日本植物病理学会報
Online ISSN : 1882-0484
Print ISSN : 0031-9473
ISSN-L : 0031-9473
49 巻, 4 号
選択された号の論文の24件中1~24を表示しています
  • 後藤 正夫
    1983 年 49 巻 4 号 p. 457-462
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    生垣や庭木に利用するアカメモチ(Photinia glabra Maxim.)にPseudomonas属細菌に原因する斑点細菌病の発生がみられた。本病は葉に赤色または黄色のハローを伴う,直径約5mmの赤褐色,円形病斑を形成する。新芽を侵すと芽枯れを起こし,これを黒変枯死せしめる。病原細菌の病原性および細菌学的性質をP. syringaeの6種のpathovars (pv. eriobotryae, pv. lachrymans, pv. myricae, pv. phaseolicola, pv. pisi, pv. theae)と比較した。本細菌はTween 80分解性,マンノース,メリビオースおよびマロン酸利用性でこれらの細菌と異なった。また一部の性質でpathovarsの一部と異なった反応を示したが,これらの性質はpathovarsそのものの間でも相違し,本細菌の識別性状とはなり得なかった。その他の大部分の細菌学的性状については,供試pathovarsと完全に一致した。一方,アカメモチ,ムラサキハシドイ,ネズミモチ,ビワ,モモ,ナシ,ナツミカン,チャ,ヤマモモ,キュウリ,タバコ,インゲンおよびエンドウに接種試験を行った結果,本細菌はアカメモチに対してのみ病原性を示した。以上の結果,本細菌をアカメモチに病原性をもつP. syringaeの新しいpathovarと認め,P. syringae pv. photiniae pv. nov.と命名し,菌株A-5をpathotype strain (PDDCC 7849)に指定した。
  • 富永 時任, 木村 佳世, 郷 直俊
    1983 年 49 巻 4 号 p. 463-466
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    1976年,新潟県において稚苗移植用の育苗箱数箱に,イネ苗の葉鞘,葉身に褐条をつくる未知の細菌病が初めて発生したが,1980年には各地で約25,000箱に発生が認められた。罹病苗は箱内に散発し,坪枯状に枯死をおこすことはなかった。
    罹病苗を移植すると,重症苗ではほとんどが枯死した。活着した中・軽症苗は病葉がしだいに消失し,草丈,茎数は健全苗と大差がなくなった。
    病原細菌は細菌学的性質および病原性から,Pseudomonas avenae Manns 1909と同定された。
  • Wu-hsiung TSAI, Wen-hsiung KO
    1983 年 49 巻 4 号 p. 467-470
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    イネ体上の紋枯病病斑あるいはその周辺に生じたRhizoctonia solani菌の綿毛状菌糸塊から単菌糸片を分離培養したところ,培地上に綿毛状菌叢を形成するものと通常型の菌叢を形成するものがあった。綿毛状変異株はいずれの場合でも菌叢の先端がシャーレ側壁に達するまでに通常型に戻った。本菌株はイネ体に対して病原性を示し,また本菌の綿毛状菌糸の一過性はイネ体上でも発現した。
  • プロトプラストの細胞壁再生
    石崎 寛, 矢島 明, 河野 満, 久能 均
    1983 年 49 巻 4 号 p. 471-480
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    イネいもち病菌々糸から調製したプロトプラストの細胞壁再生過程に及ぼすイソプロチオラン(IPT)の影響を位相差,螢光,電子顕微鏡によって検討した。IPTの有無にかかわらず,プロトプラストは再生処理後2時間以内に出芽状の分裂を始め,以後同様の分裂をくり過し,連鎖状の膨潤細胞群となった。対照区では,8時間までにこの細胞群から糸状の菌糸が伸長し始め,24時間までに約50%のプロトプラストから菌糸が伸長した。一方,20ppm IPT処理区では,24時間以内に約1%のプロトプラストから菌糸が伸長したのみで,50ppm処理区では菌糸伸長は全く認められなかった。また,50ppm処理は細胞分裂を強く阻害した。カルコフロール染色試料の螢光顕微鏡観察は,IPTの有無にかかわらず,細胞分裂に先立って細胞壁成分が沈着することを示唆した。電子顕微鏡観察によると,対照区では高電子密度の粒子状の壁成分が再生処理後2時間以内に細胞膜外表面に沈着し始め,12時間以内に0.7∼0.8μmの細胞壁が再生された。この細胞壁は正常な菌糸のそれとは異なり,粒状ないしは繊維状の壁成分がゆるやかに配列した状態で,外層・内層の区別も認められなかった。20ppm処理区の再生細胞壁の様相は,対照区のそれとほぼ同じであったが,50ppm区では,壁成分がわずかに細胞膜外表面に沈着したのみで,対照区ほど顕著な細胞壁は再生されなかった。以上の結果,20ppm以上のIPTは,再生プロトプラストからの正常菌糸の伸長を阻害し,50ppm IPTは細胞壁再生過程,特に壁成分の合成に影響を及ぼすことが明らかになったが,これらの作用が一次的作用か二次的作用であるかは今後検討する必要がある。
