日本植物病理学会報
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46 巻 , 2 号
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  • 百町 満朗, 小林 喜六, 宇井 格生
    1980 年 46 巻 2 号 p. 121-125
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    テンサイ根腐病罹病部より分離したRhizoctonia solani菌株(菌糸融合群2群2型)の培養〓液よりフマール酸(FA)が単離された。R. solani各菌糸融合群におけるFA産生を, R. solaniの毒素として知られているフェニル酢酸(PAA)産生とあわせて比較したところ,供試した35菌株のうち, FAは22菌株の〓液と27菌株の菌体より検出され, PAAは13菌株の〓液と12菌株の菌体より検出された。FA産生能と病原性の間には相関がなく,又各菌糸融合群間にFA産生能の特異性はなかった。このことはPAAに関しても同様であった。R. solaniに自然感染したテンサイ罹病根部中から多量のFA(47μg/g, fr. wt.)が険出されたが,人為的にR. solaniを接種したテンサイ根切片中からも少量のFAが検出された。FAの抗菌力や植物に対する毒性は極めて低いことから, FAの毒素としての役割は少いと結論した。
  • 稲葉 忠興, 日野 稔彦, 梶原 敏宏
    1980 年 46 巻 2 号 p. 126-131
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    トウモロコシベと病は全身感染を起こす病害である。罹病したトウモロコシの展開中および展開直後の葉では,分生胞子は病斑の葉先側に形成され,葉基部側には形成されなかった。すなわち,接種した植物を25C-20C(昼-夜,各12時間)に保ったところ,接種20日後・30日後に展開中の葉(それぞれ第7-8葉および第10-11葉)では分生胞子が形成されない部分の長さは長かった。しかし,これらの葉(第7-10葉)は40日後・50日後になると完全に展開し,分生胞子は葉の全面に形成されるようになった。また, 40日後・50日後に展開中の葉(それぞれ第13-14葉および第14-15葉)も, 20日後・30日後と同様に,分生胞子は葉基部側には形成されなかったが,その部分の長さは20日後・30日後に比べて短かかった。この条件で罹病葉が展開するときの伸長速度は, 20日後・30日後(第7-11葉)では速く, 40日後・50日後(第13-14葉)では遅かった。すなわち,罹病葉の伸長速度が速いと分生胞子を形成しない部分の長さは長く,遅いと短かかった。以上の結果,罹病葉の分生胞子形成能は寄主の葉の生育と密接な関係があり,また,罹病葉は抽出・展開後ある日時を経てから分生胞子を形成するようになることが明らかになった。
  • 宮島 邦之
    1980 年 46 巻 2 号 p. 132-139
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    イネ葉鞘褐変病菌Pseudomonas fuscovaginaeに活性を示すファージの分離を試み,穂孕期の褐変葉鞘,腐敗苗および種籾から性質の異なる3系統のファージ, FP 1, FP 2およびFP 3が得られた。
    これらのファージはいずれもP. fuscovaginae以外の8属55種の細菌には活性を示さず,高い種特異性を示した。
    FP 1ファージは直径60nmの頭部と85nmの収縮性の尾部からなり, FP 2ファージは59nmの頭部と231nmの非収縮性の尾部を有し,またFP 3ファージは50nmの頭部と120 nmの収縮性の尾部からなっていた。
    FP 1ファージの不活性化温度は70 C, FP 2およびFP 3ファージは60 Cであった。また溶菌斑形成適温はFP 1ファージは25 C, FP 2ファージは25~28 C, FP 3ファージは28 Cであった。
    FP 1ファージの潜伏期は110分,上昇期は130分,平均放出量は220であった。
  • 本間 保男, 有本 裕, 高橋 広治, 石川 武丕, 松田 泉, 見里 朝正
    1980 年 46 巻 2 号 p. 140-149
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    ピーマンの裏面葉上におけるLeveillula taurica (Lév.) Arn.の分生胞子の発芽,菌糸の伸長および侵入について光学顕微鏡ならびに電子顕微鏡下で観察した。
