栄養学雑誌
Online ISSN : 1883-7921
Print ISSN : 0021-5147
ISSN-L : 0021-5147
44 巻 , 4 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 日野 秀逸
    1986 年 44 巻 4 号 p. 171-178
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 森 成子, 斎藤 憲, 吉岡 美子
    1986 年 44 巻 4 号 p. 179-190
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    昭和56年4月から昭和57年3月までの1年間を春季 (6月), 夏季 (8月), 秋季 (11月), 冬季 (2月) の季節に分け, 各月の第2~3週の平日連続3日間, 岩手県胆沢郡金ヶ崎町下永沢地区に居住する婦人35名を対象に摂取栄養素量, 食品群別摂取量を調査し, 次の結果を得た。
    1) 栄養素等摂取量の年間平均値を栄養所要量と比較すると, ほとんどの栄養素が90%以上の充足率を示したが, 動物性脂質および鉄は75~79%の充足状況であった。また, たん白質, 脂質, 糖質の各エネルギー比は, 13.3%, 19.5%, 67.2%であった。
    2) 個人別季節別栄養素等摂取量の充足状況をみると, 50%以上不足している栄養素は夏季に多く, 鉄・ビタミンA・ビタミンB1で, 秋季は鉄, 冬季はたん白質であった。
    3) 栄養素等摂取量の季節間比較では, 有意差のあった栄養素は, たん白質・鉄・ビタミンCで, たん白質とビタミンCは冬季に低く, 鉄は夏季と秋季に低値であった。
    4) 季節別栄養素等摂取量の変動係数を女子大生と比較すると, 全体的に大きく, 小さい栄養素は, 夏季・秋季の鉄, 秋季・冬季のビタミンB2・ビタミンCであった。
    5) 食品群の摂取状況は, 高居らの食糧構成例との比較で不足している食品群は, 油脂類 (33.3%), いも類 (67.3%), 緑黄色野菜類 (70.9%), 獣鳥肉類 (77.8%) であった。
    6) 食品群摂取量の季節別の比較では, 春季は果実類・淡色野菜類, 夏季は緑黄色野菜類・卵類が少なく, 特に秋季に少ない食品群が多かった。
    7) 季節別食品群摂取量の変動係数を女子大生と比較すると, 魚介類・味噌・その他の野菜類を除いた他の食品群で大きく, 特に夏季の大豆製品・緑黄色野菜類・果実類が大きく, 唯一の小さい食品群は藻類であった。
  • 斎藤 憲, 森 成子, 吉岡 美子
    1986 年 44 巻 4 号 p. 191-201
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    岩手県胆沢郡金ヶ崎町下永沢地区の農村婦人35名について, 春季 (6月), 夏季 (8月), 秋季 (11月) および冬季 (2月) の4回, Ht, Hb, Total-cho, HDL-cho および動脈硬化指数を測定し, 季節変動を検討した。
    さらに, 夏季のHt, Hb値から対象者を貧血者群と正常者群に分け, 体重kg当たりの栄養素等摂取量 (エネルギー, たん白質, 動物性たん白質, 鉄, ビタミンC), 赤血球系諸値 (Ht, Hb) について, 両群間および季節別変動を比較し, 次の結果を得た。
    1) 季節差のあった血液諸性状は, Ht, Hb, HDL-cho および動脈硬化指数であった。Ht, Hbは夏季に低下し, HDL-cho は秋季から冬季にかけて高値となり, 動脈硬化指数は低値を示した。
    2) 貧血者・正常者群間において, 有意差を認めた栄養素はたん白質のみで, 夏季において正常者群が少ない摂取であった。
    3) 貧血者・正常者群別, 季節別栄養素等摂取量は, たん白質, ビタミンCが両群とも冬季において少なかった。
    4) 貧血者群の赤血球系諸値は, 季節変動が認められなかったが, どの季節とも正常者群と比較して有意な低値を示した。一方, 正常者群は夏季に低下するが, 秋・冬季は上昇した。
    5) 貧血者群の赤血球系諸値が, 農閑期においても低値のままだった要因として, 貧血者群の世帯当たり耕地面積が非貧血者のそれと比べ有意に大きいことがあげられ, 夏季における労働過重がその一因として示唆された。
  • 上原 万里子, 遠藤 幸江, 鈴木 和春, 五島 孜郎
