脳と発達
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51 巻 , 2 号
選択された号の論文の16件中1~16を表示しています
巻頭言
インタビュー・理事長に聞く
特集・第60回日本小児神経学会学術集会
<会長講演>
<シンポジウム12:てんかんの治療Update:新規抗てんかん薬の使い方 エキスパートオピニオン>
  • 中川 栄二
    2019 年 51 巻 2 号 p. 89-90
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/05/08
    ジャーナル フリー
  • 中川 栄二
    2019 年 51 巻 2 号 p. 91-96
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/05/08
    ジャーナル フリー

     2017年に国際抗てんかん連盟 (ILAE) の用語・分類委員会は, てんかん発作とてんかん分類に関する新たな提言を行った. てんかん発作型, てんかん病型, てんかん症候群の3段階でてんかんを分類診断し, 可能な限り病因診断を行い, てんかん発作のみならず併存症状を含めて包括的にてんかんを診断し治療すべきであることを提言した. 本邦では, ここ10年間で新規の抗てんかん薬が相次いで発売されるようになり, てんかん治療に用いられる薬剤は20種類を超えるが, 2006年以降に承認された新規抗てんかん薬が10剤を占めている. 小児のてんかん診療と治療は, 新規の抗てんかん薬などの最新のエビデンスや併存症状も勘案して生活の質の向上を目指して包括的に行う必要がある.

  • 遠山 潤
    2019 年 51 巻 2 号 p. 97-100
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/05/08
    ジャーナル フリー

     近年, 我が国でも抗てんかん薬が多数承認され治療の選択肢が広がった. 国際抗てんかん連盟では, 薬物治療に関してエビデンスに基づいた推奨をだしているが, 新規抗てんかん薬について高いエビデンスを持った報告は少なくてんかん治療研究の難しさを示している. 英国NICEのてんかん治療ガイドラインは2012年のものが最新であり2018年にSurveillance report 2018がだされている. 他に抗てんかん薬の精神面への影響, 小児の認知や行動に対する影響, 女性へのvalproateの影響などのガイドラインがある. 新規抗てんかん薬は従来薬より効果が極めて優れているというわけではなく, 各種薬剤の持つ特性や相互作用, 精神認知機能への影響などを考慮し, 各種報告を参考にして患児の特性に合わせた薬剤選択をしていくべきであろう.

  • 秋山 倫之
    2019 年 51 巻 2 号 p. 101-105
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/05/08
    ジャーナル フリー

     過去十数年において新たな抗てんかん薬が次々と使用可能になったが, 選択に悩む機会も同時に増えた. 新規抗てんかん薬の中では, 副作用が比較的少なく治療スペクトルの広いlevetiracetam, lamotrigine, 次いでperampanelが有用な選択肢と思われる. Topiramateは副作用が多めではあるが, 種々の発作型に対しての有効性は高い. VigabatrinはWest症候群, rufinamideはLennox-Gastaut症候群, stiripentolはDravet症候群に特化した治療薬である. Lacosamideは, levetiracetamやtopiramateと並び, 睡眠時持続性棘徐波を示すてんかん性脳症の新たな治療選択肢になる可能性がある. 新旧薬剤の特徴を熟知し, 上手に選んで使用することが肝要である.

  • 白石 秀明
    2019 年 51 巻 2 号 p. 106-109
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/05/08
    ジャーナル フリー

     抗てんかん薬の適応に関しては, 一般的に言われている作用機序を元に, 当初は単剤で, その後, 必要と可能性を求めて多剤複合使用がなされる. 新規抗てんかん薬は忍容性, 薬効の広さに利点を持つとされているが, 症例の発作型, 発達状況などを踏まえた選択が必要である. 多くの小児神経専門医は成人症例を含めた, 移行症例を多くかかえているため, 難治のてんかん症例への適応を, 抗てんかん薬に多く求めていかなくてはならない. また, これらの負託に応えられるだけの新規抗てんかん薬に関する知識と経験が求められているが, そう簡単なことではない. 各診療医の成功・失敗経験を皆で共有して行くことが地道ではあるが一番重要なことであろう.

<長期計画委員会主催ワークショップ>
<国際化推進委員会主催セミナー>
<共同研究支援委員会主催セミナー>
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