    L. tauricaの分生胞子の発芽は接種後2~3時間で70%に達した。各分生胞子の発芽管は1本であり,発芽は後端からの場合が多くつぎに先端からで,中央部からの場合もまれにあった。接種後3時間で発芽管の先端には付着器を形成しはじめた。付着器は2種類のものが観察された。すなわち,発芽直後に形成されるこぶし状のものと菌糸がかなり伸長した後に形成される橋脚状のものとが見られた。後者は2分岐性を有し, 3回の分岐を経て橋脚状を呈した。これらの付着器は,いずれの場合も吸器を形成することなく,単に発芽管あるいは菌糸を葉面に固定する役割を演じているようである。菌糸は,はじめ曲りくねって伸長し,直接気孔から内部へ侵入する例も見られたが,多くの場合は分岐して,侵入した。最初の侵入が終った後もさらに伸長しながら分岐し(分岐の角度は,ほぼ直角),分岐した菌糸の先端が気孔から侵入する場合もあった。菌糸は,その後も直線的に伸び,接種後6日では約2,700μmに達するものがあった。本菌の場合,多くの糸状菌で見られるように,親胞子がつねにコロニーの中心になる現象は見られなかった。
  • 国永 史朗, 横沢 菱三
    1980 年 46 巻 2 号 p. 150-158
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Rhizoctonia solaniの同一菌糸融合群内または培養型内の菌株の遺伝的類縁性を知る手段として,菌体からDNAを抽出し,その塩基組成を測定した。R. solani 30菌株のDNAのGC (Guanine plus Cytosine)含量は40.9~49.3 mole%の範囲にあり平均45.3mole%であった。同一菌糸融合群内の菌株のGC含量は相互に近い値を示した。また,培養型を異にしても同じ菌糸融合群に属すもの,すなわちAG-1のsasakii typeとweb-blight typeの間,あるいはAG-2-2のrush typeとroot rot typeの間でGC含量には大差が認められなかった。逆に同一培養型とされ菌糸融合群の異なるもの,すなわちroot rot type(IV)とpotato type (IV)の間でGC含量は明らかに異なった。菌糸融合群のうち, AG-1は最も高いGC含量(平均48.8 mole%)を示し,次いでAG-4 (平均47.3 mole%), AG-3 (平均47.1 mole%), AG-5 (平均45.2mole%), AG-2-2 (平均44.6 mole%), AG-2-1 (平均43.7 mole%), AG-6 (平均41.8 mole%), AG-BI平均41.4 mole%)であった。以上のことからR. solaniの同一菌糸融合群内の菌株は,遺伝的に非常に近縁であることが示唆された。
  • 花田 薫, 栃原 比呂志
    1980 年 46 巻 2 号 p. 159-168
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    キュウリモザイクウイルス(CMV)の4系統, Peanut stunt virus (PSV)およびキク微斑ウイルスの核酸(RNA)は,ポリアクリルアミドゲル電気泳動により4つまたは5つの成分(分子量の大きい方から順にRNA1, RNA2, RNA3, RNA4, RNA5とよぶ)に分けられ,大きい方から3つの成分が感染に必須であった。CMVの3系統, PSVおよびCMMVのRNA1-4の分子量を決定した。CMVの系統間およびCMMVとの間でRNA3を交換してえられたPseudo-recombinantの性質を検討したところ,血清型はRNA3が,ササゲおよびキュウリの病徴はRNA1+2が支配していた。さらにCMVの系統間でRNA1とRNA2の交換を行い,ササゲの病徴はRNA2が決定していることを明らかにした。
  • 鈴井 孝仁, 牧野 秋雄, 生越 明
    1980 年 46 巻 2 号 p. 169-178
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    1978年静岡県のイチゴ品種麗紅,宝交早生に萎ちょう,枯死する株の発生が認められた。発病株はクラウン,葉柄基部およびクラウンに接続する根が褐変枯死し,罹病組織からPhytophthora属菌が分離された。分離菌株の形態的特徴,生育温度,電気泳動パターン,接種試験の結果,本菌はPhytophthora nicotianae var. parasiticaと同定された。分離菌225株は全てmating type A2であった。本病は本邦で未報告の病害であるのでイチゴ疫病としたい。
  • 松崎 正文, 菅 正道, 木曾 皓
    1980 年 46 巻 2 号 p. 179-184
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    1978年8月,佐賀県および福岡県の仮植床のイチゴ苗で,そのクラウン部および葉を侵す新しい疫病が発生し,それらの発病部位から高頻度で疫病菌が分離された。本菌の遊走子のう(大きさ42.7×35.4μm)には顕著な乳頭突起がみられ,また,蔵精器は底着型であった。本菌の培地上での菌糸伸長最適温度は30Cで, 35Cでもなお発育がみられた。本菌は人工接種により,イチゴ苗,熟果および葉柄に,また,ナス,トマト,ピーマンの苗,ナス果実,トマト熟果に病原性を示し,また,ピーマン,キュウリの果実にもわずかに病原性を示したが,キュウリ,メロン,カボチャ・タバコの苗,タバコの茎に対しては病原性を認めえなかった。この疫病菌はその形態と病原性からこれをPhytophthora nicotianae var. parasitica(Dastur) Waterhouseと同定し,病名をイチゴ疫病とした。