  • 鈴木 一実, 古澤 巖, 山本 昌木
    1983 年 49 巻 4 号 p. 481-487
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    ウリ類炭そ病菌の付着器によって,セルローズ膜上に形成されるハローと付着器形成時に合成される蛋白質について調べ,付着器によるセルローズ膜への侵入過程におけるセルローズ膜の化学的分解の意義について検討した。付着器形成時のみに合成される分子量95キロダルトンのポリペプチド(P-95)の消長は,セルローズの分解活性とセルローズ膜上にみられるハロー形成との両者に相関した。このことはP-95が侵入部位にハロー形成をもたらすセルラーゼと関係していることを示している。シクロヘキシイミド存在下で形成された付着器ではハロー形成・侵入菌糸の形成は起こらないが,貫せん糸は膜と付着器の接触部位にみられた。シクロヘキシイミドを除去すると,これらの付着器は栄養存在下でセルローズ膜内に侵入菌糸を伸長させた。さらに,付着器が成熟したのち,栄養存在下で培養したときには、ハロー形成は抑制されたが,侵入菌糸の形成は影響されなかった。これらの知見は,ハロー形成をひき起こすセルローズ膜の化学的分解は付着器の形態形成時に生合成される蛋白質に依存し,侵入菌糸の形成に必要な栄養供給のために重要な役割を演じていることを示唆している。
  • 豊田 秀吉, 大石 康晴, 平井 篤造
    1983 年 49 巻 4 号 p. 488-494
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    免疫電気泳動法を用いタバコモザイクウイルス(TMV)の微量定量のための簡便法を検討した。抗TMV抗体にはFITCを結合させ泳動後その螢光からTMVの検出・定量を試みた。FITC結合抗体(FA)と,同力価の無結合抗体(NA)を使用し泳動に対する影響を調べた。泳動後FAは紫外線下で,NAはAmido Black染色で,それぞれ検出し泳動距離を測定したところ,両者とも各種濃度のTMVに対して同様の泳動結果を得た。FAもAmido Blackに対して染色されたが低濃度のTMVではFAを紫外線下で測定した場合にのみ検出可能であった。FAを使用して検出しうるTMVの最低限界は0.008μgで,定量は0.05μgのTMVまで可能であった。また,本実験では0.4% FAを使用した場合,濃度範囲の最も広いTMVの泳動を可能にすることから,多数の試料中の未知濃度のTMVを予備定量するのに適していることが明らかになった。種々の濃度のTMVに対して最適なFA濃度を求めたところ,それぞれの濃度のFAで直線関係が得られ,また,たがいに平行関係を示した。本法をトマト葉中のTMVの定量に適用した結果,0.05g生重(直径2∼3cmのトマト葉leaf discに相当)からでも再現性の高い結果が得られた。
  • 諸見里 善一, 天野 徹夫, 田盛 正雄
    1983 年 49 巻 4 号 p. 495-500
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Rhizoctonia solani Kühn (AG-1, IA)の2菌株を用い,その菌核形成におよぼす光の影響を調べた。本菌の菌糸体に白色螢光燈を連続照射すると,菌糸伸長および1シャーレ当たりの総菌核重量および菌糸重量は変化しなかったが,菌核原基および成熟菌核数は増加した。菌核分化の各段階に照射すると,いずれの段階においても菌核数は増加したが,特に菌糸と原基の時期に照射した場合,その傾向が著しかった。菌核の成熟にともなう着色は光により僅かに抑制された。これはメラニン化を触媒するチロシナーゼの活性減少とよく一致した。
  • 田中 博, 植垣 令子, 藤森 嶺, 加藤 邦雄
    1983 年 49 巻 4 号 p. 501-507
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    タバコ立枯病菌(Pseudomonas solanacearum)の根部接種およびタバコモザイクウイルス接種の結果,タバコ葉中に生成された7種類のストレス化合物(グルチノーソン,オクシデノール,オクシデンタロール,フィツベリン,フィツベロール,ソラナスコンおよびソラベチボン)のタバコ立枯病菌とタバコ野火病菌(Pseudomonas syringae pv. tabaci)に対する抗細菌活性を検定した。供試試量を塗付した薄層クロマト板上にタバコ立枯病菌またはタバコ野火病菌を接種したCPG寒天培地(塩化テトラゾリウムを添加)を重層する生物検定法を行った。その結果グルチノーソン,ソラナスコンおよびソラベチボンが両細菌に強い活性を示し,オクシドールとオクシデンタロールがそれに次ぎ,フィツベリンとフィツベロールが弱い活性を示した。ろ紙円板生物検定法では,これらの化合物は上記2種類の細菌に対して活性を示さなかったが,グルチノーソン,オクシデノール,オクシデンタロールおよびソラベチボンはBacillus subtilisに対して活性を示した。オクシデンタロールによる阻止円は他の物質によるそれよりも有意に小さかった。
