栄養学雑誌
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43 巻 , 2 号
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  • 遠藤 弘良, 郡司 篤晃
    1985 年 43 巻 2 号 p. 71-75
    発行日: 1985年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 松本 仲子, 福田 加代子
    1985 年 43 巻 2 号 p. 77-81
    発行日: 1985年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    114世帯, 460名を対象に, 0.7%塩分添加味噌汁を10日間供して, 低塩味に慣れるのに要する日数を検討した。パネルは15歳以下41名, 16~20歳代173名, 30~50歳代202名, 60歳以上44名, 性別では男性162名, 女性298名である。検討の方法は, 7段階の評点法を用いた官能検査により, 汁の鹹味に対する受容性の変化をみた。得られた結果を要約すると次のようである。
    1) 10日間のテスト期間中に, 低塩味に慣れる傾向を示したのは74.1%であった。
    2) 低塩味に慣れたグループを年齢別にみると, 最も高い割合を示したのは16歳以下の78.0%, 最も低いのは60歳代以上の69.4%であった。しかし, 年齢間には有意な差は認められなかった。
    3) 低塩味に慣れたグループを性別にみると, 男性は73.1%, 女性は74.9%で, 男女間には有意な差は認められなかった。
    4) 低塩味への変化の状態は,“ややうすく感じる”から,“ちょうどよいと感じる”ようになるなど緩慢なものであった。
  • 加藤 征江
    1985 年 43 巻 2 号 p. 83-92
    発行日: 1985年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    This study was conducted to investigate variations in nutritive value of protein by sequentially changing the protein ratio in several combinations of foods and to obtain a desirable mix ratio for enhancing the nutritive value of protein. “Protein score” (FAO, 1957) and “Amino acid score” (FAO/WHO, 1973) were used to evaluate the protein value. Combinations of foods were selected from daily diets of the Japanese; polished rice or bread with one or two other items such as egg, milk, cheese, sardine, flounder, beef, pork and soybean.
    The results obtained were;
    1) Changes in protein and essential amino acid contents were obtained by calculating the content ratio of each of eight essential amino acids as against basic amino acids by sequentially changing the mix ratio of protein in foods.
    2) Increase in protein in items such as egg, milk, etc. as against protein in rice or bread caused a rapid initial increase in the protein score and amino acid score. Subseqent changes in the two chemical scores of these mixed foods varied depending on combinations and chemical scores of the ingredients.
    3) Lysine or sulfur-containing amino acid is not a first limiting factor for those having the higher chemical scores in combinations of two items of foods. Such combinations were usually those where proteins in other food items were 30-40% of that in polished rice, and 40-50% of that in bread. These figures suggest the appropriate proportion of animal proteins to total dietary protein of two items of foods.
    4) Variations in chemical score of protein in the combinations of polished rice or bread with two kinds of other foods were easily surmisable from those in the combinations.
  • 武副 禮子, 平井 和子, 岡本 佳子, 川上 瑩子, 宮川 久邇子
    1985 年 43 巻 2 号 p. 93-98
    発行日: 1985年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    女子学生224名についてアンケート調査を行い, 排便傾向と食物摂取状況との関連性を検討した。排便回数が週に3回以下のものを便秘とみなし, 集計した。
    1) 学生は自宅通学が84%, よく欠食する者は13%でそのほとんどが朝食であり, 欠食状況や居住形式と排便傾向とは関連性がみられなかった。
    2) 90%の人が便秘と健康に関連性があると考えているにもかかわらず, 便秘の人が25%を占めた。
    3) 便秘の場合には, 硬い便の人が35%と高く, また排便に要する時間も長くなる傾向がみられた。
    4) 胃腸の具合に関しては, 下腹部痛があったり, 膨満感がよくあると答えた人のうち便秘の人が各々64%, 70%を占めた。
    5) 排便の時刻に関しては, 便通のよい人の場合には朝食後が50%以上の高い率を示したが, 便秘の人の場合には一定の排便時刻はみられなかった。
    6) 食品摂取状況と便秘との関連性を検討したところ, 野菜類といも類の摂取量と排便回数との間には関連性がみられなかったが, 乳類の摂取量は便秘の人では少なかった。特に発酵乳飲料やヨーグルトの摂取が少なく, 便秘の人の51%が月に1~2回以下の摂取であり, さらに排便回数が少ない人 (週に1~2回) では摂取頻度が低く, 75%の人が月に1~2回の摂取であった。
  • 豊瀬 恵美子
    1985 年 43 巻 2 号 p. 99-106
    発行日: 1985年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    商船船員は海上生活者で, 陸上生活者と異なり, 情報化社会から隔たった社会ということができる。その上, 職住一体であり, 仕事休みの時も同じ環境にいる。
    このように, 特殊な環境で生活する商船船員の健康を管理する上で, 食事量, 食欲, 気分 (快感, 不快感に関する心の状態) について, どのような意識をもって食事をとっているかを知り, 食事作りに対応することは必須のことである。
    このような観点から, 航海中の船員の食事量, 食欲, 気分について調査を行い, x2検定および林の数量化理論第III類により解析し, 検討して以下のように要約した。
    1) 食事量では,“多い”で朝食と昼食に有意の差がみられた (x2検定)。
    2) 食欲では,“旺盛”で夕食,“少ない”で朝食と夕食に, 気分では“不快”で朝食に有意差がみられた (x2検定)。
    3) 林の数量化理論第III類による食事意識の解析結果, 第1および第2相関比軸の2次元表現図による各変量のグループ分けによる船員の食事意識は3つのグループに分かれた。 Iのグループは食欲・気分はふつうだが量が多いと思っている人々, IIのグループは食欲がなく不快で食事に不満をもっている人々, IIIのグループは食欲旺盛, 気分快適で船内食に不満をもたない人々であった。
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