 渡辺 政信, 永田 将一, 齋藤 克幸
    2001 年 61 巻 4 号 p. 405-409
    発行日: 2001/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 森 義明
    2001 年 61 巻 4 号 p. 410-418
    発行日: 2001/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • ―当院過去23年間におけるT細胞性リンパ腫88例の解析―
    鈴木 孝夫, 岸本 浩次, 楯 玄秀, 光谷 俊幸
    2001 年 61 巻 4 号 p. 419-430
    発行日: 2001/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    T細胞性リンパ腫の予後因子を検討するためにT細胞性リンパ腫88例を対象にCD4, CD8, CD56, Granzyme B, TIA-1, P-Glycoprotein (P-Gp) , Epstein-Barr virus encoded small ribonucleic acid (EBER) の発現について組織化学的に検討した.T細胞リンパ腫における各マーカー陽性率は, CD4: 46/88 (52.2%) , CD8: 13/88 (14.8%) , CD56: 12/88 (13.6%) , Granzyme B: 22/88 (25.0%) , TIA.1: 25/88 (28.4%) , P-Gp: 29/88 (33.0%) , EBER: 26/88 (29.5%) であった.CD56が陽性となった12例は, 全例がGranzyme BとTIA-lが陽性となり, EBERは11例, P-Gpは10例, CD8は5例が陽性であったが, CD4は全例陰性であった.Kaplan-Meierの生存曲線によるLogrank検定の結果, CD8, CD56, P-Gp, EBERの陽性例は陰性例に比べ予後不良であり (p<0.05) , CD56陰性症例においてもEBER陽性例は陰性例よりも予後不良であった.T細胞性リンパ腫の診断に際しCD8, CD56, P-Gp, EBERの検索を行うことは, 腫瘍の発生起源を同定するためだけでなく, 予後を推定する上で重要であると考えられた.
  • 方 泓, 永井 直規, 星山 佳治, 川口 毅, 遠藤 朝彦
    2001 年 61 巻 4 号 p. 431-437
    発行日: 2001/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    中国上海市内の中学校生徒2, 135名を対象にアレルギー様症状の有訴状況について質問紙を用いて調査を行った.この内, 403名についてtotal IgE, スギ, ダニ等の特異的抗原の検査を行った.血中抗体価と症状との関係をみると, ダニ抗体の陽性者は195名と最も多く, くしゃみの頻度が多い者ほど陽性率が高かった (48.4%) .また寄生虫抗体陽性者は45名で同様に症状の頻度が多いものほどダニ抗体陽性率が有意に高かった.次に寄生虫抗体陽性者のダニ抗体陽性率は, 91.1%と寄生虫抗体陰性の者の率43.0%に比較して有意に高かった (p<0.001) .逆にダニ抗体陰性者で寄生虫陰性者は45人中に4名と著しく少なかった.以上, 寄生虫抗体陽性者はダニ抗体陽性者と一致する率が高く, 寄生虫抗体陰性者でもダニ抗体の有無により有症率に有意な差が認められたことから, ダニ抗体の有無がこれら花粉症様の症状の有症率に強く係わっていることが示唆され, これら花粉症様の症状の発症と寄生虫抗体との係わりについて検討する際にはダニ抗体との係わりについても併せて検討する必要があるものと思慮された.
  • 市川 光子
    2001 年 61 巻 4 号 p. 438-447
    発行日: 2001/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    癌告知に際しては, 患者本人が病気をどのように受け止め, 病状, 検査, 治療, 予後に対する説明をどのように認識しているかを把握し, 患者の意思決定に従って行われる必要がある.本研究では, 癌患者の病状認識, 告知に関してのアンケート調査を行い, 患者の心理状況を明らかにした.対象は癌と診断され外科的治療の目的で入院した患者153名で, 一次アンケート調査として入院時に面接調査を行い, 患者の状況を把握した後に告知を行った.また, 手術後3ケ月以上を経過した時点で告知された患者に二次アンケート調査を行い, 告知時の心境, 精神的落ち込み, 落ち込みからの立ち直り状況などを詳細に分析した.入院時の面接一次調査 (回答率100%) では, 癌と予測していた人は53名 (35.0%) であり, 癌告知を希望した人は107名 (70%) であったが, 実際には術後経過中に告知に理解が得られた患者もおり, 癌告知が行われたのは153名中140名 (92%) であった.二次アンケート調査の回答率は, 114名中86名 (75%) であった.内84%の人は癌告知を肯定した.告知後の精神的な落ち込みは63%に認められたが, 約80%の人は3日以内に立ち直り, 従来の報告より短時間であった.本調査では更に患者が望む精神的支えがどのようなものかについて分析した結果, 患者の多くは看護婦 (士) が支えになったときは「身体的苦痛があったとき」49.5%, 「気持ちが落ち込んだとき」21.8%, 「はっきりしないが何となく落ち着かなかったとき」14.9%, であった.癌告知による精神的な侵襲と手術という肉体的な侵襲を受けた患者を状況の変化に適応させ, 社会復帰への契機になるよう精神的支援をすることが, 外科病棟での看護婦 (士) の使命といえる.