  • 山本 孝〓, 石井 正義
    1983 年 49 巻 4 号 p. 508-513
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    CMV, WMVに対し抵抗性が著しく異なるキュウリ3品種に両ウイルスを単独および重複接種し,感染葉におけるウイルス濃度を葉汁液の感染性で調べ,また,ワタアブラムシによる両ウイルスの伝搬率を検討した。
    1 CMV, WMV単独感染葉におけるウイルス濃度の消長とアブラムシ伝搬率の間には高い正の相関関係が認められた。CMVのウイルス濃度は病徴の軽い品種ほど低かった。一方,WMVはいずれの品種でもウイルス濃度は高く,病徴を示さない抵抗性品種からも容易にアブラムシ伝搬された。
    2 両ウイルスに重複感染した場合,供試品種のいずれも単独感染の場合より病徴は激しかった。両ウイルスの伝搬率も単独感染葉からの場合と著しく異なった。CMVの伝搬率は,供試品種のいずれも単独感染の場合に比べ高くなった。とくに,CMVに抵抗性の青長四葉では7倍も高くなった。反対にWMVでは低下し,伝搬率は供試品種のいずれも,CMV伝搬率の20∼30%であった。この結果は重複感染葉における両ウイルスの濃度を反映したものと考えられる。
  • I. 感染初期細胞の病態変化
    富田 啓文, 山中 達
    1983 年 49 巻 4 号 p. 514-521
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    イネいもち病感染組織の3種の反応型(HR型,R型およびS型)における感染初期反応を明らかにするために剥離葉鞘接種法で感染細胞を経時的に光顕観察し,菌糸進展および細胞変質過程を比較検討した。
    1. 葉鞘細胞への感染開始時期は,HR型,R型およびS型反応のいずれにおいても接種後12∼16時間であった。感染率は32時間以降はすべて95%以上となり差異は認められなかった。
    2. 菌糸進展は,HR型反応ではほとんど認められなかった。S型反応では,菌糸が第1次感染細胞内に充満した後,隣接細胞へ順次進展した。一方,R型反応では接種後24∼28時間(感染後8∼12時間)まではS型反応と同様な伸長が認められ,その後菌糸は第1次感染細胞に充満することなく隣接細胞へ進展した。しかし,菌糸の肥大,分岐および進展は徐々に抑制された。
    3. 細胞変質過程はHR型,R型およびS型反応において顕著に異なった。すなわち,HR型反応では感染の初期段階で砂粒状顆粒化変質が起こり,色は無色または淡黄∼淡褐色を呈することはあるが,濃褐変はほとんど認められなかった。R型反応では,接種後24∼28時間に砂粒状顆粒化が顕著になり,その後の菌糸進展に伴って中∼大型顆粒が増加した。S型反応では,感染菌糸が第1次感染細胞内に充満する時期(接種後36∼40時間)から砂粒状および中∼大型顆粒が出現した。また,R型およびS型反応では感染菌糸の進展した細胞から順次,濃褐変化が認められた。
    4. これらの結果から抵抗反応の発現は感染初期の顆粒化変質と密接に関連しており,一方,濃褐変反応は感染菌糸の進展に伴って起こる現象であると考えられた。
    5. 以上のような感染初期の菌糸進展および細胞変質過程から,HR型とR型の抵抗反応は明らかに異なる反応型であると考えられた。
  • 佐藤 守, 西山 幸司, 白田 昭
    1983 年 49 巻 4 号 p. 522-528
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    ライグラス類かさ枯病細菌Pseudomonas syringae pv. atropurpureaの病原性発現には,本菌のコロナチン(Cor)生産が不可欠である。このCor生産性と特定のプラスミドとの関係を調べた。野生株NIAS 1309を含む34株のCor生産株(Cor+)からプラスミドの検出を行った結果,すべての菌株から約58 Mdalのプラスミド(pCORlと命名)が検出された。一方NIAS 1309から得られたCor-変異株および多数の野外分離菌のCor-株からは,pCORlが検出されなかった。さらに,NIAS 1309をアクリジン処理をし,得られたCor-変異株38株は,いずれも同時にpCORlを失っていたが,それらのうち29菌株はpCORlの一部のDNAが欠失したと思われる約40 Mdalのプラスミドを所持していた。以上の結果から,本菌のコロナチン生産性はプラスミド支配による可能性が極めて強いものと結論した。
