日本植物病理学会報
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52 巻 , 5 号
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  • 秋山 幸雄, 江田 茂, 西川路 茂樹, 田中 博, 大西 昭男
    1986 年 52 巻 5 号 p. 741-744
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    日本国内及びアメリカ(ウィスコンシン大)より入手したP. solanacearumの17株の病原性菌株が生産する菌体外多糖についてトマト幼苗萎凋活性,糖組成,アミノ糖含量,アミノ糖のN-アセチル化の割合等を比較した。その結果,すべての菌株の生産する菌体外多糖は,トマト幼苗を萎凋させる活性を有しており,また, N-アセチルガラクトサミン残基を主単量体成分とする多糖であることが明らかとなった。
  • 岩木 満朗, 善林 六朗, 花田 薫, 渋川 三郎, 栃原 比呂志
    1986 年 52 巻 5 号 p. 745-751
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    縮葉症状を示すホウレンソウから検出されたキュウリモザイクウイルス(CMV-SR)はトマトに病徴を生じないことから,弱毒ウイルスとしてトマトのCMVモザイク病の防除に使用できる可能性を調べた。ガラス室での試験ではCMV-SRの接種源として感染Nicotiana debneyi葉の粗汁液を用いた場合,汁液接種した強毒CMVに対して強い干渉作用のあることが認められた。CMV-SRの接種源として純化ウイルス(3, 6, 30, 100μg/ml)を用いた場合も汁液接種およびアブラムシを用いて接種した強毒CMVに対して強い千渉作用を示し,とくに100μg/mlの場合はほぼ完全に発病を抑えた。圃場で行った春期と秋期の試験で100μg/mlのCMV-SRを接種したトマトの発病株率はそれぞれ19%と12%で,無接種の発病株率75%と48%に比して低かった。発病度はCMV-SR接種区の7.9%と7.1%に対して無接種区は38.9%と22.0%であった。また, CMVの感染により起こるとされている異常着色果率もCMV-SR接種区の14.6%に対し,無接種区は29.3%であった。CMV-SRを接種したトマト体内でのウイルス濃度を調べたところ,接種後1時期上昇したが,その後は極めて低濃度に推移した。また, CMV-SRの接種はトマトの生育に大きな影響を与えなかった。以上から, CMV-SRはトマトのCMVモザイク病を防除するための弱毒ウイルスとして利用できる可能性がある。
  • 井本 征史, 岩木 満朗, 栃原 比呂志, 中村 啓二, 花田 薫
    1986 年 52 巻 5 号 p. 752-757
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    広島県下の秋作ジャガイモ(農林1号)に生じた塊茎の褐色輪紋症状はウイルスに起因することが証明され,その病原ウイルスは寄主範囲,病徴,土壌伝染性,粒子の形態,粗汁液中の安定性,血清学的類縁関係などから, potato mop top virus (PMTV)と同定された。本病をジャガイモ塊茎褐色輪紋病と呼ぶことにした。ジャガイモ(農林1号)では葉脈の両側に黄化あるいはえそが見られ,細脈にえそを生じたが,通常の栽培条件下では明瞭でなかった。塊茎の褐色輪紋症状は収穫後18 C 15日間と9 C 10日間の変温処理を2回行ったところ発現した。寄主範囲は3科(アカザ,ッルナ,ナス科)の13種に限られ, C. amaranticolorN. debneyiに特徴的な病徴を生じた。発病地土壌に健全ジャガイモ(農林1号)とN. debneyiを植付けたところ発病し,また粉状そうか病罹病ジャガイモにPMTVを接種し,その土壌にN. debneyiを植付けたところ発病したことにより,土壌伝染することが明らかとなった。不活化温度は65~70C (10分),希釈限度は100~500倍,保存限度は20Cで5~7日であった。粒子の形態はダイレクトネガティブ染色法で幅約20nmの棒状であり,長さは140~150と270~300nmにピークが見られた。部分純化標品を家兎に注射して得られた抗血清は免疫電顕法で1,024倍の力価を示した。本ウイルスはイギリスに発生しているPMTVの抗血清とも同様によく反応した。
  • 小泉 銘冊
    1986 年 52 巻 5 号 p. 758-765
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    カンキツにせ黄斑病を起こす射出胞子形成酵母の分類学的帰属を明らかにした。本菌はカロチノイドを有し,腎臓形および卵形射出胞子を形成することからSporobolomyces属菌と確定した。inositolを利用せず,硝酸カリウムを資化し,偽菌糸及び真菌糸を形成せず,可溶性デンプンを利用すること,その他の性質もS. roseusの原記載とほぼ一致することからS. roseus Kluyver et van Nielと同定した。病原菌はカンキツ葉表面で増殖し,その-部は気孔から組織内に侵入,細胞間隙で増殖したが,高電子密度の物質によって細胞間隙に封じ込められ,あるいは宿主細胞の細胞壁に固定され,やがて壊死した。菌体に接する宿主細胞ではplasmalemmaとtonoplastが崩壊し,葉緑体が変性,液胞は拡大したが,細胞壊死は見られなかった。
