日本植物病理学会報
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29 巻, 4 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 堀 正侃
    1964 年 29 巻 4 号 p. 175-179
    発行日: 1964/09/30
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 北島 博
    1964 年 29 巻 4 号 p. 180-181
    発行日: 1964/09/30
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 大谷 快夫
    1964 年 29 巻 4 号 p. 182-184
    発行日: 1964/09/30
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • (第10報) ヒシモンヨコバイによる伝染 (続報)-1
    田浜 康夫
    1964 年 29 巻 4 号 p. 185-188
    発行日: 1964/09/30
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    1. 熊本県下のヒシモンヨコバイの成虫による伝染試験において, 玉名郡岱明村のヨコバイの伝染率は48%, 菊池市のヨコバイの伝染率は17%であり, 岱明村のヨコバイが菊池市のヨコバイよりも伝染率が高い。
    2. ヒシモンヨコバイの幼虫による伝染率は3%であつて, 成虫の伝染率48%に位べると極めて低い。
    3. ヒシモンヨコバイの成虫は吸汁後間もない若い時よりも, 接種回数を重ねた生育の後期に伝染をおこし易い。
  • 殺菌剤による落葉について
    小宮 康平, 三沢 正生
    1964 年 29 巻 4 号 p. 189-198
    発行日: 1964/09/30
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    本報告は葉身部の薬害により誘起される葉柄基部の脱離現象についての実験結果である。
    実験は圃場栽植の7種類のバラ科落葉果樹を用いて行なわれた。葉身所定部に酢酸フェニール水銀および硫酸銅1%液を塗布して薬害を起こさせた。結果は次のとおりである。
    1. 薬剤による薬斑の形成は, 葉身の温湯処理および葉身切除よりも落葉を促進する。
    2. 薬害による落葉は同じ処理面積の葉身切除よりも落葉を促進した。また葉身の20%に相当する面積に薬斑を起こさせれば落葉が誘起される。
    3. 葉身の各位置に薬剤を塗布した結果, どの位置の処理でも葉身切除よりも落葉が促進された。なかでも塗布部分に中肋を含む場合には落葉が速かに起こる。
    4. 枝梢に環状剥皮と葉跡部の切断処理を行ない, 樹液の流動を停止した場合, すなわち他葉から流動する拡散性 auxin を止めても薬害による落葉は別個に起こる。
    5. 薬斑が生ずれば, 直ちにその薬斑部を切除してものちにその葉は落葉をきたした。
    6. 以上の結果から, 薬害による落葉では落葉促進物質が薬斑部またはその附近で生成され, 落葉を誘起するものと考えられる。落葉促進物質は, 薬斑部の葉色が退緑色から褐変する間に落葉を誘起するに足る量が形成されるようであり, 薬斑部から主として中肋を経由して葉柄基部に転流されるものと考えられる。
  • 小室 康雄, 川田 武, 平野 弥助, 室木 真澄
    1964 年 29 巻 4 号 p. 199-205
    発行日: 1964/09/30
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    (1) 1963年8月, 長野県茅野市の八ケ岳馬鈴薯原々種農場に数株ではあるが, 葉に黄色ないし黄白色の斑紋がみられる (第1, 2図) キャリコ病の発生を認めた。塊茎でのえそ症状はまだ十分に確認されていない。
    (2) ジャガイモ・キャリコ病株からジャガイモ, インゲン, ソラマメ, ササゲ, トマト, キュウリ, タバコなど数種の植物に汁液接種したところ, これら植物に汁液伝染し, その寄生性および病徴などから判断してAMVと考えられた。
    (3) ジャガイモ・キャリコ病は塊茎によつて次代へ, また心接によつて健全ジャガイモに伝搬する。汁液接種によつて発病したソラマメ, タバコからは, モモアカアブラムシ, ワタアブラムシによつて, ソラマメ, タバコにそれぞれ伝搬した。しかしジャガイモのキャリコ病株およびラディノクローバーの黄斑モザイク病株からジャガイモに対するモモアカアブラムシ, ワタアブラムシ, バレイショアブラムシ, バレイショヒゲナガアブラムシによる伝搬試験結果は陰性であつた。
    (4) ジャガイモ・キャリコ病ウイルスの耐熱性は55∼60°C, 耐希釈性は5,000∼10,000倍, 耐保存性は1∼2日であつた。
    (5) 八ケ岳馬鈴薯原々種農場における外観健全なホイラー130株について, インゲン, ササゲ, ソラマメなどにそれぞれ汁液接種してAMV保有の有無を調べた。その結果AMVを保有しているものは1株もなかつた。
    (6) ジャガイモ・キャリコ病の発生を認めたジャガイモ畠の周囲にはラディノクローバーの黄斑モザイク病株が多数発生していた。その1株から分離したAMVはジャガイモを含む数種植物に対する寄生性, 病徴, 耐熱性などからみて, ジャガイモのキャリコ病株から分離されたウイルスと同一または近縁なものと判定された。
  • 石井 至, 見里 朝正
    1964 年 29 巻 4 号 p. 206-209
    発行日: 1964/09/30
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    1. いもち病菌菌糸に含まれる炭水化物は, glucose を唯一の炭素源として培養した場合には, glucose およびその非セルロース性 polymer であつた。
    2. いもち病菌菌糸の glucose 利用に及ぼす Blasticidin Sの影響を2,4-ヂニトロフェノールのそれと比較しながら調べた。Blasticidin Sは菌糸生育阻止濃度 (1.0μg/ml) で菌糸細胞に70%エタノール可溶性 polysaccharide の蓄積を起させ, polysaccharide の細胞壁への結合を完全に阻害した。
    3. いもち病菌菌糸による glucose, L-glutamic acid の利用に及ぼす Blasticidin Sの影響を経時的に追跡した。菌糸による酸素吸収および glucose の摂取量は培地内のL-glutamic acid の存在に関係なく, BcS無添加に比較して低下する。この低下は培養4時間後でも持続した。これに反して, L-glutamic acid の摂取は最初の2時間ではほとんど低下せず, それ以後では完全に停止した。
  • 1. 発病誘因としての土壌条件
    1964 年 29 巻 4 号 p. 210-214
    発行日: 1964/09/30
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 1964 年 29 巻 4 号 p. 214-218
    発行日: 1964/09/30
    公開日: 2009/02/19
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  • 1964 年 29 巻 4 号 p. 218-223
    発行日: 1964/09/30
    公開日: 2009/02/19
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