昭和医学会雑誌
Online ISSN : 2185-0976
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63 巻, 4 号
選択された号の論文の17件中1~17を表示しています
  • 藤本 司, 後藤 昇
    2003 年 63 巻 4 号 p. 335
    発行日: 2003/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • ―その病態と症候について―
    高橋 裕秀
    2003 年 63 巻 4 号 p. 336-346
    発行日: 2003/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 小阪 憲司
    2003 年 63 巻 4 号 p. 347-352
    発行日: 2003/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 織茂 智之
    2003 年 63 巻 4 号 p. 353-363
    発行日: 2003/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • ―世代にまたがる欠乏実験における選択的黒質ドパミン神経細胞脱落―
    小柳 清光
    2003 年 63 巻 4 号 p. 364-369
    発行日: 2003/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 伊達 勲
    2003 年 63 巻 4 号 p. 370-374
    発行日: 2003/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 若林 孝一
    2003 年 63 巻 4 号 p. 375-380
    発行日: 2003/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 柳澤 信夫
    2003 年 63 巻 4 号 p. 381
    発行日: 2003/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 野中 誠, 山本 滋, 片岡 大輔, 高場 利博, 竹村 博, 遠井 健司, 安本 和正, 小磯 恵美
    2003 年 63 巻 4 号 p. 382-391
    発行日: 2003/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    気道分泌物の喀出障害に対して気管支鏡下に吸引を行うことは, 患者の合併症予防や無気肺の治療に有用である.当院では集中治療部に気管支鏡を常備し, 術後無気肺を中心とする頻回なる緊急使用に対応している.集中治療部を使用する各科医師が常時使用可能であるが, その取り扱い不備による気管支鏡の破損, 修理, 交換が後を絶たない.今回は, 集中治療部にて経験した気管支鏡破損の機序ならびにその防止策について示す.気管支鏡破損は, 1) 運搬中の落下ならびにファイバーの打撃, 2) 机上からの落下, 3) ファイバーの机の引き出しへの挟み込み, 4) ベッドサイドにおける気管支鏡コネクター部根部の屈曲, 5) 挿管チューブとファイバー先端との抵抗によるファイバー先端のめくり上がり, 6) バイトブロックの固定不備による挿管チューブを介した気管支ファイバーの噛み込み, 7) 気道内を進めてゆく上での気管支鏡操作部根部の屈曲, 8) 洗浄中の落下ならびにファイバーの打撃, などにより起こりうることを十分に理解し, 各自が対処する必要がある.また適切な気管支鏡の洗浄方法を習得しないと, 院内感染を引き起こす可能性がある.気管支の解剖ならびに気管支鏡の構造を十分把握し, 破損や院内感染を留意した上で積極的に気管支鏡を活用することが望ましい.
  • ―当院における予防法ガイドラインの試作―
    信太 賢治, 佐々木 佐枝子, 安本 和正
    2003 年 63 巻 4 号 p. 392-404
    発行日: 2003/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 小関 博久, 辻 まゆみ, 歌野原 慎一, 浅野 泰彦, 小山田 英人, 岡崎 雅子, 小口 勝司
    2003 年 63 巻 4 号 p. 405-414
    発行日: 2003/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    疎水性胆汁酸であるglycochenodeoxycholic acid (GCDCA) のRLN-8細胞におけるアポトーシス誘発作用を検討した.本実験では, 正常ラットの肝臓より分離・株化された肝細胞 (RLN-8 cell) を用い, GCDCAの各濃度 (100μM, 200μM, 500μM) を2時間から12時間まで処置した.処置後, アポトーシスの評価は, DNA断片化の検出およびformamideによる一本鎖DNA (ssDNA) 測定より行った.また, アポトーシス誘発によりミトコンドリアから細胞質に遊離したcytochrome cおよび細胞質内caspase-8, -9, -3の活性, さらに, ミトコンドリア膜電位の変化を蛍光像により観察した.FasおよびBax αのmRNA発現はRT-PCRで検討した.GCDCAを処置したRLN-8細胞においてDNA断片化が観察され, 処置6時間以降, 処置時間に依存したssDNA濃度の有意な増加が認められた.ssDNAはアポトーシス細胞にのみ選択的に反応する事からRLN-8細胞においてもGCDCAによりアポトーシスが誘導される事が実証された.また, caspase活性においては, GCDCA 200μM, 500μMの処置6時間以降, 無処置細胞に比べ有意に上昇した.ミトコンドリアから細胞質内に遊離したcytochrome c濃度は, 処置4時間以降, 処置時間に依存した増加が認められた.さらに, ミトコンドリア膜に特異的に凝集する蛍光試薬により検討した結果GCDCA処置6時間後のRLN-8細胞は, ミトコンドリア膜電位の変化を示す蛍光像が見られた.mRNAレベルにおけるFasの発現はGCDCA処置2時間後の早期より見られ, また, Bax αの発現はGCDCA 200μMおよび500μM処置4時間以降で, 無処置細胞に比べ発現量が増大した.以上の結果, 疎水性胆汁酸であるGCDCAはRLN-8細胞においても低濃度で早期よりアポトーシス誘発作用を示すことが実証された.更に, RLN-8細胞におけるGCDCAのアポトーシス誘発メカニズムとしては, Fasを介した経路およびBaxによるミトコンドリア膜上のpore形成による経路が示唆された.