  • 後藤 正夫, 高橋 敏房, 岡島 徳岳
    1980 年 46 巻 2 号 p. 185-192
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Erwinia milletiae 29菌株とE. herbicola 7菌株を用い, 48種の植物に対する病原性と, 71項目の細菌学的性質について比較し,両菌の分類学的関係を検討した。E. milletiaeはフジおよびヤマフジに対して病原性を有し,接種後10~14日で肉眼的に認めうる新しい増生組織を形成した。これは1か月後には直径0.5mm, 1年後には20~30mm,さらに2年後には50~60mmのこぶに発達した。その他の植物に対しては全く病原性を示さなかった。E. herbicolaはすべての植物に病原性を示さなかったが,カンキツ葉の葉肉に注射接種した場合, 1菌株が組織の壊死と部分的カルス形成を起した。E. milletiaeの細菌学的性質は斉一で, 71性状中68性状が菌株間で同一反応を示した。これに対しE. herbicolaでは71性状中53性状で一致したにすぎなかった。このようなE. herbicolaの異質性のためにE. milletiaeの細菌学的性質はその変異の範囲内に入り,ほぼ一致した。このような両菌の細菌学的性質の類似性と, E. milletiaeの病原性の特徴からE. milletiaeE. herbicolaのpathovarと認め,その学名をErwinia herbicola pv. milletiae (Kawakamiet Yoshida 1920) nov. comb.と改め,新たにEM 1菌株をneopathotype strainに指定する。
  • 佐藤 倫造, 北沢 健治
    1980 年 46 巻 2 号 p. 193-199
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    北海道で発生したCorynespora cassiicolaよるダイズの根腐れ症状について記述した。病徴は主に胚軸および根部に現われ,赤褐色壊死から次第に拡大して地下部の組織全体をとりまき二次根の脱落を伴う根腐れ症状を呈する。このため地上部は黄化,萎ちょうを現し早期に落葉する。葉には病斑を現さない。本菌の培養性質および形態的特性からEllisの分類基準に従いCorynespora cassiicola (Berk. & Curt,) Weiと同定した。本菌は5~30Cの範囲で生育し適温は20~25Cであった。発病適温は15~20 Cにあり25および30Cでは病徴は軽かった。土壌水分含量が高い程病徴が激しく,乾燥状態では抑えられた。7科13種の植物に対する病原性を検討した結果,マメ科植物(ダイズ,インゲン,アズキ,ササゲ,アルファルファ)およびテンサイが感受性であった。菌は土壌中で少なくとも1年間生存した。
  • 稲葉 忠興, 日野 稔彦, 梶原 敏宏
    1980 年 46 巻 2 号 p. 200-208
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    トウモロコシベと病菌の分生胞子は,前報で報告したように,展開直後および展開途上の罹病葉では葉先側に形成され,葉基部側には形成されない。しかし,日時が経過すると葉基部側にも形成されるようになる。べと病菌を2.5葉期のトウモロコシに接種し,病徴が現われた第8・9・10葉の胞子を形成する部分,胞子を形成しない部分,両者の境界部分から葉片を採取し,また,未抽出葉の第11葉からも葉片を採取した。連続パラフィン切片を作って観察した結果,葉組織中の菌糸の形態は3種類に分けることができた。すなわち,じゅず玉状菌糸,糸状菌糸,両者の中間型の菌糸である。胞子を形成する部分では,じゅず玉状菌糸が大多数を占め,中間型菌糸も認められ,糸状菌糸は僅かであった。胞子を形成しない部分および未抽出葉では,糸状菌糸が大多数であり,中間型菌糸も認められたが,じゅず玉状菌糸は全然認められなかった。胞子を形成する部分と形成しない部分の境界部分では,じゅず玉状菌糸と中間型菌糸とが大多数を占め,糸状菌糸も認められた。以上の結果から,べと病菌の菌糸は抽出中および展開直後の葉組織内においては糸状であり,日時が経過すると中間型菌糸となり,その後じゅず玉状菌糸になるものと思われる。また,じゅず玉状菌糸になったのちに分生胞子形成能をもつようになるものと思われる。
  • 崔 在乙, 松山 宣明, 脇本 哲
    1980 年 46 巻 2 号 p. 209-215
