栄養学雑誌
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45 巻 , 6 号
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  • 松村 龍雄
    1987 年 45 巻 6 号 p. 245-253
    発行日: 1987年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 岩田 四郎
    1987 年 45 巻 6 号 p. 255-262
    発行日: 1987年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    ラットの成長期から成熟期にわたって, カゼイン飼料または市販飼料と30%ショ糖水および水の選択摂取が, いかに体重変化をもたらすかを観察するために, ラットを6週齢から28週齢まで飼育し, その間, ショ糖水の投与および中断を繰り返し, 総エネルギー摂取量, 体重, 飲水量, 尿中成分の変化を調べ, 次の結果を得た。
    1) ラットのショ糖水投与による総エネルギー摂取量および体重の増加は, いずれの飼料を与えた場合にも観察された。その体重増加は, 成長期後に大きい傾向を示した。この時, ラットは総エネルギーの50~60%をショ糖水から摂取した。ラットはカゼイン飼料より市販飼料に高い嗜好性を示した。
    2) ショ糖水の投与を中断した場合の体重変化は, 成長期ではショ糖水投与時に比べわずかな増加を示したにすぎず, 成長期後では約1g/日の減少を示した。
    3) ショ糖水投与によって, ショ糖水からとる水の量が多くなり, 飲料水の摂取量は減少し, 総飲水量ではショ糖水群と無ショ糖水群間で有意差はなかった。
    4) ショ糖水群では無ショ糖水群に対して, たん白質摂取量および尿中排泄尿素窒素量が有意に減少し, クレアチニンの尿中排泄量, およびアラントインと尿酸の合計の尿中排泄量は, ショ糖水投与直後に一過性の有意な増加を示した。
  • 黒田 圭一, 小畠 義樹, 西出 英一, 山口 迪夫
    1987 年 45 巻 6 号 p. 263-274
    発行日: 1987年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    高コレステロール飼料投与ラットに, 異なった生物起源の食品から抽出, 精製された脂肪酸組成の著しく異なる3種のリン脂質 (大豆, 卵黄, オキアミのリン脂質), およびそれらのリン脂質中の含量に相当するコリンまたはEPA+DHAを添加した飼料を投与した場合の, リン脂質と脂肪酸の血清脂質および肝臓脂質に及ぼす影響を検討した。
    これらの3種のリン脂質はいずれもオリーブ油添加の対照群に比べ, 血清コレステロールの上昇抑制に強い効果を示したが, ω-3系多価不飽和脂肪酸を含むオキアミリン脂質は特に強い効果を示さなかった。オキアミリン脂質と等量のEPA+DHAを添加した群はオキアミリン脂質群と似た血清コレステロール値を示した。また, リン脂質投与に相当するコリンのみを添加しても血清コレステロール上昇抑制作用は示さなかった。3種のリン脂質投与ではいずれも対照群に比較して, HDL-コレステロールの上昇がみられたが, 特に卵黄リン脂質において高い血清HDL-コレステロール値を認めた。肝臓中のコレステロール濃度は3種のリン脂質のいずれの投与によっても対照群に比べ低下の傾向がみられたが, 特に卵黄リン脂質投与で明らかな低下が認められた。血清, 肝臓の総脂質の脂肪酸組成はいずれも投与リン脂質の脂肪酸組成を強く反映していた。
  • 関 千代子, 君羅 満, 岩瀬 靖彦, 高橋 重麿, 赤羽 正之
    1987 年 45 巻 6 号 p. 275-281
    発行日: 1987年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    家計調査年報昭和60年の品目別購入数量をもとに, 昭和40~60年の21年間の食料消費が, 食品個々のレベルでどのような傾向変動をたどってきたかを検討し, 次のような結果を得た。
    1) 前回, 増加傾向あるいは不明瞭な傾向を示した食品の中で, 今回, 減少傾向を示す食品が目立つ。
    2) 食品群別にみると, 野菜類, 果物類に, 増加後減少している食品が多い。
    3) 昭和40~54年の, (1) 1食品あるいは同種の食品についての高価品への指向, (2) 副食品, 嗜好食品の購入量の増加, (3) 食品材料および調味料における欧米化, という傾向は, その後も延長上にあるとはいえず, 停滞の状態を示している。
    4) 昭和40~60年の21年間の購入量の変化は, 全体として増加傾向にありながらも, 昭和48年を境に変化は鈍化し, 特に55年以降その傾向が著しい。
  • 滝田 聖親, 中村 カホル, 早川 享志, 福富 麻子, 西郷 光彦, 印南 敏
    1987 年 45 巻 6 号 p. 283-287
    発行日: 1987年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    穀類加工品の中からめん類とパン類を取り上げ, 脂質含量, 脂肪酸組成およびP/S比を測定し, 次の結果を得た。
    1) 脂質含量…うどん, そうめん, 冷し中華そば, およびスパゲティ類はそれぞれ0.89, 1.04, 0.93, 1.04%, そば類は1.84%, 加工の段階で油脂を使用した焼きそば類は22.29%, パン類は6.26~7.26%であった。
    2) 脂肪酸組成…うどん, そば, そうめん, 冷し中華そばおよびスパゲティ類の主要な脂肪酸は, C16:0, C18:1およびC18:2で, この3種の脂肪酸の値の合計は90.37~95.12%であり, 最も高値を示したC18:2は47.39~60.97%であった。
    焼きそばとパン類ではC16:0とC18:1の値が高く, 合計値は60.03~77.83%であった。これに反してC18:2の値は著しく低く, 9.97~21.80%で, 焼きそばを除くめん類と著しい差異を認めた。
    3) P/S比…うどん, そば, そうめん, 冷し中華そばおよびスパゲティ類は, 2.40~3.12であった。焼きそばとパン類は使用した油脂を反映し, それぞれ0.21と0.54~0.73と低値であった。
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