  • 大政 正武, 村田 伸夫
    1983 年 49 巻 4 号 p. 529-538
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Erwinia属細菌22株の蛋白質をO'Farrellの2次元電気泳動法により分析・比較した結果,1つの外膜蛋白質の等電点および分子量と細菌の全蛋白質の2次元電気泳動パターンには菌株間で明瞭な違いが見られた。外膜蛋白質はErwinia属の主なグループのherbicola, amylovoraおよびcarotovoraグループにそれぞれ属するE. herbicola, E. rubrifaciens, E. carotovoraの間で明らかな違いが見られ,またE. carotovoraに属する菌株でも異なる植物から分離された菌株間では明らかに異なっていた。しかしジャガイモから分離された異なる菌株間では明らかな違いは見られなかった。全蛋白質の2次元電気泳動パターンでは,E. herbicola, E. rubrifaciens, E. carotovoraの間で主要スポットの分布に明らかな違いが見られた。E. carotovoraに属する菌株間では主要スポットの分布は相互に似ていたが,それらの正確な位置や微小スポットの位置に違いが見られた。ジャガイモから分離された菌株間では全蛋白質の電気泳動パターンは非常によく似ていたが,いくつかのスポットで違いがあった。
  • 内記 隆, 森田 恭充
    1983 年 49 巻 4 号 p. 539-544
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    ホウレンソウ萎ちょう病菌は夏ホウレンソウ栽培地帯のハウスほ場に広く存在し,とくに罹病根の根圏土壌に多く,乾土1グラム当り,最高6,600個の菌量が検出され,全Fusarium oxysporumの69%を占めた。ホウレンソウ萎ちょう病菌は壌土,埴壌土地帯に少なく,黄褐色の軽埴土地帯に多かった。また水田跡地より畑地土壌に多く,とくに6年以上の連作ほ場に多く検出された。また海抜700m以下の夏期高温地帯に多い傾向があった。病原菌の生育適温は25∼28Cで,25C以上で発病が激しく,15C以下で発病は認められなかった。自然土壌より殺菌土壌で発病し早く,自然土壌中の発病最少菌量は乾土1グラム当り10∼100胞子数と推定された。調査した何れのほ場にも萎ちょう病の発生と関係なく,発病最少菌量以上の病原菌が存在しており,連作などによる今後の発生面積の拡大が予想される。
  • 日比野 啓行
    1983 年 49 巻 4 号 p. 545-553
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    イネtungro病のPhilippine isolateを接種したイネ苗からrice tungro bacilliform virus (RTBV)およびrice tungro spherical virus (RTSV)単独感染株を得た。RTBVは媒介虫タイワンツマグロヨコバイによりRTBV単独感染株からは伝搬されず,RTSVとの重複感染株からは伝搬された。RTSVはその単独感染株からも伝搬された。RTBVはまたRTSVを前もって獲得吸汁した媒介虫によりRTBV単独感染株からも伝搬された。最短獲得吸汁時間はRTSVおよびRTBVの伝搬を助ける“helper factor”ではそれぞれ10分,RTBVでは30分であった。媒介虫はRTSV獲得吸汁後3日目にはRTSVを伝搬しなくなったが,3日目以後もRTBVを伝搬する能力を保持しており,獲得された“helper factor”は7日間保持された。媒介虫はRTSV獲得後脱皮すると“helper factor”を失い,RTBVを伝搬できなくなった。
  • 稲葉 忠興, 守中 正
    1983 年 49 巻 4 号 p. 554-557
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 増田 吉彦, 白石 友紀, 大内 成志, 奥 八郎
    1983 年 49 巻 4 号 p. 558-560
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 門田 育生, 大内 昭
    1983 年 49 巻 4 号 p. 561-564