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    イネ白葉枯病菌菌株のうち,病原型I群に属するQ7472菌とIV群に属するQ7502菌株の抗血清を使用して,アジア各国から収集したイネ白葉枯病菌の血清学的性質を寒天ゲル内拡散法によって検討した結果, 3つの血清型に大別することができた。供試160菌株のうち, 132菌株は抗-Q7472-血清および抗-Q7502-血清の両者と反応し,これを血清型Aと命名した。他の28菌株は後者に対してのみ反応し,これをB型とした。B型に含まれる28菌株のうち, 20菌株はそれらの抗原を熱処理(100C, 1時間)しても反応性を失わなかったが, 8菌株は熱処理することにより抗原性を失った。したがって前者をB-Iとし,後者をB-IIとした。
    血清型B-IおよびB-IIに属する菌株の懸濁液は0.1-10% CaCl2, 1% acriflavine hydrochloride液中で顕著な自己凝集反応を示したのに対し, Aに属する菌株はほとんどその反応を示さなかった。また同様の現象は0.85% NaCl液に懸濁した細菌液を100 C, 1時間熱処理した場合にも認められ,抗原因子と自己凝集因子との関連性が示唆された。
  • 内藤 繁男, 杉本 利哉
    1980 年 46 巻 2 号 p. 216-223
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    テンサイ葉腐病の病原であるThanatephorus cucumeris(A G 2-2)の担子胞子形成,飛散および発病の経過を明らかにした。
    子実体は,はじめテンサイ根腐病株の周辺土壌あるいは葉柄基部の病斑周囲などの表面に多数形成されていた。また,ジャガイモ,コムギ,ダイズおよびトウモロコシ畑でも茎葉に覆われた地表面あるいは地際部などにA G2-2の子実体が認められた。
    本病の初発生は,これら部位の子実体から飛散した胞子が侵入することにはじまった。一次病斑の周辺に二次病斑が現われると,葉の裏面健全部にも子実体が形成され,これから飛散した胞子は再び葉に感染した。
    二次病斑の形成葉数の増加にともなって子実体形成量も増え,空気中の胞子密度が増加した。その結果胞子感染,一次病斑形成,二次病斑の形成と拡大,および罹病葉と健全葉の接触などが次々と行われ,本病は畑全面に急激に蔓延した。
    自然発生畑の空気中で捕捉された胞子数は地表面に近いほど多かったが,発病最盛期には高さ185cm,また発病圃場から70m離れた地点でも多数認められた。またその胞子のほとんどが菌糸融合群A G 2-2に属した。
    テンサイ畑における子実体からの胞子の落下は21時頃より急増し,夜半すぎに最も多くなり,夜明けとともに激減した。晴れまたは曇りの昼間には,胞子の落下はほとんど認められなかった。
  • 宮川 経邦
    1980 年 46 巻 2 号 p. 224-230
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    ガラス室内の条件下で,接木接種によってCitrusおよび近縁植物におけるリクビン(アジア系グリーニング病)の病徴を観察した。
    CitrusおよびFortunella属幼実生または接木苗におけるリクビンの典型的な病徴は,成葉における発病初期の不規則な葉脈に沿った黄斑,さらに罹病度の進展にともなう黄化葉,ならびに節間短縮による小葉化,矮化症状の発現であった。これらの病徴は28~32Cの好適条件下においては接木接種後2~3カ月目から現われた。
    供試したカンキツ品種のなかで,ポンカンおよびオーランドタンゼロの病徴がとくに顕著で検定植物としての利用価値が高い。ついでスイートオレンジ,ウンシュウミカン,シークワシャーなどであった。サワーオレンジ,グレープフルーツ,セクストンタンゼロなどのCTV-SY反応型品種はリクビンによっても黄化,矮化症状を現わすが, CTV-SYによる病徴がより顕著に現われることから,被検試料にCTV-SYが保毒されるときは検定植物としては不適当である。
    カラタチは外見上無病徴か,まれに軽い黄化葉を現わしたが,これらの実生苗にポンカン,スイートナレンジなどの感受性品種を接木すれば顕著なリクビンの病徴を現わした。ミカンキジラミの好適な宿主植物であるゲツキツは接木接種によって外見上感受性を示さなかった。
  • 佐藤 章夫
    1980 年 46 巻 2 号 p. 231-240
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    疫病罹病茎葉の存在するジャガイモ畑の地表面は降雨後数日間胞子によって汚染され,塊茎スライステストで高い感染性が認められた。降雨後,または人工降雨後の堀取り調査では罹病茎葉の有無,または畝の表面への胞子接種の有無により塊茎腐敗発生量に顕著な差異が認められた。したがって塊茎腐敗の感染源はほとんどすべて地上部茎葉病斑の胞子に依存すると結論された。土中に埋められた罹病塊茎の表面には胞子が形成され,約2週間高い感染性が認められたが,隣接する健全塊茎への伝染は軽微であった。土中での塊茎の感染は塊茎下面の目から起こる場合がきわめて多かった。
