日本透析医学会雑誌
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37 巻, 6 号
選択された号の論文の16件中1~16を表示しています
  • 透析導入をいかに捉えるか
    川口 良人
    2004 年 37 巻 6 号 p. 1367-1371
    発行日: 2004/06/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 第48回日本透析医学会コントラバシィより
    伊丹 儀友, 大平 整爾, 上田 峻弘, 辻 寧重
    2004 年 37 巻 6 号 p. 1372-1374
    発行日: 2004/06/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 第48回日本透析医学会コントラバシィより
    弓田 滋, 佐藤 壽伸, 田熊 淑男
    2004 年 37 巻 6 号 p. 1375-1377
    発行日: 2004/06/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 第48回日本透析医学会コントラバシィより
    原 茂子, 田上 哲夫, 香取 秀幸, 乳原 善文
    2004 年 37 巻 6 号 p. 1378-1381
    発行日: 2004/06/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 第48回日本透析医学会コントラバシィより
    両角 國男, 吉田 篤博
    2004 年 37 巻 6 号 p. 1382-1385
    発行日: 2004/06/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 腎不全進行抑制と合併症対策 -第48回日本透析医学会コントラバシイより-
    椿原 美治
    2004 年 37 巻 6 号 p. 1386-1390
    発行日: 2004/06/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 第48回日本透析医学会コントラバシィより
    海津 嘉蔵, 瓜生 康平, 宮本 秀光, 高木 一郎, 稲田 良郁, 池田 匡儀, 伊藤 亜紀, 橋本 修, けき 月玲, 田中 良哉
    2004 年 37 巻 6 号 p. 1391-1395
    発行日: 2004/06/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 村上 真基, 武舎 孝之, 小菅 崇, 竹之内 俊之, 塚田 修, 塚田 渉
    2004 年 37 巻 6 号 p. 1397-1403
    発行日: 2004/06/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    背景: 現在, 血液透析後の回路内血液返血法は生理食塩液 (生食) 置換返血法を行うよう推奨されている. 方法: 返血法について, 従来より行われてきたエアー置換返血法と生食置換返血法による残血量の比較を行い, 生食置換返血法を1年間施行した症例の貧血と体液管理状態について検討した. 結果: 生食400mLで置換を行う返血法はエアー置換返血法よりも有意に残血量が減少した (P<0.01). 生食300mLを置換する返血法では, エアー置換返血法と比較し減少傾向を認めた (有意差なし). 生食300mL置換返血法を1年間施行した結果, 患者の赤血球数, ヘモグロビン値, ヘマトクリットに変化を認めなかったものの, エリスロポエチン投与量が増量傾向であった (有意差なし). 患者の基礎体重, 除水量, X線心胸比に変化を認めなかった. 結論: 生食300mLを用いた置換返血法の残血量はエアー法と同等になるが, エリスロポエチン増量傾向についてはさらなる検討課題であると考えられた. また患者の体液管理は生食置換返血法によっても従来通りのもので良いと考えられた.
  • 野村 和史, 有薗 健二, 松下 芳雄, 松岡 潔, 竹下 久子, 森 寛貴, 宮津 利加子, 福井 博義
    2004 年 37 巻 6 号 p. 1405-1410
    発行日: 2004/06/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    血液透析患者において, C-反応性蛋白質 (CRP) の上昇が心血管疾患の発生率および死亡率, および粗死亡率と関係することが報告されている.
    2002年3月, 牛深市民病院の新築移転に伴い透析室の透析液清浄化システムを再構築した. 透析液エンドトキシン濃度は移転前平均76.9EU/Lより, 移転後は測定感度以下である1.0EU/L以下に低下した. このことが, 透析患者の慢性炎症状態にどのような影響を与えるかについて高感度CRPを通して検討した. 対象は牛深市民病院にて維持血液透析を施行している23名で, 施設移転前後の高感度CRP値, ヘモグロビン値, β2-MG値, 血清アルブミン値を検討した. 高感度CRP値は各患者の6か月毎の中央値の平均を採用し, その推移を検討した. 移転前6か月間の0.162±0.046mg/dLから移転後7-12か月には0.073±0.015mg/dLと有意に低下した (p<0.05). ヘモグロビン値は移転直後には10.01±0.23g/dLであったが, その1年後にはエリスロポエチン使用量を増加させることなく10.95±0.35g/dLと有意に上昇した (p<0.01). 血清β2-MGは, 33.2±2.1mg/Lから28.4±1.4mg/Lと有意に減少した (p<0.001). 血清アルブミン値は3.67±0.08g/dLから3.89±0.07g/dLと有意に上昇した (p<0.01). これらの結果より, 透析液エンドトキシン濃度が70EU/L程度であっても高感度CRPに代表される慢性炎症状態を惹起しており, 貧血, β2-MG値の増加, 低アルブミン血症を引き起こすことが示された.
    結論として, 透析液エンドトキシン濃度は1.0EU/L以下を目標にすべきであると考えられる.