  • 堀川 知廣
    1986 年 52 巻 5 号 p. 766-771
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    チャ新梢枯死症の発生について,輪斑病菌の役割,感染時期,感染部位について検討した。2種の輪斑病菌P. longiseta, P. theaeをやぶきたに接種したところ,本品種に病原性の強いP. longisetaでは新梢枯死症が発生したが, P. theaeでは発生しなかった。P. longisetaを抵抗性品種であるやまかいに接種しても本症は発生しなかった。本症の発生した枝の病斑部より菌を分離すると,初期病斑からはP. longisetaが高率に分離されたが,拡大した大型の病斑部ではP. longisetaの分離率は低下し, G. cingulataの分離率が高くなった。しかし, G. cingulataを接種しても本症は発生しなかった。新梢枯死症の原因となるP. longisetaの感染部位は茎と葉柄の付着部から生じており,なかでも包葉および不完全葉の付着部から病斑の生じている比率が高かった。P. longisetaを新芽の生育期の種々の時期に接種すると,包葉または不完全葉の離脱しやすい時期に当たる第2~4葉の開葉期の接種で最も新梢枯死症の発生が多くなった。以上のことから,新梢枯死症はP. longisetaが新芽の生育期に茎と葉柄の付着部,特に包葉または不完全葉の付着部に生じた傷口から感染して初期病斑を形成し,これをG. cingulataがさらに拡大することによって発生するものと考えられた。
  • 内記 隆, 権田 康博, 景山 幸二
    1986 年 52 巻 5 号 p. 772-778
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    岐阜県高山市を中心とするハウス栽培ホウレンソウに立枯病をおこすPythium菌の同定を行った。ホウレンソウ栽培ハウス土壌を用いたポット試験で立枯株率とPythium spp.の分離率との間に高い相関(r=0.9028**)が認められた。立枯病の発生はべん毛菌類を特異的に抑制するDAPA剤の処理により著しく減少した。立枯苗から分離されたPythium菌は10Cと35Cにおける菌糸伸長に基づき2っのグループに類別でき,それらは形態的特徴からPythium aphanidermatumP. paroecandrumと同定した。両菌の培地上における菌糸生育適温はそれぞれ35C, 25-30Cで比較的高温にあった。両菌ともホウレンソウに対して強い病原性を示し,ホウレンソウの品種間に抵抗性の差異は認められなかった。両菌ともホウレンソウの他にキュウリ,カボチャ,スイカ,インゲンマメ,ダイズに強い病原性を示し,ハクサイ,ダイコン,カブ,レタス,ニンジン,セルリー,トウモロコシ,オオムギには病原性が認められなかった。トマトとナスでは生育遅延がおこり,エンドウ,コムギには30Cで病原性を示した。
  • 宇田川 英夫, 中谷 雄一, 渡辺 博幸, 尾谷 浩, 甲元 啓介
    1986 年 52 巻 5 号 p. 779-784
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    昭和59年のナシ黒斑病の大発生では,被袋果実に被害が著しかったが,果頂部病果の多いことが特徴的であった。この原因として花器感染の可能性が疑われたので,疫学的調査を実施した。開花期の雌蕊組織内には黒斑病菌が高率に潜在感染していた。一方,雌蕊切除処理では果頂部病果率が減少した。さらに,コリン要求性黒斑病菌をトレーサーとして利用した感染モデル圃蝪実験の結果は,雌蕊接種2カ月後でも接種菌株が果袋内果実上で生態的優位を保ち,雌蕊近傍の果頂部位に2次感染をひき起し,病斑形成に至っていることを明白に示した。黒斑病異常発生年の被袋果実の発病における雌蕊感染の重要性が実験的に立証できたと考えられる。
  • 日比 忠明, 岩木 満朗, 斎藤 康夫, Jan VERVER, Rob GOLDBACH
    1986 年 52 巻 5 号 p. 785-792
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    ダイズ退緑斑紋ウアイルス(SoyCMV)より核酸を抽出し,その理化学的性状を解析した。その結果,塩化セシウム平衡密度勾配遠心による分析および熱変性曲線の測定によって, SoyCMVの核酸は2本鎖DNAであることが明らかにされた。また,アガロースゲル電気泳動による分析と電顕観察の結果から,このウイルスDNAには線状分子と環状分子があることが認められた。さらに, 6種類の制限酵素を用いて制限酵素地図を作成したところ, SoyCMVのゲノムは約8,200塩基対から成る1分子の環状DNAであることが示された。以上の結果からSoyCMVはcaulimovirusグループに属する新たなウイルスであることが確認された。
  • 白子 幸男, Anne K. VIDAVER, Hans-W. ACKERMANN