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    In Hokuriku area of Japan, a bacterial disease of rice seedlings showing new symptoms has been found in farmer's nursery boxes several years ago. Ten pathogenic isolates obtained from affected plants were identified as Pseudomonas avenae Manns by their bacteriological properties. The inoculation to rice seeds with the bacterium resulted in four types of symptoms i.e., brown stripe on leaf, inhibition of germination, curving of leaf sheath, and abnormal elongation of mesocotyl. Among them, brown stripe on leaf has been reported to be caused by the bacterium. The other three types of symptoms were first confirmed from the results of this experiment.
  • 田中 文夫, 斉藤 泉, 宮島 邦之, 土屋 貞夫, 坪木 和男
    1983 年 49 巻 4 号 p. 565-566
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    In 1981, Fusarium nivale (=Gerlachia nivalis) isolates were collected from winter wheat in Hokkaido, and thier tolerance to thiophanate-methyl and benomyl was investigated in vitro. About 87 percents of 45 isolates tested were found to be highly tolerant to thiophanate-methyl (minimal inhibitory concentration 40, 000ppm) and benomyl (minimal inhibitory concentration 1, 000ppm).
  • 岩崎 真人, 前島 勇, 新海 昭
    1983 年 49 巻 4 号 p. 567-568
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    In the unplowed paddy field, where rice waika disease was prevalent in the previous year, 76 out of 18, 620 rice stubbles regenerated spring ratoons. Rice waika virus (RWV) was recovered from 35 of 48 ratoons tested by Nephotettix cincticeps and by electron microscopy of the partiallypurified samples. From these results, it indicated that RWV was overwintered in the diseased rice stubbles in the unplowed paddy fields. The more spring ratoons from rice stubbles were found in year of warmer winter at around Chikugo, Fukuoka.
  • Alternaria kikuchiana Tanakaの分生胞子のミクロオートラジオグラフィー
    石崎 寛, 河野 満, 久能 均
    1983 年 49 巻 4 号 p. 569-572
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 内記 隆, 森田 恭充
    1983 年 49 巻 4 号 p. 573-575
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 後藤 正夫
    1983 年 49 巻 4 号 p. 576-578
    発行日: 1983/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 1983 年 49 巻 4 号 p. 577a
    発行日: 1983年
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 1983 年 49 巻 4 号 p. 577b
    発行日: 1983年
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
feedback
Top