  • 久木田 和丘, 平野 宏, 工藤 靖夫, 比嘉 敏夫, 今村 恵美, 江川 宏寿, 池田 篤, 津田 一郎, 飯田 潤一, 堀江 卓, 坂田 ...
    2004 年 37 巻 6 号 p. 1411-1416
    発行日: 2004/06/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    被嚢性腹膜硬化症 (EPS) はCAPDの重篤な合併症であるが, 病理組織学的には腹膜の線維化と硬化の進行がみられる. 通常腹膜生検は切除しやすい臍側で行われる. しかし背側でも生検結果は同様であろうか. 最近開腹を行った3例で異なった部位での生検を行いそれについて検討した.
    CAPD歴9年の症例では臍側, 腸間膜, 背側, 計3箇所の腹膜の病理組織学的変化を観察した. 結果, 中皮細胞は腸間膜にのみ存在, 腹側と背側には認められなかった. 腸間膜の変化は線維性肥厚のみであった. さらに細小動脈血管の壁肥厚, 内腔狭窄・閉塞は背側腹膜にのみ観察された. 従って腸間膜は中等度の腹膜線維症, 腹側腹膜が初期の腹膜硬化症, 背側腹膜が中期の腹膜硬化症であった. すなわち背側の腹膜が最も劣化していた.
    CAPD歴1年と3年の2症例では臍側と背側で同様の検討を行ったが, いずれも軽度の腹膜線維症で部位的な差は認めなかった.
    CAPD症例において腹膜生検はその継続か中止かの決定に有用であるが, このようにCAPD歴が長くなった場合背側の腹膜が最も劣化していることがあり, 腹膜機能評価時にはこのことを念頭におく必要があると考えられた.
  • 石井 恵理子, 安藤 康宏, 山本 尚史, 小藤田 敬介, 浅野 泰, 草野 英二
    2004 年 37 巻 6 号 p. 1417-1422
    発行日: 2004/06/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    血中ANPはDWの指標として用いられているが, DW設定のための体液量の定量的な基準値, 特にhypovolemiaに関しては明確ではない. 今回われわれは, HD患者のANPとDWの関係について検討し, DWの適否判断のためのANP基準値を設定した. 主に心胸比によってDWが設定されている維持HD患者58名のHD後でのANP値 (RIA固相法) を測定し (n=110), その時点のDWの適否を自他覚所見に基づいてDW過小群・適正群・過大群の3群に分類し, ANPとの関係を検討した. その結果, 3群間においてHD後ANP値は有意差を認めた (DW過小群: 35.5±6.0pg/mL, DW適正群: 57.4±4.4pg/mL, DW過大群: 137.8±22.8pg/mL). 適正DW群の透析後ANP値の10-90パーセンタイルは25-100pg/mLに分布しており, ANP値が25-100pg/mLの間にあれば, DWが適正である確率は69.4%であった. さらに適正群のANP中央値付近 (40-60pg/mL) であれば, DWが適正である確率は95.8%と極めて高くなった. また, ANP 25pg/mL以下, あるいは100pg/mL以上ではそのDWが適正である可能性は低く, 25pg/mL以下では57.1%の症例でDWは過小であり, 100pg/mL以上では70.8%の症例で過大であった. ANPをDWの指標とする場合, 40-60pg/mLを至適DW目標とし, 25pg/mL以下, 100pg/mLはそれぞれDW過小・過大の可能性を考えるべきと思われた.
  • 時間制限給餌下での検討
    永野 伸郎, 宮田 そのえ, 阿部 めぐみ, 脇田 幸子, 小林 奈巳, 青野 友紀子, 和田 倫斉
    2004 年 37 巻 6 号 p. 1423-1429
    発行日: 2004/06/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    Sevelamer hydrochloride (sevelamer) は, カルシウム (Ca) を含まないポリマー性のリン (P) 吸着剤であり, 透析患者における高P血症治療剤として用いられている. 腎不全患者において, 食直前に服用したsevelamerが, 1日の内でいかなる薬力学的作用をもたらすかを外挿する目的で試験を実施した. 正常および5/6部分腎摘ラットを正常食あるいは高P食による時間制限給餌 (9:30-11:00) に馴化させた. その後, sevelamerを混餌した正常食あるいは高P食を時間制限給餌し, 血清P, Caおよび副甲状腺ホルモン (PTH) 値の時間的推移を検討した. その結果, 腎機能が正常な状態での食餌性のP負荷は, その後の血清P, Ca×PおよびPTH値の上昇をもたらしたが, sevelamerの併用により, これらは完全に抑制された. 二次性副甲状腺機能亢進症を呈する腎不全ラットにおいて, 食餌性のP負荷は, その後の血清P値の上昇程度を顕著に増輻させたが, 血清PTH値のさらなる上昇には繋がらなかった. Sevelamerの併用により, 高P食摂取後に生じる高P血症および血清Ca×P値の上昇は長時間にわたり抑制されたことより, 臨床における異所性石灰化の進展抑制に有用と推察された. また, 腎機能の程度にかかわらず, 高P食群の摂餌前の血清PTH値は高値を示したことより, 高P食摂取後に生じる高P血症は, たとえ-過性であっても連日の繰り返しにより副甲状腺機能を元進させ得ることが示唆された.
