栄養学雑誌
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46 巻, 1 号
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  • 銅, モリブデン, マンガン, ケイ素
    高橋 正侑, 菊永 茂司
    1988 年 46 巻 1 号 p. 3-13
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 家族形態別比較
    芳賀 文子, 伊藤 静子, 沼倉 久枝, 内堀 愛子, 佐藤 玲子, 佐藤 妙子, 森 成子
    1988 年 46 巻 1 号 p. 15-26
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    東北地方における都市, 農業地域, 漁業地域の婦人の食行動および食習慣を, 家族形態別に分類し, 核家族1,006名, 拡大家族1,147名について検討し, 次の結果を得た。
    1) 家族の共食頻度は, 夕食で拡大家族に多くみられた。食事内容は, 80%以上が主, 副食ともに同じとし, 拡大家族では副食を異にする場合が多かった。
    2) 出前, 家族揃っての外食の頻度は, 核家族が有意に高かった。それらの理由の多くは, 出前では,“来客があった時”で,特に拡大家族に多く, 外食では“家族の団らんを目的とした時”,“家族の誕生日”とし, 核家族が有意に多かった。
    3) 欠食については, 3地域平均で“ほとんどしない”が拡大家族に多かった。欠食の理由は“時間がない”,“食欲がない”で核家族に多い傾向がみられ,“習慣”は拡大家族に多かった。
    4) 米飯, 味噌汁, 漬け物の摂取頻度は, 3地域平均で拡大家族が有意に高く, 特に農業, 漁業地域で顕著であった。
    5) 肉類は, いずれも核家族が多く摂取していた。魚肉加工品は, 3地域平均で拡大家族が多く, 地域別では, 農業地域で目立った。
    6) 野菜類の摂取頻度は, 拡大家族がやや高かった。その調理手法では, 核家族で“生のまま”,“妙める”が有意に高く, 拡大家族で多いのは“煮る”だけであった。
    7) 3地域平均で食行動, 食習慣ともに核家族は現代的傾向が, 拡大家族は保守的傾向が強かった。地域別でも同様であったが, 都市では大きな差はなく, 農業地域はいずれも最も保守的であった。
  • 原田 まつ子
    1988 年 46 巻 1 号 p. 27-33
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    食品嗜好, パーソナリティや心身の健康状態の分析から, 食に関する教育指導の有無, パーソナリティ要因および身体要因と食品嗜好の関係を明らかにするため, 栄養専門学校生232名 (男子40名, 女子192名), 大学生87名 (男子72名, 女子15名) を対象に調査研究を試みた。
    嗜好因子の分析は, 村松の食品嗜好因子テストを用い, これにより嗜好指数を算出した。
    性格検査はモーズレイ性格検査 (MPI), 健康状態検査はコーネル医学指数 (CMI) を用い, 性格特性と嗜好指数および嗜好因子指数, 心身の健康状態と嗜好指数および嗜好因子指数との関係を検討し, 次の結果を得た。
    1) 男子において, 栄養専門学校生は大学生に比べ, 嗜好指数, 嗜好因子指数が高く, 教育環境の違いが, 献立や調理の知識や技術の習得, 食生活に関する社会学的配慮や生理学的・心理学的な要因を通じての嗜好に大きく影響することが推察される。
    2) 栄養専門学校生については, 男女ともに外向性得点の高い者ほど嗜好指数が高い傾向がみられ, 食物に対しての順応性や弾力性があると考えられる。
    3) 神経症的傾向と嗜好指数の間には, 有意な相関関係はみられなかった。
    4) 身体的自覚症数および精神的自覚症数と嗜好指数の間には, 有意な相関関係はみられなかった。
    5) 大学生に関しては, 男女ともに多少神経質なほうが食生活についての社会学的配慮もあり, 自己の心身についての関心が高い。
  • 小柳津 周
    1988 年 46 巻 1 号 p. 35-40
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    遊離グルコサミンを37℃で30日間放置褐変したグルコサミン褐変物質 (BGA) と, 褐変前の遊離グルコサミン (WGA) を, いわし開き干しとビスケットに添加し, 保存期間中の油脂に対する抗酸化性を測定し, 次のような結果を得た。
    1) いわし開き干しおよびビスケットに添加したWGAとBGAは, 明らかにPOVの増加を抑制し, 特に, BGAで作用が強かった。
    2) 保存期間中のいわし開き干しの水分の変化は, WGAとBGAで減少が少なかったが, ビスケットではこの現象がみられなかった。
  • 滝田 聖親, 中村 カホル, 西郷 光彦, 印南 敏
    1988 年 46 巻 1 号 p. 41-44
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 厚生省保健医療局 健康増進栄養課
    1988 年 46 巻 1 号 p. 45-53
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
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