栄養学雑誌
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39 巻 , 1 号
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  • 桑原 丙午生
    1981 年 39 巻 1 号 p. 5-6
    発行日: 1981/01/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
  • 福井 忠孝
    1981 年 39 巻 1 号 p. 7-14
    発行日: 1981/01/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
  • 沖増 哲, 岸田 典子, 赤羽 正之
    1981 年 39 巻 1 号 p. 15-24
    発行日: 1981/01/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    日本人食生活の基本的パターンを模索する目的で, ブラジル在住日系移住老204名 (主婦) について食生活調査を実施した。得られた結果の1部はさきに報告したが, 本報では, 22食品群の摂取量を年代別, 移住年数別, 米の多食・少食別及びパンの多食・少食別に比較検討した結果を報告し, 同時にこれを前回までに報告した結果とあわせて考察した。得られた主な結果は次のとおりである。
    1) 若年者と高齢者とで食品摂取量に相違があり, 若年者ではパン, その他の油脂, 牛肉などのブラジル的食品が, 高齢者では豆腐, しょうゆなどの日本的食品が比較的多く摂取されているが, 両者間の相違は小さい。これは日系人の日本食への根強い執着と同時に, 現地食への適応性を示すものであろう。
    2) 移住後, あまり年数を経過していない移住者の食品摂取量を日本人のそれと比較すると, 日本的食品は減少し, ブラジル的食品は増加している傾向がみられた。しかし, これを移住年数の長短別に検討すると, 年数が長くなるにつれて, 一時は減少していた日本的食品でも増加するものと, さらに減少するものとがあり, また一時は増加していたブラジル的食品でも減少するものと, さらに増加するものとがあって, その変化は流動的で多彩であると考えられる。
    3) 米の摂取量は, 移住年数や年齢と関係なく, パンの摂取量の約1.3倍で, 移住者にとっても, 米は食生活の中心的な食品となっているためと思われる。
    4) 米は日本的及びブラジル的食品と広く結びつき, その多食・少食はパン及びめんの多食・少食と無関係である。
    5) パンの多食・少食も米及びめんの多食・少食と無関係である。しかし, パンの場合は米の場合と異なり, パン多食老群はブラジル式, 少食者群は日本式の食生活パターンを示している。なお, パンの多食・少食は移住年数とは無関係であるが, 年齢とは有意の関係がある。
    このようなことから移住者の食生活は, 日本的なものを根強く継承しながらも, いっぽうではブラジル式のそれもとり入れ, 二重構造を形成している傾向がみられた。この場合, 米があらゆる食品と結びついていることから米は日本人食生活を支えていく中心的役割をもつ食品であると考えられる。
  • 沖増 哲, 赤羽 正之, 岸田 典子, 君羅 満
    1981 年 39 巻 1 号 p. 25-35
    発行日: 1981/01/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    日本人食生活の基本的パターンを模索する目的で, ブラジル在住日系移住者について調査・集録した食品摂取量を18種類の食品群に分類して構造分析を行い, 得られた結果を日本 (神奈川県中井町) における調査結果と比較検討し, 次の諸点を明らかにした。
    1) 食品群別摂取量間の相関行列において, 移住地では, 米に対してみそ, つけ物が, パンに対して砂糖, 緑黄色野菜が有意の正相関を示した。米とパン・めん類との関係では, 中井町では負相関を示したが, 移住地では正相関の傾向が認められた。
    2) 野菜類と他の食品との相関関係から, 野菜料理のレパートリーは移住地の方が狭いと考えられた。
    3) 乳は, 中井町では油脂, 肉等のいわゆる洋風食品と正相関を示すが, 移住地では有意の相関を示す食品はみられなかった。
    4) 各食品に対して有意の正相関を示す食品数は移住地の方が少ない。これは移住者の食生活がバラエティーに乏しく単調であることを示すものと理解された。
