栄養学雑誌
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55 巻 , 6 号
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  • 吉池 信男, 清野 富久江
    1997 年 55 巻 6 号 p. 295-304
    発行日: 1997/12/01
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
  • 中村 美詠子, 青木 伸雄, 吹野 洋子, 飯樋 洋二, 赤羽 正之
    1997 年 55 巻 6 号 p. 305-313
    発行日: 1997/12/01
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    本研究は, 平成7年11月に実施された静岡県県民健康基礎調査とともに実施した。研究対象は, 基礎調査における栄養調査参加者より無作為に抽出した20~59歳の男性99人, 女性162人である。本研究の目的は, 血清25-hydroxyvitamin Dと1, 25-dihydroxyvitamin Dの分布とれべる, 及び食事からの栄養素等摂取状況と血清中のびたみんDの状況との関連を検討することである。結果を以下に要約する。
    1) 男性の血清25 (OH) Dれべるは, 女性に比べ高値を示した。男性の25 (OH) Dの平均値は, 20歳代では女性より約50%高く, 30~50歳代では20-30%高かった。
    2) 血清25 (OH) Dを従属変数とし, 性, 年齢, body mass index, 栄養素等摂取量及び屋外運動状況を独立変数として重回帰分析を行った。25 (OH) Dは男性で高く, また加齢や食事からのびたみんD摂取量と正の関連を示した。
    3) 食事中のびたみんDの約2/3は魚介類から摂取されており, 日本においては, 魚介類が食事からの主要なびたみんD供給源であった。
    4) 血清25 (OH) Dが欠乏 (<10ng/ml) していた者はいなかったが, 男性の2.0%, 女性の6.2%が低値 (<15ng/ml) を示した。低値群の食事からのびたみんD摂取量は, 標準群に比べ有意に少なかった。すなわち, 低値群では118 IU/日, 標準群では334 IU/日であった。また, 超音波による踵骨の測定において, 低値群 (n=8) の伝導速度 (SOS) の平均値は, 標準群 (n=52) に比べやや低値を示し, それぞれ1, 548.4, 1, 557.1m/秒であったが, 統計学的には有意ではなかった。
    本研究は, 静岡県による「静岡県における健康実態基礎調査研究」委託費, 及び浜松医科大学教育研究特別経費 (特別分) の助成を受けて実施した。平成7年静岡県県民健康基礎調査の実施主体である静岡県保健衛生部 (現健康福祉部), 静岡県各保健所, 「正しい食習慣推進検討会」, 及び上記栄養調査にご協力いただいた元浜松医科大学衛生学の萩原見早子管理栄養士に感謝いたします。
  • 関 千代子, 加藤 栄子, 岩瀬 靖彦, 君羅 満, 高橋 東生, 飯樋 洋二, 赤羽 正之
    1997 年 55 巻 6 号 p. 315-326
    発行日: 1997/12/01
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    飲料の食生活における位置づけを把握する目的で, 女子短大生及びその両親を対象に, 7日間の飲料摂取状況調査を行い, 以下の結果を得た。
    1) 飲料の1人1日当たり摂取頻度は, 学生が3.3回, 父親が4.5回, 母親が4.3回, 摂取量は, 学生が717ml, 父親が1, 126ml, 母親が820mlであり, 摂取頻度, 量ともに学生<母親<父親の順に有意に高くなっている (p<0.05)。
    2) 7日間の出現回数が1位から3位の飲料の種類は, 学生は牛乳, 緑茶, ウーロン茶, 父親は緑茶, コーヒー, ビール, 母親は緑茶, コーヒー, 牛乳となり, 性や年齢により違いがみられた。
    3) 今回の調査の結果, 飲料を摂取する理由として, 生理的, 健康志向的, 習慣的, 精神的, 社会的などさまざまな理由が考えられるが, その時の理由により, 飲料の種類を選択していることがうかがえた。すなわち, “のどが渇いたから” という生理的な理由で摂取されることの多い飲料の種類は飲み水・炭酸飲料・100%果汁・ウーロン茶・麦茶で, “体によいから” という健康志向的理由では牛乳と乳酸飲料, “習慣だから” という習慣的理由では緑茶がよく摂られていた。また, 摂取理由がコーヒー, 紅茶は多岐にわたり, ビールは性や年代による差が大きかった。
    4) 飲料の摂取は, 水分補給という要素が大きいが, 栄養素摂取の面においても無視できない面がみられた。すなわち, 飲料による栄養素摂取は飲料の種類によって異なるが, 牛乳や緑茶の摂取は, 水分だけでなくカルシウム, ビタミンB2, ビタミンC等の摂取においても寄与するものと思惟された。
    なお, 本研究の一部は, 第41回及び第42回日本栄養改善学会で発表した。
  • 川野 因, 植原 吟子, 須田 裕子, 佐藤 文代
    1997 年 55 巻 6 号 p. 327-335
    発行日: 1997/12/01
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    本研究は, 体育系女子大生の運動の継続や起床・就寝時刻の規則性・食習慣・ストレス状態を含む, 様々な生活習慣の違いと, 主観的健康観の実態を把握することを目的に行った。
    対象者は, 体育系女子大学2年生 (A生) 324人と非体育系女子大学2年生 (NA生) 84人である。A生は, 部活動をしている学生 (I群) と部活動をしていない学生 (II群) に分けた。NA生 (III群) はA生の対照とした。その結果, 次のことが明らかになった。
    1) I群・II群はIII群に比べ, 身長・体重・BMIが各々高値を示し, 安静時心拍数は低下した。起床時刻はI群が最も遅く, 平均睡眠時間はI群がII群・III群に比べ長かった。起床・就寝時刻の規則性は3群間に有意な差がみられず, 対象者の65%は不規則な生活を過ごしていた。
    2) I群・II群とIII群の朝食・間食・夕食の摂り方に明らかな違いがみられた。I群・II群はIII群に比べ欠食者が多く, “緑黄色野菜”, “その他の野菜・果物”, “豆・大豆製品” を毎日摂る割合が低下した。
    3) I群とII群の食習慣得点は, III群に比べ有意に低下した。
    4)“下宿生” の占める割合はI群が最も多く, 次いでII群, III群の順であり, “下宿生” は “自宅生” と比較して, より食習慣得点が低く, 起床・就寝時刻がより不規則であった。
    5) 良い健康観は, 起床・就寝時刻の規則性と良い食習慣, 少ないストレスに高い相関を示した。
    以上の結果より, 体育系大学の女子選手が健康を保ち, 高い競技力を獲得するためには, 規則正しい生活習慣の確立と食習慣の見直しが重要であることが示唆された。
    本研究は, 平成7年度日本女子体育大学スポーツ栄養学研究室における卒業研究の一環として実施されたものであり, 木村麻衣子, 門脇美和の両名の協力により, 実施されました。ここに, 心より感謝を申し上げます。
    また, 本研究の一部は第43回日本栄養改善学会 (平成8年9月, 東京) において発表した。
  • 坂本 元子
    1997 年 55 巻 6 号 p. 337-340
    発行日: 1997/12/01
    公開日: 2010/11/26
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