  • 三島 陽子, 原田 孝司, 宮崎 正信, 錦戸 雅春, 古賀 成彦, 金武 洋, 吉田 真一郎, 朝長 万左男, 河野 茂
    2004 年 37 巻 6 号 p. 1431-1435
    発行日: 2004/06/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    発熱, リンパ節腫脹, ネフローゼ症候群の精査のために43歳女性が入院した. 頸部リンパ節生検による病理学的所見から悪性リンパ腫と診断した.
    HCVおよびクリオグロブリンが陽性で血清の免疫電気泳動にてlgMに単クローン性M蛋白, lgG, IgAに多クローン性グロブリンを認めたのでHCV関連混合型クリオグロブリン血症と診断した. CHOP療法でリンパ節腫脹は明らかに消失したが, ネフローゼ症候群は改善しなかった. そこで二重濾過血漿分離交換法によるクリオフィルトレーションを施行した結果, 蛋白尿は著明に減少した. その後, 肝生検で慢性肝炎の診断を得たためにインターフェロン治療を行った.
  • 曲 友弘, 羽鳥 基明, 蓮見 勝, 田中 俊之, 松井 博, 森田 崇弘, 小野 芳啓, 鈴木 和浩, 山中 英壽
    2004 年 37 巻 6 号 p. 1437-1442
    発行日: 2004/06/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    症例は, 31歳, 女性. 腎血管筋脂肪腫破裂による, 右腎摘出の既往がある. 2002年2月上旬, 左腎血管筋脂肪腫破裂による出血性ショック状態で当科緊急入院となった. 保存的治療で軽快せず, 左腎摘出術を施行し血液透析 (HD) に導入した. 手術前後で輸血量は約6,000mLに及んだ. 術直後のHD時の抗凝固剤はメシル酸ナファモスタットを使用し, 術後4回目より低分子ヘパリン2,500単位one shotに変更した. しかし, 返血時回路内に残血を認めたため6回目より2,700単位に増量したところ, 残血なくHDを施行できた. 血小板数は7.2万から19.3万の間を変動していた. その後ヘパリン透析に変更したところ, 全身倦怠感, 網膜剥離, 脈絡膜循環障害による視力障害, 血小板減少の増悪, 貧血などが出現した. この時の抗ヘパリン抗体は陰性であったが, 眼底所見, 臨床所見よりheparin-induced thrombocytopenia (HIT) を疑い, 輸血を併用しながら抗凝固剤をアルガトロバン, メシル酸ナファモスタットに変更してHDを施行した. アルガトロバンを使用して早期に治療したことにより, 約2か月で血小板数は15万まで回復し, 血栓症による視力障害も重篤な障害を残すことなく回復した.
  • 加藤 朋美, 稲熊 大城, 中村 智信, 稲葉 慎一郎, 石川 英昭, 若尾 孝明, 湯澤 由紀夫, 公文 進一, 松尾 清一
    2004 年 37 巻 6 号 p. 1443-1447
    発行日: 2004/06/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    73歳男性. 珪肺, 副鼻腔炎手術, 虫垂炎手術の既往あり. 平成14年8月14日より発熱, 倦怠感出現, その後皮膚黄染が出現し, 歩行不能となり当院へ救急搬送された. 来院時より発熱, 無尿, 全身の筋の把握痛, 黄疸を認めた. 白血球11,900/mm3, CRP 37.6mg/dL, 血小板17,000/mm3, 総ビリルビン10.8mg/dL, 尿素窒素103.8mg/dL, クレアチニン4.9mg/dL. 集中治療室 (ICU) 入室後まもなく血圧低下し, 呼吸不全に陥った. 呼吸不全に対して人工呼吸管理を行い, 大量のカテコラミンを使用して循環動態の安定化を図り, 抗生剤を複数使用, 急性腎不全に対し持続血液濾過透析 (CHDF) を施行した. 臨床症候, 検査所見および農業従事歴よりレプトスピラ症も疑われたため, Streptomycin (SM) も併用した. その後全身状態は改善し, 入院後約1週間で, 透析と人工呼吸管理から離脱できた. 入院当日の抗レプトスピラ抗体は陰性であったが, 約1週間後の再検査でレプトスピラ (あきやみB) に対する抗体が640倍と陽性であったため, 秋季レプトスピラ症と診断した. 全身状態が改善し, 透析を離脱した後ではあったが, 腎の病態把握と予後推定のため腎生検を施行し, 間質性腎炎の所見を得た.
  • 2004 年 37 巻 6 号 p. e1
    発行日: 2004年
    公開日: 2010/03/16
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