日本植物病理学会報
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30 巻 , 5 号
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  • 森田 儔
    1965 年 30 巻 5 号 p. 239-245
    発行日: 1965/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    1. 昭和24年から静岡市下川原に発生し, その後静岡県の主要露地栽培地帯に蔓延したイチゴの根腐れは, red stele をともなつており, 被害根から多数のPhytophthora 菌が検出された。
    2. 大阪府と兵庫県に発生しているイチゴの根腐れも red stele をともない, これらのものからも Phytophthora 菌が検出され, 静岡県で発生しているものと同一の病害と判断された。
    3. 被害根の中心柱からは, Phytophthora sp. Fusarium oxysporum, Pythium spp. Rhizoctonia sp. ながど同時に分離されたが, 接種試験の結果, Phytophthora sp. 以外のものには病原性はみとめられなかつた。接種試験での病徴は自然発病のものと同一であつた。
    4. この Phytophthora は培養的ならびに形態的特徴から Phytophthora fragariae Hickman であると同定された。
  • 佐々木 篤
    1965 年 30 巻 5 号 p. 246-252
    発行日: 1965/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    カンキツ黒点病の温州ミカン果実における後期感染について実験しつぎのような結果を得た。
    1. 黒点病菌を接種して人為的に保菌させた温州ミカンの枯枝 (=枝培養) および自然条件下で生じた黒点病菌保菌枯枝による接種試験, ならびに現地実態調査を行なつた結果, 11月上旬まで感染の起ることを確認した。各時期の発病度は, 11月上旬までの範囲においては, 果実の発育とは関係なく降雨条件に支配されることが推察される。
    2. 接種試験において, 8月下旬以前の感染と以降の感染とでは, その病徴に明らかな差異のあることを認めた。8月下旬以前の感染による病徴 (=初期感染型病徴) は, 病斑が果面に突起し, 周囲に白い縁どりが認められるが, 8月下旬以降の感染による病徴 (=後期感染型病徴) は, 病斑が果面に突起せず白い縁どりもない。しかし果実の着色後も病斑の周囲に緑色を残すものが多い。
    3. 広島県下における後期感染による発病程度は,初期感染と同等かやや高い傾向が認められた。
  • 後藤 正夫
    1965 年 30 巻 5 号 p. 253-257
    発行日: 1965/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    フィリピンで分離した7株の白葉枯病菌ファージ (Bp1-Bp7) を日本のファージと比較した結果, Bp1はOp2と寄主範囲で一致し, Bp2もこれと近縁関係が認められたが, Bp3-Bp7は何れも日本産のファージと寄主範囲で異なつていた。これらのファージを用いて, フィリピン, タイ, インドネシア産の81株の白葉枯病菌の系統分類を試みた結果, 15の lysotypes に分かれ, その分布は地域によつてかなりはつきりした違いが認められた。供試菌株の中には, 日本産およびBpファージのいずれにも全く作用を受けない菌株が19株含まれていた。日本産ファージを使つてこれら熱帯産の白葉枯病菌の系統構成を調べた結果, CおよびD系統が圧倒的に多く, A系統が極めて少ない点で日本のそれとは大きく異なつている点が注目された。白葉枯病菌ファージは供試した白葉枯菌以外の数種の Xanthomonas 属菌には作用を示さなかつた。
    条斑細菌病菌の6株のファージを分離して, フィリピン産の86株の系統分類を行なつた結果, 16の lysotypes に分けることができたが, それらの分布にははつきりした地域的な差は認められなかつた。条斑細菌病菌のファージのうち, Sp3はX. campestris, X. citri, X. maculifoliigardeniae, X. oryzae, X. phaseoli, X. phaseoli-sojense, X. pisi, およびX. translucens の一部の菌株に溶菌作用を有し, Sp6も X. campestris, X. pisi, X. oryzae の一部の菌株に溶菌を起した。その他のSpファージは条斑細菌病菌のみに特異的に作用した。
  • 平井 篤造, 冨山 宏平, 鈴木 直治
    1965 年 30 巻 5 号 p. 258-263
    発行日: 1965/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    A biochemical plant pathology seminar was held at Zyozankei, Hokkaido on August 18-20, 1965. The following progress reports were presented at this meeting.
    1. Oku, H. (Sankyo Pharmacological Institute, Shinagawa, Tokyo): The physiological and chemical properties of the pathogen and their contribution to the formation of Helminthosporium leaf spot of rice.
    2. Tani, T. (Faculty of Agriculture, Kagawa University, Miki, Kagawa): Studies on the pathological physiology of anthracnose of Japanese persimmon, with special reference to the role of pectic enzymes to the symptom development of the fruit.
    3. Nishimura, S., Scheffer, R. P., and Nelson, R. R. (Faculty of Agriculture, Tottori University, Tottori; Michigan State University, East Lansing; North Carolina State College, Raleigh): The metabolism of victoxinine produced by the genus of Helminthosporium.
    4. Otsuka, K. (Faculty of Education, Niigata University, Niigata): Biochemical studies on the physiological races of Piricularia oryzae.
    5. Tomiyama, K., Sakai, R., Sakuma, T., and Takemori, T. (Hokkaido National Agricultural Experiment Station, Sapporo): The metabolism of phenolic compounds found in the tissues adjacent to the resistant lesions and their role in the resistance.
    6. Toyoda, S. (the late) and Suzuki, N. (National Institute of Agricultural Science, Tokyo): The carbon metabolism of black spot fungus of pear and the mode of action of copper fungicides against the fungus.
    7. Asahi, T., Verleur, J. D., Honda, A., and Uritani, I. (Faculty of Agriculture, Nagoya University, Anjo; Free University, Amsterdam): Biochemical studies on the mitochondria obtained from injured and diseased plant tissues.
    8. Ouchi, S., Shishiyama, Z., and Akai, S. (Faculty of Agriculture, Kyoto University, Kyoto): The mechanism of inactivation of plant virus by ultraviolet ray.
    9. Takahashi, T. and Hirai, T. (Faculty of Agriculture, Nagoya University, Anjo): Mitochondrial activity of tobacco leaves infected with tobacco mosaic virus.
    The discussion was mainly focused on the toxic and enzymatic substances produced by fungi and their action within host plant tissues and on the phenolic compounds and polyphenol oxidases which are found around the infected tissues. Special mention was also made on the mitochondria in potato tubers and sweet potato roots as well as in tobacco leaves, with reference to the oxidative activities.
  • 1965 年 30 巻 5 号 p. 264-272
    発行日: 1965/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 1965 年 30 巻 5 号 p. 272-275
    発行日: 1965/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 1965 年 30 巻 5 号 p. 276-282
    発行日: 1965/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 1965 年 30 巻 5 号 p. 282-289
    発行日: 1965/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 1965 年 30 巻 5 号 p. 289-295
    発行日: 1965/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 1965 年 30 巻 5 号 p. 296-307
    発行日: 1965/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
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