栄養学雑誌
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36 巻 , 2 号
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  • 辻 啓介, 辻 悦子, 鈴木 慎次郎
    1978 年 36 巻 2 号 p. 55-60
    発行日: 1978/03/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    葉緑素の各種誘導体および構成分子のコレステロール低下作用の有無をシロネズミを用いて調べた。
    その結果, コレステロール低下作用を有するもっとも単純なクロロフィルの構成分子はフィトクロリンであった。コレステロール低下作用は配位結合している金属によって異なり, 銅およびマグネシウムの錯塩はコレステロール低下作用を保持していた。一方, 鉄錯塩は成長を抑制し, 血清コレステロール値も低下させなかった。またピロールも成長阻害を起こし, コレステロール低下作用を示さなかった。
  • 中嶋 洋子, 鈴江 緑衣郎, 真田 宏夫, 宇津木 良夫
    1978 年 36 巻 2 号 p. 61-68
    発行日: 1978/03/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    多彩な精神・神経症状を呈するペラグラの一原因ともなっている tryptophan imbalanced diet で飼育したシロネズミでは, 脳・神経ホルモンであるカテコールアミンの生合成が減少していることを前報で報告した。この際14C-tyrosine を腹腔内注射し, 2時間後に脳を摘出して, 脳にとりこまれた放射活性を測定したところ, ニコチン酸投与群ではニコチン酸欠乏群に比べて脳にとりこまれた放射活性は減少していたので, この原因を明らかにすることを試みた。
    1) ニコチン酸欠乏および投与シロネズミに 14C-tyrosine を投与し, 呼気中に排泄される14CO2の量と, 血清中と脳中の放射活性について経時的な変化を調べた。ニコチン酸投与群ではニコチン酸欠乏群に比べて, 呼気中に排泄される14CO2の量は増加しており, 血清中の放射活性の減少速度は速かった。したがって脳にとりこまれる放射活性は減少していた。
    2) 肝臓の tryptophan 濃度はニコチン酸欠乏群ではニコチン酸添加群に比べて減少していたが, ニコチン酸または tryptophan の投与により増加した。しかし肝臓の tyrosine 濃度にはニコチン酸添加群, ニコチン酸欠乏群, ニコチン酸または tryptophan 投与群, どの群にも差はみられなかったので, 14C-tyrosine の cold の tyrosine による稀釈率が異なるためにニコチン酸投与群では呼気中の14CO2の排泄が増加したのではないと考えられた。
    3) 肝臓の tyrosine transaminase 活性はニコチン酸投与群ではニコチン酸欠乏群に比べて増加していた。しかし tryptophan pyrrolase 活性は逆にニコチン酸欠乏群の方がニコチン酸投与群よりも増加していた。
    これらの結果からニコチン酸欠乏シロネズミにニコチン酸を投与すると呼気中への14CO2の排泄が増加すること, 肝臓の tyrosine transaminase 活性が増加することから tyrosine の分解が盛んになっていると推定された。
  • 垣本 充, 岡崎 卓司, 河野 友美
    1978 年 36 巻 2 号 p. 69-76
    発行日: 1978/03/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    3~6歳の幼稚園児310名を対象に, 野菜類の嗜好とウ蝕の罹患状態および消化器官の病的自覚症状等に関する健康調査との関係について検討を加えた。野菜類の嗜好の度合は嗜好意欲尺度 (FACT scale) を用いた。ウ蝕の罹患状態は def 歯率によった。
    その結果は下記のように要約される。
    1) 調査した野菜類16品目中12品目に関して, ウ歯の多い幼児は少ない幼児に比べて, それらを嫌うことを有意と認めた。さらに, そのうち6品目に関して, 野菜類の嗜好意欲尺度値と def 歯率との問には逆相関が有意に成立した。
    2) 甘いものの間食をよくする幼児は, それをしない幼児に比べて, 野菜嫌いでウ歯が多いことを有意と認めた。
    3) 食欲不振, 下痢気味, 便秘症の幼児は, それぞれ, それらの自覚症状を訴えない幼児に比べて, 野菜類を嫌うことを有意と認めた。
  • 鈴木 和春, 菅家 祐輔, 五島 孜郎
    1978 年 36 巻 2 号 p. 77-84
    発行日: 1978/03/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    飼料中Caレベル (0.5%) を一定にし, P量 (0.5, 1.0%) さらにはMg量 (0.06, 0.240) を変えたときCa, MgそしてPの3者間の出納上にどのような変化がみられるかを白ネズミを用いて観察した。
    その結果は飼料中Mgレベルの上昇はCa, Pの吸収率を低下させた。そしてCaよりもむしろのP尿中排泄を高める傾向をえた。
    飼料中Pレベルの上昇はCa出納に影響を与えなかったがMgの吸収率を低下させた。
  • 鈴江 緑衣郎, 福井 忠孝
    1978 年 36 巻 2 号 p. 85-106
    発行日: 1978/03/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
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