    1986 年 52 巻 5 号 p. 793-800
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Clavibacter michiganense subsp. nebrashense感染性バクテリオファージClmll, ClmXおよびClmXCの生物学的および物理学的性状を調べた。全てのファージは増殖用CNI8-5菌株に対し,透明な溶菌斑を形成した。ClmXはCN76-5菌株に対し,多数の不透明溶菌斑と共に少数の透明溶菌斑を形成し,その透明溶菌斑から単溶菌斑分離法によりClmXCが分離された。宿主範囲はCl. michiganense subsp. nebraskenseに限定され,吸着速度係数は2.9~9.4×10-9ml/min,バーストサイズは6~19個だった。粒子形態は幅60nmの六角形状の頭部と長さ約235nmの屈曲性を持つ尾部からなるオタマジャクシ状であった。核酸は2本鎖DNAで,制限酵素分解産物のフラグメント数と大きさにおいて各ファージ間に若干の違いが認められた。ClmXCはClmXの欠失変異株と考えられた。
  • 彭 友良, 獅山 慈孝, 山本 昌木
    1986 年 52 巻 5 号 p. 801-808
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    イネといもち病菌との相互作用を細胞学的に解析するために葉身の一染色透明化法を考案した。本法によると,イネ葉身におけるいもち病菌は接種18時間後に侵入を始め,その後の侵入率は,従来報告されてきた値よりも高く,接種72時間後に親和性組合せおよび非親和性組合せのいずれにおいても30%を越えた。また,いもち病菌の侵入したイネ葉身表皮細胞はその反応によって5型に分けられた。感染菌糸の染色には塩基性色素より酸性色素,とくにアニリンブルーが効果的であった。また,染色前にイネ葉身を酸性に保つ必要があり,その処理は塩酸より酢酸の方がよく,イネ葉身細胞を壊すことがなかった。染色液に適量のエタノール(染色液の1/3)を加えることによって感染菌糸の染色が促進され,オートクレープによる加熱染色によってもイネ葉身細胞は崩壊しなかった。以上に述べた方法によればイネ葉身におけるいもち病菌の感染行動とイネの細胞反応をより詳細に調べることができると考えられた。
  • 横沢 菱三, 国永 史朗, 関崎 春雄
    1986 年 52 巻 5 号 p. 809-816
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    A. euteichesの遊走子はエンドウの根冠上部に特に強く誘引され,ひき続き塊状となり,被のう遊走子塊を形成する。エンドウの根,根の分泌物中にはA. euteiches遊走子を強く誘引する物質が含まれているので,その単離,同定を行った。単離された誘引物質は5,4'-dihydroxy-7-methoxy-isoflavone (Prunetin)と同定された。A. euteichesに対するPrunetinの誘引作用は10-8molでわずかに認められ, 5×10-7molでは,きわあて強い誘引作用が見られた。A. cochlioldesの遊走子に対しては10-9~10-6molで,誘引作用を示さなかった。エンドウの根へのA. euteiches遊走子の走性の主要な原因はPrunetinによると思われた。
  • Carrie R. POWELL, Wen-hsiung KO
    1986 年 52 巻 5 号 p. 817-824
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    32科57種の植物を供試して、根部抽出物のP. palmivoraの胞子発芽に及ぼす影響を調べた結果, 6種, 4種および10種にそれぞれ強,中および弱の抑制効果が認められた。これに対して,残り37種および未同定の51植物には同抑制効果はなかった。本菌に対する拮抗植物の代表として選抜したニンニクの根部抽出物は土壌中でP. palmivoraの厚膜胞子および被のう胞子の発芽を抑制し,本菌によって起こるパパイヤの実生の苗立枯病を減少させた。これらの結果から、根部から抗菌物質を分泌する能力を持つ拮抗植物を見出し、それらを利用してある種の土壌病原菌を防除できる可能性が示唆された。
  • 土屋 健一, Tahmina AKHTER, 高崎 登美雄, 田中 澄人, 脇本 哲
    1986 年 52 巻 5 号 p. 825-834