  • 中垣 紀子, 神山 吉輝, 神田 晃, 星山 佳治, 川口 毅
    2003 年 63 巻 4 号 p. 415-425
    発行日: 2003/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    生活習慣行動と医療費との関連を明らかにするため, 政府管掌健康保険被保険者5, 802人を対象に調査を行った.その結果食習慣については, 「医師から通院の必要な疾患がある」と言われている者の群では, 健康習慣をもっている者の方が1人あたりの医療費が高いという結果を示したが, 「通院治療の必要な疾病をもっていない者」の群では, 健康的な食事をとっているものの方が医療費が低い傾向が認められた.このことは1件あたり医療費でもほぼ同様な傾向が示された.また健康診断については, 通院の必要な疾病の有無に関わらず, 毎年受診している者の方が受診していない者に比較して1人あたり医療費が高かった.しかし, 検診項目別に見ると, 通院治療の必要な疾病を持っていない者の群では, 健診を受けたことがない者の方が医療費が高かった.
    次に喫煙と飲酒については現在はやめている者の医療費が最も高かった.これは健康を害したためやめている者が多く含まれるためであると推察される.さらに飲酒と喫煙について医療費の削減効果をシミュレーションした結果, 10%飲酒率を減らすと約84億円, 10%喫煙率を低下させると約143億円の削減効果が期待された.また, この医療費の削減効果は医師から通院の必要な疾患がありと言われた群においてより顕著であった.
  • 杉沢 貴子, 諸星 利男, 舟橋 久幸, 塩田 清二
    2003 年 63 巻 4 号 p. 426-436
    発行日: 2003/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    ATP-binding cassette transporter3 (ABCA3) 遺伝子は, ヒト肺の肺胞II型細胞においてサーファクタントの分泌顆粒として知られる1amellar bodyの限界膜に特異的な発現が認められることが最近明らかになっている.われわれは, 原発性肺腺癌におけるABCA3の発現について免疫組織化学的に検討し, 既存の肺腺癌のマーカーであるsurfactant apoprotein-A (SP-A) , thyroid transcription factor-1 (TTF-1) の染色性と比較した.対象として原発性肺腺癌切除例70例を用いた.ABCA3の陽性率は68.6% (48/70) で, 腫瘍塊の辺縁部に細胞質が顆粒状に陽性を示す傾向がみられた.大部分がII型細胞やクララ細胞への分化を思わせる低円柱から立方状の細胞に陽性であったが, 気管支杯細胞への分化を思わせる粘液を有する高円柱状の細胞にも細胞質が染色された.SP-Aの陽性率は65.7% (46/70) で, 腫瘍塊の辺縁部に細胞質全体が染色される傾向がみられた.ABCA3と同様, 低円柱から立方状の細胞や核内封入体に陽性を示したが, ABCA3で染色された高円柱状の細胞には陰性であった.TTF-1の陽性率は85.7% (60/70) で, 腫瘍塊の辺縁部から中心部までびまん性に核のみが染色された.低円柱状や立方状の細胞から腺管が不明瞭な充実状の腫瘍塊を形成する大小不同の細胞まで陽性を示したが, ABCA3に染色された高円柱状細胞は陰性であった.分化度別の染色性はABCA3のみ高分化型と低分化型, 中分化型と低分化型にそれぞれ有意差を認めた.SP-Aに有意差はみられなかったが, 低分化の陽性率は低めであった.腫瘍径が3cmを超えるものではABCA3においても有意差を認めなかった.今回の検討より, 大部分の肺腺癌の広範囲にTTF-1が発現していることから, 大部分の肺腺癌はII型細胞やクララ細胞の本来持つ性格を有していると考えられた.そのうち分化の高いものにはABCA3やSP-Aが発現していることより, 高分化な腫瘍の方がより発生母地本来の性格を発現しており, ABCA3のみが気管支杯細胞への分化を思わせる粘液を有する腫瘍細胞にも発現していることから, ABCA3はサーファクタント分泌顆粒以外にも粘液産生に関与している可能性が示唆された.
