栄養学雑誌
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55 巻, 4 号
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  • 田中 隆一郎
    1997 年 55 巻 4 号 p. 167-177
    発行日: 1997/08/01
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
  • 塩入 輝恵, 飯島 由美子, 稲葉 由美, 大島 由紀子, 添野 尚子, 猪俣 美知子, 斎藤 禮子, 木元 幸一, 苫米地 孝之助, 三田 ...
    1997 年 55 巻 4 号 p. 179-187
    発行日: 1997/08/01
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    ストレスと栄養との関係を調査するため, 健康な女子大生14人を対象に, バナナ摂取とβ-カロテン及びビタミンCの経口投与を行い, ストレス負荷時における生体への影響, つまり尿中カテコールアミン排泄と自覚症状の変化を観察した。被験者14人を, (1) 基礎食群, (2) 基礎食+バナナ150g群, (3)(2) +β-カロテン30mg投与群, 及び (4)(2) +ビタミンC 500mg投与群の4群に分けた。期間は6日間で, 5日目, 6日目に1日6時間の連続計算によるストレス負荷を行った。主な結果は次のとおりである。
    1) 尿中ドーパミン及びノルアドレナリン排泄量は, バナナ摂取により増加が観察され, 基礎食群との間で有意な差が認められた。
    2) 尿中アドレナリン排泄量は, バナナ摂取による影響はみられなかった。またストレス負荷による増加は全ての群にみられた。
    3) 自覚症状数はバナナ摂取群に増加がみられ, ストレス負荷後は更に増加するが, 同時にB-カロテン, ビタミンCを投与した群では増加が認められなかった。
    本実験を遂行するに当たり, 被験者としてご協力頂きました東京家政大学の学生, 実験材料を提供下さいました日本ロッシュ (株), 及び検体の測定を下さいました (株) 三菱化学ピー・シー・エルに深く感謝いたします。
  • 加藤 健, 鳥羽 保宏, 高田 幸宏, 青江 誠一郎
    1997 年 55 巻 4 号 p. 189-196
    発行日: 1997/08/01
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    本研究では, 成熟雌ラットを用いて, スキムミルクを主原料とし, カルシウム, ビタミンD及びコラーゲンを配合し調製した食品 (栄養成分を強化した食品) の, ミネラル吸収性及びミネラル生体利用性 (骨中ミネラル含量及び骨強度の増加として観察される) を, リン酸水素カルシウム, 魚骨粉及び従来のスキムミルクと比較検討した
    体重増加量, 飼料摂取量及び飼料効率は, 4群間に差は認められなかった。しかし, 大腿骨破断応力, 大腿骨破断エネルギー及び大腿骨中カルシウム含量は, 栄養成分を強化した食品投与群で, リン酸水素カルシウム投与群に比べ有意に高い値を示した。更に, 血清中の1α, 25 (OH) 2D3濃度や見かけのミネラル (カルシウム, リン) 吸収率も, 栄養成分を強化した食品の投与によって高値を示した。
    以上の結果から, 栄養成分を強化した食品には, 骨強度を増加させる作用があることが認められ, その作用は, 主にミネラル吸収促進作用によるものであることが示唆された。従って, 栄養成分を強化した食品は, ミネラル生体利用性に優れた食素材であると考えられる。
  • 渡辺 雄二, 熊谷 摩幸美, 青木 宏
    1997 年 55 巻 4 号 p. 197-204
    発行日: 1997/08/01
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    女子学生の不定愁訴の評価方法を検討した。その評価方法の手順は, (1) 不定愁訴状況の把握, (2) 主成分分析による不定愁訴状況の指標の作成, (3) 不定愁訴状況の指標に基づいてのクラスター分析による調査対象者の分類, (4) 分類された調査対象者の特徴の明確化と, (5) 不定愁訴状況の評価と食行動との関連である。評価方法の再現性を調べるために, 調査対象者と調査時期を変えて2回の調査を行った。この方法は, 女子学生の不定愁訴の評価に有用であることが認められた。
  • 調理システムとメニューの選択性
    太田 和枝
    1997 年 55 巻 4 号 p. 205-208
    発行日: 1997/08/01
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
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