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    1984年夏,福岡県糸島郡においてハウス栽培のシンビジウム葉身に水浸状ハローを伴う褐色斑点病が発生した。罹病組織からは常に螢光色素非産生性Pseudomonas属菌が分離され,収集した分離細菌11菌株はいずれも人工接種によりシンビジウムに病徴を再現したほか, Dendrobium sp., Paphiopedilum spp.などのラン類にも病原性を示した。これらの菌株はオキシダーゼ活性陽性で,いずれもpoly-β-hydroxybutylateを集積し, 41Cで生育可能であるが,アルギニンジヒドロラーゼ活性,硝酸塩還元性および脱窒反応は陰性であり, Bergey's Manual (1984)のPseudomonas属RNA group II (section II)に所属した。さらに, m-hydroxybenzoate, 2, 3-butylene glycolおよびamylamineの利用性,およびD-酒石酸,イタコン酸およびメサコン酸の非利用性などを含む細菌学的性質においてP. cepaciaと約95%以上の類似性を示した。また本菌はタマネギりん茎に対して腐敗能を有し,血清学的にもP. cepaciaに類似していた。以上の結果から病原細菌をP. cepaciaと同定した。P. cepaciaによるシンビジウム病害の報告は初めてであり,病名として「シンビジウム褐色斑点細菌病(Bacterial brown spot disease of Cymbidium)」を提唱する。
  • 脇本 哲, 平八重 一之, 土屋 健一, 櫛間 義幸, 古屋 成人, 松山 宣明
    1986 年 52 巻 5 号 p. 835-842
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Pseudomonas glumae, Ps. gladioli pv. gladioli, Ps. cepaciaおよびPs. avenaeなど,供試した植物病原Pseudomonas属細菌は, Agrobaclerium tumefaciens, Corynebacterium michiganense pv. michiganense, Erwinia carotovora subsp. carotovora, Ps. solanacearum, Ps. syringae pv. syringae, Xanthomonas campestris pv. citri,および, X. campestris pv. oryzaeなど,指示菌として供試した植物病原細菌の培養平板上に発育阻止帯を形成した。それらの活性スペクトラムは産生菌の種および分離株の違いによって著しく異なり,阻止帯形成には多種類の抗細菌性物質が関与しているものと推察された。
  • 浅井 智子, 奥野 哲郎, 松浦 一穂
    1986 年 52 巻 5 号 p. 843-849
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    いもち病菌胞子からのプロトプラストはザイモリアーゼとβ-グルクロニダーゼを,また,菌糸からのプロトプラストはドリセラーゼとセルラーゼを用いることにより効率よく分離できた。胞子及び菌糸プロトプラストは細胞壁を再生後,直接菌糸復帰する場合とイースト様に出芽する場合が認められた。培養時のpHが高い(pH7.0)場合は液体中で大半のプロトプラストは直接菌糸復帰したが, pHが低い(pH5.0)場合は大半が出芽様発芽をした。pHが低い場合でも寒天中(1%以上)で培養すると直接菌糸復帰する細胞が増大した。カルコフロールホワイトで染色すると,細胞壁再生細胞と出芽様細胞の螢光強度は培養液のpHが高くなるに従って増大したが,復帰菌糸のそれはpHに影響されなかった。このことは細胞壁再生過程がpHにより影響を受けること,また,その結果,発芽形態の差となって表れる可能性を示唆している。
  • 鬼木 正臣, 小林 堅志, 荒木 隆男, 生越 明
    1986 年 52 巻 5 号 p. 850-853
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    In recent years, a yellow patch in turf-grass, which is probably the symptom of a new disease, has been observed in various districts of Japan. From the lesions of leaf and stem rot, binucleate Rhizoctonia was isolated and identical symptoms were reproduced in an inoculation test. The fungus did not fuse with the representative isolates of other anastomosis groups of Rhizoctonia spp. Two out of eleven isolates of this fungus developed the perfect state when the soil-on-agar culture method was applied. The perfect state of this fungus was identified as Ceratobasidium cornigerum (Bourdot) Rogers. It is proposed that this disease caused by C. cornigerum [anamorph binucleate Rhizoctonia AG-Q] would be designated as one type of ‘hagusare-byo’ of turf-grass.
