日本植物病理学会報
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2 巻 , 5 号
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  • 栃内 吉彦, 島村 光太郎
    1932 年 2 巻 5 号 p. 414-441
    発行日: 1932/03/30
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    1. 各地より蒐集せる稻熱病菌 (Piricularia Oryzae) の各種培養基上に於ける性質は系統の異るに從ひて互に同一ならず。
    2. 杏浸出液寒天培養基上に於て六型、玉葱煎汁寒天培養基上に四型、稻藁煎汁寒天及びペプトンー蔗糖合成培養基上に夫々三型を識別し得。
    3. 上記四種の異る培養基上に於ける培養性質の相關的差違によう九箇の相異る生理的型 (Physiologic forms) に分類することを得。
    4. 稻藁煎汁寒天培養基上に於て第一, 二, 三, 四及第五型に属するものは28℃ に於けるよりも25℃. に於てより良好なる發育を示し、第六, 七, 八及九型に屡する竜のはこれと反對なる關係を示す。
    5. 是等各生理型の殺菌稻藁上に生ぜる分生胞子の長さの測定を行ひたるに第一, 二, 四, 五及九型の分生胞子は第三, 六, 七及八型の其等よりも梢々大型を示す。更に前者にありては分生胞子の先端は漸尖形をなし、後者に於ては鈍頭形をなす。
  • 島田 昌一
    1932 年 2 巻 5 号 p. 442-452
    発行日: 1932/03/30
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    稻馬鹿苗菌の分泌する特異なる物質、生長促進物の性質に就きて、嚢に伊藤教授と共著にて日本植物病理學會々報第2巻第4號に於て登表せり。本報告は夫れに引績き行ひたる實験結果なり。
    該生長促進物の性質を知らんとするには此物質の純粋分離をなすを第一歩とす。依りて種々なる溶剤を用ひ前實験に於て證明せる性質に基きて、浸出を試みため。即(1)菌の培養濾液を蒸登乾固せしめたこるもの、(2)菌の培養濾液に作用せしめて、該物質を吸着せしめたる獣炭、(3)牛透膜を通しだる後該物質を吸着せしめたこる獣炭、の三種の物質よう溶剤としてアルコホル、エーテル、アセトン、クロフオルム((1)の場合のみ)及び蒸溜水を用ひて浸出せり。その結果(1)の物質よりは此等5種の溶劑により該生長促進物は完全に浸出せられ、(2)の物質よりは蒸溜水により浸出し得ざるも、他の溶剤により浸出せられ、(3)の物質よりはアルコホル、エープル及びアセトンにより浸出し得る事を証し得たり。
    次に此物質の生長促進作用が稻のみに止まるや或は他の植物に竜影響を及すや否やを調査せり。1926年黒澤氏はノビエ及び玉蜀黍が此の菌の分泌液により伸長を促がきれたる事を報告せり。著者も亦菌の培養濾液を用ひ種々の植物に作用せしめたるに、其の生長の度、封照區に比して大差なかりき。然れど竜此場合培養液中に含まるる種々なる老廢物質の影響をも亦度外視するを得すして實験法の不備なるを認め、更に前記の分離法を利用し牛透膜を透したる後獣炭に吸着せしめたる物質をアルコホルを以つて浸出し、種々なる植物、小変、大変、玉蜀黍、小豆及び大豆の苗に作用せしめたるに、何れも生長促進の現象を呈し此の物質の生長促進作用は稻苗のみに限らざることを証し得たり。
  • 栃内 吉彦
    1932 年 2 巻 5 号 p. 453-457
    発行日: 1932/03/30
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    黒蝕米は北海道に廣く分布する米粒の病害にして、極毛性桿状細菌の侵害により、米粒頂部に黒色の腐蝕をおこして精白米として品質を損ふ事少しとせず。昨年北海道農事試験場に於て岩垂農學士は本病害の地理的分布、病理及び病徴を研究し、尚病原細菌の分離に成功して接種試験を行ひ、米粒の乳熟期に傷痍種をなす場合多きことを明にせり。余は同氏の分離せる病原細菌の分譲を受け其の形態並に生理に就きて試験を行ひ、本細菌が學術上未記載の新種なる事を認めて、本病害を最初に認め、尚之が細菌の侵害に基因する事を示摘したる伊藤誠哉教授の名に因みてPseudomonas Iioana, n.sp.と命名し學術的記載を與へたり。
  • 1932 年 2 巻 5 号 p. 462-494
    発行日: 1932/03/30
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
  • 1932 年 2 巻 5 号 p. 494-499
    発行日: 1932/03/30
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
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