日本植物病理学会報
Online ISSN : 1882-0484
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79 巻 , 4 号
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追悼文
総説
  • 川崎 努, 山口 公志, 石川 和也, 吉村 智美, 山田 健太, 吉村 悠矢
    2013 年 79 巻 4 号 p. 263-268
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/11/29
    ジャーナル フリー
    Plant pathogens deliver different effector proteins into plant cells to inhibit host immune responses. Because the effectors are thought to target important immune factors in plant cells, screening for host factors that interact with the effectors is a useful approach to discover uncharacterized immune factors. In fact, many immune factors have already been identified as targets of effectors. We isolated a rice receptor-like cytoplasmic kinase OsRLCK185 as an interactor with Xanthomonas oryzae effector Xoo1488. OsRLCK185 is directly phosphorylated by the immune receptor OsCERK1, and transmits immune signals to downstream components to induce a series of immune responses including MAPK activation.
原著
  • 岡山 健夫, 平山 喜彦
    2013 年 79 巻 4 号 p. 269-274
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/11/29
    ジャーナル フリー
    Glomerella cingulataColletotrichum gloeosporioides)によるイチゴ炭疽病は,全国的に被害が拡大している.本菌は,潜在感染株で越冬し,翌年の育苗圃の伝染源となる.本研究では12月,2月および4月に炭疽病菌の動態を追跡し,本菌の生育に対する低温条件および感染株に対する長期冷蔵の影響を調査した.イチゴ潜在感染株から分離される炭疽病菌の頻度は,越冬後に著しく低下し,露地に置いた潜在感染株の方がビニルハウス内で維持した株よりも分離頻度が低下した.この原因を探るために,本菌に対する低温の影響を調査したところ,培養菌そうは,−2℃,21日間の冷蔵により生育せず死滅した.−2℃で冷蔵した人工接種葉柄は,90日間以上の冷蔵により菌の分離頻度が顕著に低下した.−2℃で冷蔵した人工接種株は,90日間の冷蔵によって菌の分離頻度が低下し,180日間の冷蔵処理後の株では,葉だけでなく,葉柄,葉柄基部,クラウンなど株全体から炭疽病菌が全く検出されなかった.以上のことから,イチゴ炭疽病感染株は−2℃の長期冷蔵によって感染頻度が有意に低下することが明らかになり,本技術による炭疽病潜在感染株フリー化の可能性が示唆された.
短報
訂正
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