  • 竹内 昭士郎
    1986 年 52 巻 5 号 p. 854-857
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    The following two convenient methods were devised for a successive observation of fruiting structures of intact fungi growing on artificial media. (1) Improved thin- cell-culture method: A piece of filter paper with a hole and a slit was permeated with a liquid medium and inoculated with a fungus. The preparation was held between a microscopic slide and a coverslip, and incubated at a condition favorable for fungal sporulation. Fruiting structures were observed periodically. The device was useful for light and scanning electron microscopic observation and for preparing semi-permanent mount. (2) Plastic Petri-dish method: The holes in the bottom of plastic Petri-dish were closed with coverslips, plated the agar medium, inoculated with a fungus, and incubated at a favorable condition. Microscopic observation was made through the coverslips from the bottomside of the Petri dish. This method was convenient for observation of the fruiting structures or sclerotia formed inside the medium.
  • 堀川 知廣
    1986 年 52 巻 5 号 p. 858-859
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    To evaluate the resistance to benomyl of isolates of tea brown blight fungus, Glomerella cingulata, leaves and shoots infected with the fungus were collected from tea plants cultivated in three prefectures in Japan. The isolates were tested on PSA media containing fifteen concentration levels of benomyl (0.05 μg/ml-800 μg/ml). They were classified into three groups based on minimum inhibitory concentration values, i. e., resistant, intermediately resistant and susceptible isolates, whose MIC were 0.2, 12.5 and 800 μg/ml or more, respectively.
  • 松尾 卓見, 宮川 守, 斎藤 英毅
    1986 年 52 巻 5 号 p. 860-864
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    ニンニクの鱗茎腐敗による地上部枯死(病名:乾腐病)を起因する Fusarium oxysporumの分化型を知るためにユリ科に関係ある既知分化型のf. sp. cepae(タマネギ), f. sp. tulipae(チューリップ), f. sp. asparagi(アスパラガス), f. sp. lilii(ユリ), f. sp. allii(ラッキョウ)との相互接種検討を行った。ニンニク菌(長野県産)はニンニクに対し鱗茎付傷接種・ポット土壌接種とも明瞭な病原性を示したが,他の供試分化型菌は病原性を示さなかった。なおニンニク菌は上記ユリ科植物やグラジオラス,スイセンほか14植物に対して病原性を示さなかった。以上の結果からニンニク菌に対しFusarium oxysporum Schl. f. sp. garlicなる新分化型名を与えたいと思う。
  • 下村 徹, 大橋 祐子
    1986 年 52 巻 5 号 p. 865-869
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Organogermanium compound, carboxyethylgermanium sesquioxide (Ge-132), greatly inhibited the number of local lesions produced on leaves of Samsun NN tobacco inoculated with TMV. However, no remarkable inhibition of TMV multiplication in Samsun tobacco or CMV multiplication in cucumber were observed. It was apparent that Ge-132 treatment of these plants which were not inoculated with viruses, caused the leaf deformities and other symptoms resembling those of some virus diseases. In Ge-132 treated leaves, nucleic acid and protein synthesis were more effectively inhibited in ribosomal fraction than that in TMV fraction. In addition, Ge-132 was found to induce necrotic lesions on N. glutinosa leaves systemically infected with TMV at 30 C, as does actinomycin D.
  • 本田 要八郎, 花田 薫, 牛山 欽司, 善林 六朗, 栃原 比呂志
    1986 年 52 巻 5 号 p. 870-873
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    In 1984, alfalfa mosaic virus (AMV) was isolated from pepino (Solanum muricatum) plants showing ring spot symptoms in Kanagawa, and Hiroshima Prefectures and cucumber mosaic virus (CMV) was isolated from the plants showing mosaic symptoms in Kanagawa, Saitama and Hiroshima. Both viruses were transmitted by mechanical inoculation and by aphid. The AMVs and AMV isolated from white clover were serologically distinguished by spur formation in immunodiffusion tests. The CMVs were serologically indistinguishable from CMV-Y. Electrophoretic patterns of RNAs and coat protein of the AMVs and the CMVs were similar to those of AMV from white clover and CMV-Y, respectively.
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