栄養学雑誌
Online ISSN : 1883-7921
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54 巻, 4 号
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  • 最近の考え方と問題点
    江崎 治
    1996 年 54 巻 4 号 p. 231-242
    発行日: 1996/08/01
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
  • 鷲見 裕子, 田中 治夫, 田村 征男, 宮部 正樹
    1996 年 54 巻 4 号 p. 243-250
    発行日: 1996/08/01
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    学校給食の無機質摂取の実態を知る目的で, 愛知県下の小学校で実施された72食の学校給食中の無機質含有量を測定し, 設定した基準値から, 摂取状況を比較・検討した。1) 各無機質の含有量は, Naは1, 326mg, Kは780mg, Feは2.61mg, Caは340mg, Pは404mg, Mgは79mg, Cnは0.29mg, Mnは0.93mg, Zpは2.86mgであった。2) Ca, Na, Pは基準値を充足していたが, 他の無機質の充足率は低く, 特にCuは50%の充足率であった。3) 主食の違いにより, 無機質含有量に差がみられた。KとPはパン食で, MnとZnは米食で多かった。4) 調理方式の違いでは, Naは自校方式で多かったが, 他の無機質の含有量は差が認められなかった。
  • 細谷 圭助, 倉盛 三知代
    1996 年 54 巻 4 号 p. 251-258
    発行日: 1996/08/01
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    和歌山市内の公立小学校7校の1-6年生1, 753人 (男子885人, 女子868人) とその親を対象に, 小学生の野菜摂取に影響する諸要因について調査し検討した。
    1) 緑黄色野菜を毎日摂取すると答えた児童は, 男女各々33.1%及び37.2%であり, 女子のほうが男子より高かった。また, 農業や漁業地域で低く, 商業地域で高かった。
    2) 緑黄色野菜の摂取頻度の高い児童は低い児童に比べ, 規則正しい生活習慣をもつ者や各種食品の摂取頻度の高い者及び食意識の高い者が多かった。
    3) 緑黄色野菜の摂取頻度の低い児童ほど野菜嫌いが多く, その原因は主に味であるが, 嫌いな野菜でも各々に応じた調理法を工夫すれば食べられるようになると答えた。
    4) 子どもの偏食に対し, 食べやすいように調理を工夫すると答えた親は43.3%, 特に注意もしないと答えた親は9.3%であった。調理を工夫する親は他の親に比べ, 緑黄色野菜摂取の必要性の認識が高く, 緑黄色野菜の摂取頻度も高かった
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