栄養学雑誌
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52 巻 , 2 号
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  • 柳田 晃良
    1994 年 52 巻 2 号 p. 43-54
    発行日: 1994年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 八木 佐和子, 川手 亮三
    1994 年 52 巻 2 号 p. 55-67
    発行日: 1994年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    栄養指導後の評価法について検討をするために, 食事療法のみの外来糖尿病患者 (n=60) の実践度テスト, 知識・理解度テスト, 性格・意欲自己診断の成績を用いて, 数量化I類により解析を行った結果, 次のような成績を得た。
    1) 指導後の実践度がΔHbA1cに寄与する度合いは, スコアのレンジで“食べ物の計量”1.657,“食べた物の記録”1.454と大きく, これらのアイテムが実践度の評価に有用であることが確認された。
    2) 糖尿病についての知識・理解度が実践度に寄与する度合いは, 重相関係数0.240と総体に小さかったが, その中で“糖尿病の合併症”のアイテムのスコアのレンジが1.349で, 最も大きく実践度に寄与していた。
    3) 食事療法についての知識・理解度が実践度に寄与する度合いは, スコアのレンジで“等エネルギーの食品重量”3.921,“食品群の分類”2.610,“1日に摂取すべき副食の量”2.375の順に大きく, これらのアイテムが知識・理解度の評価事項としても, 指導内容としても有用であることが確認された。
    4) 性格・意欲自己診断の成績が実践度に寄与する度合いは, スコアのレンジで“合併症に対する不安”3.490,“飲食を断わることができる”3.271,“体や病気に特に留意”2.272の順に大きかったが, このうち“飲食を断ることができる”のアイテムが, 性格・意欲の度合いを評価するために最も有用であると考えられた。
  • 甲田 道子, 武藤 芳照, 宮下 充正
    1994 年 52 巻 2 号 p. 69-74
    発行日: 1994年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    20歳以上の一般男性1,161人 (40.0±11.4歳, 20~77歳), 女性1,596人 (40.0±10.9歳, 20~73歳) を対象として, 皮下脂肪厚と Body Mass Index (BMI) を組み合わせた指標と, 成人病危険因子 (血圧, 血中中性脂肪値, 血糖値) との関連を調べた。
    肥満の基準値 (皮下脂肪厚では男性35mm, 女性45mm以上は肥満, BMIでは男女とも25以上は過体重) を参考にして分布を4分割した。その結果, 非肥満・過体重群には10.8%の男性, 2.9%の女性がそれぞれ割り当てられ, 男性の割合は女性の3.7倍であった。逆に肥満・非過体重群では男性6.3%, 女性14.4%で, 女性の割合は男性の2.3倍であった。また, 肥満・過体重群は男性13.9%, 女性14.9%, 非肥満・非過体重群は男性69.0%, 女性67.8%でそれぞれ男女差はみられなかった。
    成人病危険因子に関しては, 血圧は収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上を, 血中中性脂肪値は150mg/dl以上, 血糖値は110mg/dl以上をそれぞれ異常値と判定した。各群における異常値を呈した人たちの出現率を比較した結果, いずれの因子においても非肥満・非過体重群では出現率が低く, 逆に肥満・過体重群では出現率が高かった。次に, 皮下脂肪厚で非肥満と判定された2つの群を比較すると, 過体重と判定された群は非過体重と判定された群に比べて, 異常値を呈する人たちの出現率は高かった。また, 非過体重と判定された2つの群では, 肥満と判定された群のほうが非肥満と判定された群よりも成人病危険因子の異常値の出現率は高かった。
    成人の身体特性から成人病危険因子の有無を類推するには, 皮下脂肪厚とBMIを組み合わせて行うのが適切であると考えられる。
  • 今井 克己, 増田 隆, 小宮 秀一
    1994 年 52 巻 2 号 p. 75-82
    発行日: 1994年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    本研究は,「青年期女子の“やせ”に関する健康科学的研究」の第1報として, 261人の青年期女子を対象に, 体型の誤認識と“やせ志向”の実態をアンケート法によって検討した。
    結果は, 次のように要約できる。
    1) 対象者の平均身長と平均体重は, それぞれ158.3cmと50.7kgで, ともに平成2年度19歳女子の全国平均値との間に有意な差は認められなかった。BMIの平均値は20.2であった。
    2) 理想身長の平均値は160.7cmであり, この値は同世代の全国平均値より有意 (p<0.001) に高く, 理想体重の平均値は47.7kgで, これは全国平均値より有意 (p<0.001) に低い値であった。
    3) 自己の体重を“普通”であると評価した者は35.2%であり,“やせ”であると評価した者はわずか6.5%に過ぎず, 自己の体重を肥満傾向にあると評価した者が58.2%もみられた。
    4)“太りぎみ”と自己評価した者の95.2%及び“太り過ぎ”と自己評価した者の85.4%は過大評価であった。
    5) 体重の調節志向は,“やせ志向”が圧倒的に多く74.3%であり,“現状維持”が23.4%,“太りたい”志向はわずか2.3%に過ぎなかった。
    6) 自己の体型に対する不安度は,“やせたい”群が最も高い値を示した。
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