栄養学雑誌
Online ISSN : 1883-7921
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48 巻 , 1 号
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  • 鈴江 緑衣郎
    1990 年 48 巻 1 号 p. 3-9
    発行日: 1990年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 北野 直子, 北野 隆雄, 稲岡 司, 上野 達郎, 永野 恵, 木場 冨喜, 二塚 信, 野村 茂
    1990 年 48 巻 1 号 p. 11-21
    発行日: 1990年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    食生活・生活習慣が異なると思われる近郊農業地区 (A), 林業地区 (B), 漁業地区 (C) の3地区の小・中学生1,823人を対象に, 身長計測, 血液性状, 質問紙による食習慣・生活習慣等の調査を行い, 肥満と血液性状, 食・生活習慣との関連を検討した。
    1) 身体計測値では, 男子は小・中学生を通して身長, 体重, 体脂肪割合にA地区で高値, B地区で低値の傾向がみられた。女子では小学生で身長, 体重, 体脂肪割合にA地区が高値の傾向にあったが, 中学生になると体脂肪割合に地域差が認められなくなった。
    2) 年齢影響を除いた場合, 体脂肪割合は, 身長と有意な負の偏相関を示し, 体重, 上腕囲と有意な正の偏相関を示したが, 血圧, 血液性状とは有意な関連を示さなかった。
    3) 食品摂取頻度の項目を因子分析した結果, 第1因子は食品摂取の多寡あるいはバランスの因子と考えられ, 第2因子は間食因子と考えられた。第1因子の因子得点は男子では肥満者が非肥満者より高く, 女子では逆に肥満者が非肥満者より低かった。第2因子の因子得点は両性とも肥満者のほうが非肥満者より低かった。
    4) 食事と生活習慣の項目を因子分析した結果, 第1因子は生活の規則性の因子, 第2因子は体調の因子と考えられた。第1因子の因子得点は, 両性において小学生では肥満者のほうが非肥満者より高かったが, 中学生ではその傾向はみられなかった。第2因子の因子得点は非肥満者のほうが高い傾向にあった。
  • 松平 敏子, 奥田 豊子, 三好 弘子, 尾井 百合子, 平井 和子, 星野 英子, 小石 秀夫
    1990 年 48 巻 1 号 p. 23-36
    発行日: 1990年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    1984年5月から1985年5月までの間, 大阪市の児童福祉施設 (養護施設) で生活する6歳から15歳までの121人の健康な児童・生徒の身体状態を, 1984年8月にはそのうちの106人の食物摂取状態を調査し, 栄養摂取と成長との関係について検討した。結果は次のとおりである。
    1) 身長と体重では, 10歳・11歳の男子と9~12歳・14歳の女子以外は大阪市平均よりも有意に下回っていたが, これに反し, 身長・体重の増加率は, 大阪市平均に比較して有意差は認められないか, または有意に上回っている階層もあった。
    2) エネルギーとたん白質の摂取量は, 所要量に対し, 9~15歳の女子は下回っていたが, その他の児童・生徒は十分であった。動物性たん白質比率は54~61%, 脂質エネルギー比率は26~32%であった。
    以上の結果は, 一部の対象者の栄養摂取量が所要量より下回っていたが, 身体発育は良好であったので, 食物摂取状況は発育には問題を生じなかったことを示していた。
  • 佐藤 文子
    1990 年 48 巻 1 号 p. 37-43
    発行日: 1990年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    自校方式, センター方式で作られた学校給食を比較するために, Ca, P, Fe, Na, Kを定量し, 次のことを認めた。
    1) カルシウム及びリン: 自校方式における1食の合計では, Ca実測値は計算値をわずかに上回ったが, 基準量290mgを米飯給食日は満たしておらず, パン給食日に比べて約200mg少なかった。センター方式においては, 実測値でパン食, 米食, めん給食ともに基準量を上回ったが, 各献立によって計算値と実測値間に差がみられた。加工食品の利用が多いので, それがばらつきの原因のようである。自校方式, センター方式ともにCa含量はパン食より, 米食, めん食に少なかった。牛乳, 乳製品がCa含量の大きな位置を占めていた。Ca/Pは0.4~0.8の範囲で自校式, センター方式ともに差がみられず, Pが多かった。
    2) 鉄: Feの基準量は1人1食当たり3.2mgとされているが, 自校方式の場合, 米食が基準量を下回っていた。センター方式のほうが平均して多かったが, 両者とも日によってばらつきがあった。
    3) ナトリウム及びカリウム: 自校方式では, Naはめん食の場合主食に多く, パン食や米食は副食中に多かった。センター方式では, パン食は自校方式と1食の合計であまり差がなかったが, 米食, めん食では自校方式よりかなり多かった。特に, 米食の主食と副食, めん食の主食に多いのが目立った。大量調理による加工食品の利用や調味料が要因と考えられる。Na (mg)/K (mg) は, 6日中1日 (自校方式の米食日) を除いてNaのほうが多くなっていた。
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