  • 小林 喜六, 宇井 格生
    1980 年 46 巻 2 号 p. 241-246
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    ダイズbrown stem rot菌の一菌株(Cephalosporium gregatum, No. 2)を米国アイオワ州より輸入し,我が国のアズキから分離されたアズキ落葉病菌(C. gregatum, A 10)と形態,培養性質,生育速度およびグレガチン生産能力について比較した。両菌株ともにこれら諸性質はきわめて類似しており,殆んど差が認められなかった。
  • 古市 尚高, 冨山 宏平, 道家 紀志
    1980 年 46 巻 2 号 p. 247-249
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/04/03
    ジャーナル フリー
  • 野末 雅之, 冨山 宏平, 道家 紀志
    1980 年 46 巻 2 号 p. 250-252
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 小林 喜六, 近藤 則夫, 田中 文夫, 宇井 格生
    1980 年 46 巻 2 号 p. 253-255
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 小林 喜六, 宇井 格生
    1980 年 46 巻 2 号 p. 256-257
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 小林 享夫
    1980 年 46 巻 2 号 p. 258-262
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 北 宜裕, 豊田 秀吉, 獅山 慈孝
    1980 年 46 巻 2 号 p. 263-265
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 北沢 健治, 鈴井 孝仁
    1980 年 46 巻 2 号 p. 267-270
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Verticillium dahliae Klebahn was isolated from various crops in Hokkaido. Most of the Verticillium isolates that had previously been identified as V. albo-atrum Reinke and Berth. or Verticillium sp. by other workers were also reidentified as V. dahliae Klebahn due to presence of microsclerotia, wide host range, possibility of growth at 30 C, and hyaline basal cells of conidiophore.
  • 北沢 健治, 鈴井 孝仁
    1980 年 46 巻 2 号 p. 271-273
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Verticillium dahliae was found to be the cause of Verticillium black-spot disease of radish (Raphanus sativus L.), which has not been described up to this time. Diseased plants exhibited black discoloration of the xylem of the tap root and inconspicuous yellowing of the lower leaves. Inoculation experiments indicated that the fungus was also pathogenic to turnip, egg-plant, strawberry, tomato and cucumber.
  • 小島 誠, 上田 一郎, 青木 忠文, 四方 英四郎
    1980 年 46 巻 2 号 p. 274-277
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2009/02/19
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