  • 交野 好子, 佐藤 啓造
    2001 年 61 巻 4 号 p. 448-457
    発行日: 2001/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    本研究は妊娠期の妊婦および胎児の父親を対象に, 妊娠の期待度や受け止め方, 胎児に対する思向等の胎児認知のあり方を明らかにするものである。その上で本研究は妊娠期の心的ハイリスクから, 将来の育児不安, 育児放棄, 虐待等の素因を, 早期診断できる測定具の開発を目指した基礎研究として位置づけられるものである.研究方法は質問紙を用いた自記式調査である.調査対象は妊婦429名, 回収率100%, 有効回答は418名 (98.1%) , 父親は230名, 回収率80.0%, 有効回答182名 (99.5%) であった.質問内容は (1) 年齢, 初妊・経妊別, 妊娠週数, (2) 妊娠の期待度および喜びの度合い, (3) 妊婦は父親となる夫が妊娠を喜んでいると感じているか, また逆に, 父親は妊婦が妊娠を喜んでいると感じているか否かである.さらに, (4) 妊婦および父親がどのように胎児・新生児ならびに出産後の育児等の状況イメージを描いているかについての質問22項目で構成されている.研究結果は妊娠の期待度, 妊娠の喜びの有無ならびに程度は, 妊婦と父親では異なるこが判明した.妊婦は妊娠の期待度・喜び度が高く, さらに父親になる夫が妊娠を喜んでいると感じている場合には, 胎児ならびに新生児の状況イメージが豊かに描けていた.それに対して父親は, 妊娠の期待度や妊婦が喜んで妊娠を受け止めているか否かでは平均得点に差は認められなかった.妊娠を喜んでいる場合のみ, 想像項目の中でも体内胎児および出産場面では想像の平均得点に開きが認められた.想像は妊婦の胎児認知の様相を表すには, 有効な方法であるが, 父親については今後検討していく必要性が示唆された.妊娠を父親が喜んでいると感じるか否かが想像得点を左右する点では, 妊婦が胎児を喜んで受け入れ, 愛情を注ぐことができるには夫の感情が大きく影響していると言える.鈴木の「子どもの虐待リスク因子」によれば, 虐待者は実母 (67%) が実父 (24%) をはるかに上回っている.一般的には, 「お腹を痛めて産んだこどもを母親は何故虐待するのか」と問われる.しかし, 本研究結果からみると, 妊婦の胎児認知は自分はもとより, 夫が妊娠を喜んでいるか否かに依拠していることが明らかになった.妊婦と胎児との関係にはその空間に夫の感情や夫婦関係が胎児認知のあり方に影響していることが推測される.妊娠中の心的ハイリスク因子は (1) 何らかの理由により妊娠を期待しない, (2) 自分も夫も妊娠を喜んでいないに加え, (3) 体内胎児や新生児ならびに出産後の育児等の状況イメージが描けないことにある.これらの妊婦に対応した場合, 継続的な心理的支援が必要であると考える.
  • 門倉 義幸
    2001 年 61 巻 4 号 p. 458-467
    発行日: 2001/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    人工気管による気管再建は容易で簡便と思われるが, 現在理想的な材質のものは全くない.今回我々は臨床的に使用しうるコラーゲン人工気管を開発するために以下の動物実験を行った.1.牛腱より抽出したコラーゲン液のpH, 架橋条件 (熱, PEC, HMDIC) , 処理時間を変化させ, 作成条件の異なる8種のコラーゲン人工気管を作成した.2.それらを家兎の筋内に移植し, 組織親和性と吸収過程を検討した.3.2の結果より最適と思われた作成条件は, pH7コラーゲン液にHMDIC架橋で16時間処理したものと同コラーゲン液にPEC架橋で4時間処理したものであった.この2種の人工気管を家兎気管再建に使用し, 新気道形成過程を経時的に検討した.その結果, コラーゲン人工気管は組織内での親和性が良く異物反応を認めなかった.気管再建術後, 周囲組織より約12週で吸収されて消失し, 変わって適度な硬度をもつ結合織に置換され, 新たに形成された気管内腔には線毛円柱上皮の再生が確認された.コラーゲン人工気管は適切な架橋を入れることで, 気管再建術における最良の材料になりうるものであり, 最終的に生理的気管に近い再構築がなされ, 臨床応用が可能な人工気管と考える.
