栄養学雑誌
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33 巻 , 5 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 高居 百合子, 手塚 朋通, 堤 忠一, 西村 薫, 高木 和男, 松見 富士夫, 宮崎 基嘉, 大谷 八峯, 津田 明子
    1975 年 33 巻 5 号 p. 203-225
    発行日: 1975/09/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    A trial food Constitution which may satisfy the Recommended Dietary Allowance for Japanese in 1980 was calculated by age, sex, activity, pregnancy and lactation. The Japanese Recommended Dietary Allowances for 1980 were revised in 1975 by the Committe for Nutrition Allowances on the basis of the expected physical status in 1980.
    The calculating method was basically the same with that of the previous time. Foods were classified into 19 groups according to the clasification used in the National Nutrition Survey. Weighted average tables of for groups based on the Standard Tables of Food Composition in Japan (3rd revised edition), the recent results of the National Nurition Survey, and Food Balance Sheet were taken into consideration.
    The Food constitution table was framed so as to suffice the desirable allowances as much as possible, under consideration of expected changes in food consumption tendency of each group in 1980.
    A food constitution table per capita per day based on a expected population constitution in 1980 was also calculated and tables were framed above.
  • 新関 嗣郎, 小畠 義樹, 田村 盈之輔
    1975 年 33 巻 5 号 p. 227-232
    発行日: 1975/09/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    必須アミノ酸混合物を負荷するかまたは必須アミノ酸を単独に負荷した条件のシロネズミの血漿と赤血球内のアミノ酸濃度を比較した結果, lysine と threonine は血漿濃度の変化に従って赤血球内濃度も似たような変化を示した。しかし他の中性必須アミノ酸の場合は血漿濃度が上昇する条件でも赤血球内濃度の上昇はほとんど見られなかった。
    また, in vitro での赤血球内への放射性アミノ酸のとり込みにおいても, L-threonine-14C (U) はL-phenylalanine-14C (U) やL-leucine-14C (U) に比べてとり込みは大きかった。
    これらの事実から, 赤血球の膜が lysine, threonine の透過に対して他のアミノ酸とは何らか異なった性質を有しており, この2つのアミノ酸の体内プールの調節にも関係しているのではないかと推定された。
  • 鈴木 和枝
    1975 年 33 巻 5 号 p. 233-239
    発行日: 1975/09/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    糖尿病患者にとって甘味剤への要求は大きい。しかし, その使用の是非については現在のところ明確な見解は得られていない。ここでは本会所属の糖尿病患者を対象に, 甘味剤使用の実態について郵送によるアンケート調査を実施した。すなわち, 甘味剤使用の有無を中心に, 使用者ではその名称, 嗜好, 使用方法, 及び使用量を調査した。同時に甘味剤のカロリーについてその知識の有無と, それに対する宣伝などの印象も調査し, 糖尿病療養における甘味剤使用のあり方について考察した。得られた成績は以下のとおりである。
    1. 甘味剤の使用者は全体の3割強で, 使用されていた甘味剤としては, テレビで盛んに宣伝しているものや, 糖尿病医療関係機関が発行する機関誌や会報に広告を載せている甘味剤が多く, ソルビトーを主としたA品, 及び還元麦芽糖を主体にサッカリンを少量添加したB品でその大半が占められていた。
    2. 甘味剤の嗜好は全て砂糖に劣っていた。その理由としては“こくがない”“にがい”という意見が目立つ。
    3. 使用方法は, コーヒー・紅茶用として愛用する者が最も多く, 次いでコーヒー・紅茶及び調味の両方に使用する者があげられた。なお, この際の砂糖使用者の割合はほぼ7割と高率であった。
    一方, コーヒー・紅茶1杯当りの甘味剤の使用量は, 茶さじ1杯を中心にやや増減していたが, これは各甘味剤の甘味度に相当した。
    4. 甘味剤のカロリーについて正確な知識をもっていた者は2割弱と低率であった。そして, 甘味剤の宣伝広告はカロリーの点で患者に誤った知識を与えやすい傾向が認められた。
    以上の成績から, 糖尿病患者における甘味剤の必要性を確認すると同時に, 各種甘味剤の長所と短所をも指摘した。そしてこれら甘味剤の知識の普及効果は, 糖尿病医療関係機関から発行されている機関誌や会報などによることの大きいことを認めた。なお, 甘味剤のカロリーに関する認識が低いということからみても, 今後とも機関誌や会報を通じて甘味剤の正しい使い方についてPRが望まれる。
  • 蟻川 トモ子, 花田 実
    1975 年 33 巻 5 号 p. 241-250
    発行日: 1975/09/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    昭和49年夏季4日間, 冬季3日間の2回, 両国の1相撲部屋において力士の食生活の実態を調査した。対象力士は階層により3名ずつの3グループ計9名として, 期間中喫食した食事, 間食, 飲料のすべてについて食品の摂取量, 摂取栄養量を調べた。
    1. 1日の平均エネルギー摂取量は十両以上の関取で4,500Cal, 幕下4,360Cal, 養成の初期にあたる序二段グループでは約4,000Calであった。
    2. 穀類とくに米と魚, 肉, その他の野菜の摂取量が大きく, 緑黄色野菜と果実類の摂取が少なかった。
    3. 摂取栄養量として不足がみられたのはカルシウムとビタミンA, ビタミンB2でとくにビタミンAの不足が大きい。序二段グループではさらにこれらの不足が大きい。
  • 片山 喜美子, 広岡 英美, 熊野 昭子, 永野 君子
    1975 年 33 巻 5 号 p. 251-258
    発行日: 1975/09/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    食行動の重要な因子と考えられる嗜好について, 1972年6月~1973年12月に米沢, 東京, 名古屋, 奈良, 姫路, 高松, 鹿児島の7地域の計933名の女子短大生を対象に, 荒井式嗜好調査表を用いて食品と料理の嗜好度を測定し, 地域別に比較検討した結果次のことがわかった。
    1. 13食品の嗜好では, スパゲティがすべての地域で最も好まれ, 次いでパン, 卵が平均して好まれており, 嗜好度の低い食品はメルルーサ, 鯨肉, 鰺などである。
    2. 豚肉は米沢と東京では好まれているが姫路と高松では13食品中最下位であり, 牛肉は奈良・高松で好まれている。鶏肉は標準偏差が大きく嗜好に開きがみられ, 米沢・東京では好まれるが姫路・奈良では好まれない。獣鳥肉類の嗜好は東京では余り較差がないが, 奈良・姫路・高松では差が大きい。
    3. 調理法別の47種の料理のうち7地域を通じて好まれている料理は, ハンバーグ, スパゲティミートソース, サンドイッチ, ホットドックなどであった。次いで, かきたま汁, 卵焼, 豆腐の味噌汁, クリームコロッケ, ホワイトシチュー, マカロニサラダなどであった。
    4. 米沢ではコーンスープなど牛乳を用いた料理が高い嗜好を示し, 鰺の料理もかなり好まれた。また, メルルーサについては90%の人が食経験をもっていなかった。
    5. 肉類の料理の嗜好は地域差が大きいが, 中でも豚肉のカレーは米沢・東京で好まれ, 奈良・姫路・高松では47種の料理中最下位であった。
  • 速水 泱, 出雲 悦子
    1975 年 33 巻 5 号 p. 259-264
    発行日: 1975/09/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
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