    1986 年 44 巻 4 号 p. 203-208
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    鶏卵投与が鉄欠乏状態にどのような影響を及ぼすか, カゼインとの比較検討を行った。
    その結果, 鉄欠乏カゼイン群に比べ, 5%全卵粉添加群のHb値低下は遅延し, 肝臓, 心臓, 脾臓の重量は対照食群に近づいた。また, キサンチンオキシダーゼ活性は低下傾向を示し, ウレートオキシダーゼ活性も肝中Cu濃度とともに低下するなど鶏卵投与は貧血状態の生体に対して効果的であった。
  • 殿塚 婦美子, 三好 恵子, 谷 武子, 笹島 道雄
    1986 年 44 巻 4 号 p. 209-216
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    本学内集団給食において, 短期大学1年生98名を対象に, 26日間にわたる集団給食実施日の給食献立について, 喫食時に質問調査を行い, 次の結果を得た。
    1) 質問調査は, 給食献立別, 料理別に, 分量, 調味, 塩味, 料理のできばえ (外観), 料理の味, 嗜好 (料理の), 食べた量について, それぞれ5段階評価の方法で調査を行った。
    また, これらの個別7項目を総合化した形の評価を行うため, 献立としての料理の組み合わせの適, 不適の状況, および食事としての満足度について, それぞれ5段階別の質問調査を行った。
    2) 給食献立別, 料理別にみた総合評価項目としての食事についての満足度は, 料理の味 (おいしさ), 嗜好, 料理のできばえと高い相関関係が認められた。また, 分量も満足度を左右する重要な要因であることが明らかになった。
    3) 献立内容と満足度との関係についてみると, 洋風献立は和風, 中華風献立より満足度が高く, 主食では米飯の満足度は低く, パン (バターロール), めん献立の満足度が高かった。主菜の調理法では, 焼き物, 揚げ物が高い満足度を得た。主菜が魚の献立の満足度は低かったが, 魚でも調理法により満足度は異なり, 焼き物, 揚げ物の満足度は高かった。
    4) 前記の喫食時の質問調査とは別に, 学生に対し, 満足する食事の条件についての意識調査を行った。食事として満足する条件として, 食事の量, 味, 質, 栄養のバランス, 嗜好, 献立の変化の6項目をあげて, その順位をたずねたところ, 食事の味 (おいしさ), 嗜好が高位にあげられ, 喫食時に行った給食の満足度の要因と一致していた。
    5) 対象学生の食生活についての関心度を, 関心が高い, まあまあ気を使う, 普通, あまり気を使わないの別に調査したところ, 関心が高いは10.4%にすぎず, 食生活への関心度は低調であった。
    学生の自宅通学, 下宿, 自炊等の別に, 食生活への関心度と食事としての満足度の評価を行ったが, 有意な関係は認められなかった。
  • 萩原 清和, 津田 明子, 市川 富夫
    1986 年 44 巻 4 号 p. 217-220
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    Adrenoleukodystrophy (ALD) は広範な脳白質の脱髄と副腎皮質細胞の膨大をみる遺伝性疾患で, 種々の神経症状ならびに副腎皮質機能の低下を発現する。病因は明らかでないが, 飽和脂肪酸, 特に hexacosanoic acid (C26:0) が蓄積することが特徴である。
    ALDにおける長鎖脂肪酸の蓄積は, 内的および外的因子が考えられるが, 外的因子としての食事中の長鎖脂肪酸の含量を知ることは, ALD患者の治療にとって重要なことである。
    長鎖脂肪酸制限食調製のために個々の食品についてC26:0脂肪酸含量が最近報告されたが, 我が国ではそのような報告はみられない。
    そこで, 実際に治療に用いられている長鎖脂肪酸制限食7日分を分析し, C26:0脂肪酸含量を測定した。その結果, C26:0脂肪酸含量が3mg/日以下の目的は十分に達成していたことがわかった。
    調理に用いられる油脂類や乳肉類, 野菜類, 種実類, 果物類に注意すれば, ALD患者のためのC26:0脂肪酸制限食の目標は達成可能と思われる。
  • 高居 百合子
    1986 年 44 巻 4 号 p. 221-226
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
feedback
Top