  • 中熊 尊士, 梅澤 輝泰, 郭 試瑜, 久光 直子, 石野 徳子, 久光 正
    2001 年 61 巻 4 号 p. 468-476
    発行日: 2001/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    1997年に発見されたEndomorphins (endomorphin-1, endomorphin-2) は, これまで内因性オピオイドとしてその存在が知られていなかった選択的なμ-オピオイドレセプターagonistである。現在, 鎮痛作用, 血圧降下作用についての研究が進められているが, 消化管運動への影響については, ほとんど報告されていない.本研究では, endomorphins, morphineをラットに経静脈的に投与し, あるいは摘出腸管に直接作用させ, 自発的な大腸運動への影響を検討した.ラットの大腸に自己製作した内圧測定用balloon付きカテーテルを挿入し, 腸管内圧を連続的にモニタリングした.経静脈的にendomorphin-1, endomorphin-2を各々10nmol/kg, 30nmol/kg, 100nmol/kg投与すると, endomorphin-1, endomorphin-2ともに, 用量依存的にラット大腸運動を抑制した.endomorphin100nmo1/kgの抑制作用は, morphine 10nmol/kgの投与による抑制効果とほぼ同等であった.また, オピオイド受容体のantagonistであるnaloxone2.0mg/kgの前投与によって, 抑制効果は完全に拮抗された.これらの抑制作用が, 腸管への直接作用によるものか, 中枢神経系や自律神経系を介する作用なのかを確認するため, 摘出したラット大腸を用いて, 静脈投与量の1000-10000倍にあたるendomorphins 10-100μmol, 1000-50000倍にあたるmorphine 10-500μmolを各々Krebs液に溶解し, 5ml/minで灌流し, 直接腸管に作用させた.対照としたAcetylcholine Chloride 100μmolを灌流すると腸管への直接作用により強い収縮を認めたが, endomorphins, morphineは, 腸管の自発的収縮を抑制しなかった.以上の結果からendomorp hins, morphineの経静脈的投与により生じる腸管の自発運動抑制は, 腸管への直接作用ではなく, 中枢神経系あるいは自律神経系への作用によることが示唆された.また, 新たに発見された内因性オピオイドendomorphinsが大腸運動の調節に関与する可能性が示唆された.
  • 国井 紀彦, 森脇 寛, 豊田 泉, 杉本 勝彦, 有賀 徹
    2001 年 61 巻 4 号 p. 477-482
    発行日: 2001/08/28
    公開日: 2010/09/09
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    外傷性くも膜下出血は通常直接死因につながることは少なく, 合併する脳損傷が死亡原因となる場合がほとんどであるが, 稀に外傷性くも膜下出血単独で致命的となることがあり, 単独外傷性くも膜下出血 (ITSAH) と呼ばれている.ITSAHは剖検例で見つかる場合がほとんどで, 臨床的な場で経験されることは稀である.今回著者等はITSAHと考えられた1症例を経験した.症例は22歳男性, 飲酒後に顔面を数発殴られた後, 心肺停止状態となり当院救命救急センターへ搬送された.心肺蘇生術施行後, 自己心拍再開を認め, 頭部CTを施行したところ脳底槽に彌慢性の厚いSAHを認めた.その後, 脳死状態となり第5病日に永眠した.剖検所見では, 頭蓋内に広汎に彌慢性のくも膜下出血を認めたが脳挫傷・脳幹部損傷などの合併脳損傷は認められず, 脳動脈瘤も認められなかった.身体の他臓器の損傷で直接死因につながるようなものはなく, 死因は外傷性くも膜下出血ということで確定した.ITSAHは比較的軽微な外傷で発症することが多く, 発症機序として顔面の殴打など頭部への回転性外力が関与していることが多い.CT所見からは脳動脈瘤破裂などによる内因性のSAHと誤認されやすいので注意が必要である.
  • 町田 彰男, 向井 聖士郎, 山崎 智巳, 牧田 英俊, 村上 雅彦, 草野 満夫
    2001 年 61 巻 4 号 p. 483-487
    発行日: 2001/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    症例は79歳女性.胆石・空腸動脈瘤にて開腹歴があり, 腹痛・嘔吐を主訴に来院.来院時ショック状態であり, 理学的所見では腹部全体に筋性防御を認めた.緊急CT検査にてイレウスによる門脈ガス血症と診断し来院6時間後に緊急手術施行した.開腹時横行結腸の中央部から下行結腸にかけて壊死をおこしており, また小腸の広範囲とS状結腸から直腸Rs部まで循環障害を認めた.手術は小腸・大腸広範囲切除, 胃痩造設術を施行した.術中血圧50mmHg以下となり術後3時間後に死亡した.本例は早期手術以外に救命できる方法はなかったが, 全身状態が悪く救命できなかった.以上若干の文献的考察を加え, 症例を呈示する.
  • 粟井 俊成, 平出 綾子, 高橋 章, 坂本 仁, 広石 和正, 吉田 仁, 新川 淳一, 田中 滋城, 舩冨 等, 三田村 圭二, 石井 ...
    2001 年 61 巻 4 号 p. 488-490
    発行日: 2001/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
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