栄養学雑誌
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35 巻 , 4 号
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  • 坂本 清, 後藤 敏子
    1977 年 35 巻 4 号 p. 167-174
    発行日: 1977/07/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    大豆たん白濃縮物 (SPC) とすけそうだら冷凍すり身 (FM) について, 単独および両者の混合物のたん白質栄養価を多面的に検討した。さらに両老の実際の混合加工を試み, ハンバーグステーキ, かまぼこを調製してその官能試験, 物性試験を行なった。
    1) SPCはFMに比べで含硫アミノ酸の含量が低く, 両者を混合することによりたん白質栄養価を示す諸スコアが向上した。
    2) シロネズミ成長試験の結果, SPC飼料群はFM飼料群に比べて成長が劣るが, メチオニン添加SPC飼料群, およびFM・SPC混合物飼料群でFMは飼料群に近い良好なPERが得られた。
    3) SPC飼料群シロネズミの血しょう遊離アミノ酸については, 含硫アミノ酸の値がFM飼料群に比べて低かったが, FM・SPC混合物飼料群ではこの値が上昇した。
    4) Single time 飼育後のシロネズミでは, 血中尿素態窒素濃度がSPC飼料群でFM飼料群より高く, FM・SPC混合物飼料群ではその中間の値を示した。
    5) FM・SPC混合物 (5:5) を材料としたハンバーグステーキは官能試験, 物性試験のいずれについてもFMのみのハンバーグステーキより優っていた。
    6) FM・SPC混合物 (3:97) を材料としたかまぼこは官能試験, 物性試験の結果, FMのみを材料としたかまぼこに類似し良好な結果が得られた。
  • 印南 敏, 中村 敦子, 加藤 勝重, 小野 悟, 宮崎 基嘉, 永山 スミ子, 西出 英一
    1977 年 35 巻 4 号 p. 175-181
    発行日: 1977/07/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    PCBの毒性と水溶性ビタミンとの関係を検討する目的で, 幼若シロネズミを用いて成長試験, 肝臓肥大の程度, 血清リン脂質の増加の程度を調べるほか, 一部の研究においては肝臓V. B1含量についても測定した結果を要約すると次の通りである。
    1) V. B1欠乏ネズミにPCBを没与すると, 著しい成長減退が起こるが, このような状態のネズミにV. B1を添加すると, 速やかに成長は快復するものの, あらかじめV. B1を正常に含む飼料にPCBを添加したいわゆる0.1%PCB群の成長には追いつかなかった。この群の成長に追いつくためにはさらにV. Aの添加を必要とすることが判明した。
    2) PCB投与により肝臓のV. B1含量は単位重量当りにしても, 全肝臓当りにしても有意に減少するが, 体重100g当りの肝臓重量に換算すると, 差は認められなかった。
    3) V. B6欠乏ネズミにPCBを投与すると, 著しい成長抑制が現われ, PCBの毒性の強まることを認めた。正常レベル以上にさらにV. B6を添加してもPCBによる成長抑制に対して改善効果を示さず, また肝臓肥大, 血清リン脂質の増加を抑制する効果もみられなかった。
    4) ナイアシン不足, あるいはトリプトファン, ナイアシン不足の場合, 今回のような実験条件下ではPCBの毒性に対してなんら影響を与えなかった。
  • 江指 隆年, 鈴木 和男, 高橋 誠司, 鈴江 緑衣郎, 中村 敦子, 印南 敏
    1977 年 35 巻 4 号 p. 183-192
    発行日: 1977/07/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    ラットの摂食リズムに及ぼす飼料カゼインレベル, トリプトファン添加, メラトニン注射および連続暗黒飼育の影響について実験し, 以下のごとき結果を得た。
    1) 1日12時間点灯 (午前7時~午後7時), 12時間消灯の正常明暗条件下で飼育したラットは, 1日の総摂食量の80~90%を夜間, 消灯時間帯に摂食した。しかし, 点灯時間中の4時間に18%近くを摂食した個体もあった。
    2) 消灯時間帯中の摂食量パーセントの合計は, 飼料カゼイン含量が9あるいは27%の場合, 正常明暗群, 連続暗黒群ともに, 飼料力ぜイン含量による差を認めなかった。しかし摂食量のピークは27%カぜイン食群に早く到来した。
    3) 連続暗黒飼育20日後も明確な摂食リズムが存続した。しかし, 消灯時間帯に相当する午後7時~午前7時までの摂食量パーセントの合計は正常明暗群より低下しており, 摂食リズムの移動あるいは平坦化が示された。この傾向は, 成熟ラット (6カ月齢) に比較して幼若ラット (6週齢) にとくに強く表われた。
    4) メラトニン (500μg/日小ラット皮下投与) あるいは, 9および27%カぜイン食飼料に添加した0.2%のトリプトファンは, ラットの摂食リズムに影響を与えなかった。
  • 1977 年 35 巻 4 号 p. 192a
    発行日: 1977年
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
  • 1977 年 35 巻 4 号 p. 192b
    発行日: 1977年
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
  • 力石 サダ, 鈴江 緑衣郎
    1977 年 35 巻 4 号 p. 193-197
    発行日: 1977/07/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    アフラトキシン投与によるビタミンA欠乏症状発生の原因を追求するため, β-カロチンからビタミンAへの転換に及ぼすアフラトキシンの影響と, 肝臓内でのビタミンA代謝に与かる肝ミクロソーム酸化酵素系の誘導に及ぼすアフラトキシンの影響について実験を行なった。ビタミンA欠乏ラットにβ-カロチンを投与すれば体重の回復が起こり, 肝臓内のビタミンA量も増加するが, β-カロチンとアフラトキシン同時投与では体重は減少を続け, 肝臓内のビタミンA量も少なかった。以上のことからβ-カロチンからビタミンAへの転換はアフラトキシンで抑えられることがわかった。またビタミンA代謝作用がある肝ミクロソーム酸化酵素系はその律速酵素であるNADPH-Cytochrome C reductase 活性および, 電子伝達系構成たん白質であるP-450はともにアフラトキシンにより増加し, その結果アフラトキシン投与によりビタミンAの代謝能力も増加することがわかった。
  • 小畠 義樹, 岩谷 昌子, 田村 盈之輔
    1977 年 35 巻 4 号 p. 199-204
    発行日: 1977/07/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    たん白質レベルの異なった飼料を摂取したラット小腸からのアミノ酸吸収速度の相違を比較した。in vitro での反転小腸からのヒスチジンの active transport は腸管重量当りで比較すると, 無たん白質飼料群の方が5%, 20%カぜイン飼料群より高かつた。また, 18種のアミノ酸等モル混合物からの各アミノ酸の transport についてもヒスチジンの場合と似た傾向を示した。in vivo での小腸環流法によっても, アミノ酸混合物からそれぞれのアミノ酸の吸収速度は互いに異なっていたが, この場合も無たん白質群の方が20%カゼイン群より腸管重量当りの吸収は速かった。しかし, 全小腸当りでみると, 吸収はほぼ等しくなった。
  • 小森 ノイ
    1977 年 35 巻 4 号 p. 205-214
    発行日: 1977/07/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
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