    5) 相関行列を因子分析した結果, 第1因子では, つけ物, 魚介類, 米, めん類, 肉, みそ, しょうゆ等に比較的大きい因子負荷量を示し, 第2因子では, 油脂, 肉, 砂糖, 卵, 果実, いも, つけ物に負荷量が高いことが認められた。ここで, 第1因子は日本型食生活を, 第2因子はブラジル型食生活を示し, これらは移住者の食生活における二重構造を示すものと考えた。これに対して, 中井町では, 第1因子は副食対主食を示し, 第2因子は米飯型対パン及びめん類型を示すものと考えられた。
    6) つけ物及び肉は両因子にまたがって広くかなりの負荷量を示している。これは日本型とブラジル型との間で食生活上の相互交流が起こっているものと解釈された。
    7) 調査移住地間の類似率行列をクラスター分析した結果, 移住者の食生活は大きく2つのクラスターに分けられたが, これは地理上の地域区分とは関係がなく, 日本におけるような地域特性は認められなかった。
  • 田村 盈之輔, 新関 嗣郎, 東條 仁美, 森 雅央, 鈴木 秀人
    1981 年 39 巻 1 号 p. 37-45
    発行日: 1981/01/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    オキアミたん白質の人体における栄養価を見るために, 冷凍煮熟オキアミの凍結乾燥粉末を用い, 成人男子5人に投与し, 見掛けの消化吸収率ならびに, 窒素出納指数を卵たん白質のそれらと比較した。各被検者には, オキアミ及び卵たん白質を体重kg当たり1日0.3g及び0.5gをたん白質の少ない基礎食品に添加調理し, 4日間宛投与した。その結果, オキアミたん白質の見掛けの消化吸収率は卵たん白質のそれと有意差が認められなかった。また, 窒素出納指数は, オキアミたん白質では0.546, 卵たん白質では0.612となり, オキアミたん白質の栄養価は卵たん白質の89%であった。
  • 中川 靖枝, 辻 啓介, 辻 悦子, 鈴木 慎次郎
    1981 年 39 巻 1 号 p. 47-58
    発行日: 1981/01/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    しょ糖を糖質源としたコレステロール (Chl) 飼料負荷ラットを用い, Chlの体内分布ならびに排泄に及ぼす各種栄養条件の影響を検討した。
    1) しょ糖-Chl飼料を摂取させたラットの血清, 肝Chl値は, 飼育4日目ですでに著しく上昇することが判明した。
    2) しょ糖はでん粉より血清, 肝Chl値を上昇させたが, 糞へのChlの排泄及び乾燥糞重量は減少した。大腸内容物のChl量には糖質源の差異による影響は認められなかった。
    3) 糖質源と他の食餌因子との交互作用は, 糞Chl量において糖質と脂質の間て認められ, しょ糖を用いると大豆油群がラード群よりChlの排泄が増加し, でん粉を用いるとラード群で増加した。
    4) 脂質源を変えた場合, ラードは大豆油より血清Chl値を上昇させたが, 大腸内容物のChlやChlのみかけの排泄率は大豆油で増加した。
    5) しょ糖-Chl飼料で上昇する血清や肝Chl値はコンニャク精粉 (Kf) の添加により抑制され, 特に肝臓において顕著であった。また, でん粉-Chl飼料でもKfにより同様の結果が得られた。糞のChlはKfの添加により減少したが, 大腸内腔に貯留しているChlは著しく増加した。
    6) 血清と肝Chl値は飼料中脂質源とKlfの有無により多様なレスポンスを示した。
    7) しょ糖-Chl飼料は, 血清, 肝Chlのプールサイズや糞へのChl排泄量を変動させたが, カーカスのChl量にはChlと胆汁酸塩負荷の影響はまったく観察されなかった。でん粉を糖質源としても同様であり, また脂質源を変えあるいはKfの添加でも同様な結果を示した。
  • 井上 太郎
    1981 年 39 巻 1 号 p. 63-64
    発行日: 1981/01/25
    公開日: 2010/10/29
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  • 中川 一郎
    1981 年 39 巻 1 号 p. 64-69
    発行日: 1981/01/25
    公開日: 2010/10/29
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