  • 川手 信行, 水間 正澄
    2003 年 63 巻 4 号 p. 437-442
    発行日: 2003/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    在宅脳卒中患者の介護保険での介護給付について調査した.方法) 要介護認定を受けた脳卒中患者17名を対象に, (1) 要介護度, (2) 実際の介護支給額, (3) 介護給付内容, (4) 支給限度額まで利用しない理由など, 患者及び家族に調査した.結果) 介護度I; 4名, II; 4名, III; 7名, IV; 1名, V; 1名で, 16例が支給限度額半額以下の介護給付であった.給付内容はヘルパー, 訪問看護, デイサービスなどで, 全く給付のない症例も5名認めた.介護未利用理由は, 介護給付施設の不備・不足が多かった.また, 介護支援専門員から主治医へ介護情報の連絡は全くなかった.考察) 在宅患者の介護は, 地域の医療・保健・福祉及び介護の連携が必要と思われた.
  • 高野 裕, 石井 博, 草野 満夫, 加藤 貞明, 丸山 正董, 古川 俊隆
    2003 年 63 巻 4 号 p. 443-446
    発行日: 2003/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    口腔内の異物, 義歯などは食餌と共に誤飲する可能性が高い.また, 異物誤飲にて合併症をひきおこすものは稀であり大部分は自然排泄される.今回, 有鈎義歯が十二指腸空腸脚に穿孔を起こした症例を経験したので報告する.症例は82歳, 男性.食事の際義歯を誤飲したため近医受診.経過観察したが義歯が排出されないために当院紹介となる.内視鏡にて摘出を試みるが十二指腸水平部付近に嵌頓していたため摘出不可能であった.また, レントゲン上も変動がないため手術施行した.Treitz靱帯よりやや肛門側に義歯のブリッジの金属が穿孔していた.穿孔部位を切開し, 義歯を摘出した.同じ部位に長期停滞している症例は穿孔などの合併症も考えての管理等が必要である.
  • 大塚 直樹, 佐々木 佐枝子, 安本 和正
    2003 年 63 巻 4 号 p. 447-449
    発行日: 2003/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    常染色体劣性遺伝で進行性の筋萎縮症を呈するWerdnig-Hoffmann病男児に2度の全身麻酔を行った.生後9ケ月の初回麻酔時は筋弛緩薬を使用せず, 麻酔導入には入眠量の静脈麻酔薬および吸入麻酔薬を用いた.麻酔の維持には吸入麻酔薬の単独使用で安全に管理をすることができた.また, 2歳10ケ月の第2回麻酔時も初回と同様に吸入麻酔薬の単独使用で安全に麻酔管理を行うことができた.Werdnig-Hoffmann病患者の麻酔管理を吸入麻酔薬を用いて安全に施行し得た.
  • 塩沢 英輔, 松山 高明, 瀧本 雅文, 太田 秀一, 塩川 章, 齊藤 剛秀, 清水 裕樹, 村上 秀友, 市川 博雄, 河村 満, 得能 ...
    2003 年 63 巻 4 号 p. 450-451
    発行日: 2003/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
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